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47都道府県を制覇した遠征型ラヲタが語る、ラーメンの最新トレンド
47都道府県を制覇した遠征型ラヲタが語る、ラーメンの最新トレンド

47都道府県を制覇した遠征型ラヲタが語る、ラーメンの最新トレンド

最終更新日 : 2016/07/21

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メシコレ編集部
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カレーやラーメン、餃子に大衆酒場など、様々なグルメジャンルに特化して食べ歩きをされている著名ブロガーがキュレーターとなり、選りすぐりのグルメ情報を毎日お届けしている「メシコレ」。今回はキュレーターの皆さんの食べ歩き事情やグルメトレンドに迫るインタビュー企画として、ラーメンの食べ歩きを全国47都道府県踏破し、ラーメンを通して地域社会貢献に携わる活動もされている尼崎のおおさかさん(以下、おおさかさん)にお話を伺いました。

年間平均500杯ものラーメンを食し、美味しいところなら遠くても何度でも足を運ぶという、自称”遠征型リピーター”のおおさかさん。今回は、関西をはじめ地方エリアのラーメン事情から、ラーメンを通しておおさかさんが行っている様々な地域貢献活動について迫ります。

”論文が書けるほど天下一品を極めた”ことがきっかけに

●まずは、おおさかさんが食べ歩きを始めたきっかけを教えてください。

僕がまだ20歳くらいの時、実家の裏に天下一品ができたんですよ。当時は若かったので、お昼に天下一品でラーメンを食べて、夜中にお腹が減ってまた食べたりと、週に1杯は必ず天下一品で食べていましたね。多い時には週に10杯くらい食べていました(笑)。

次第にラー油や辛子ニンニクのトッピングを楽しむようになり、さらにそれでは物足りなくなってきて、唐揚げ定食に付いているキャベツや唐揚げまで、ラーメンに入れて食べるようになりました。今で言う、いわゆる味変ですね。

その頃は大学に行っていましたが、自分の中では論文を書けるくらい天下一品を極めました。例えば、ラーメンに乗っているチャーシューが薄くてペラペラなのは、チャーシューがラーメンの味を邪魔せずバランスを取ってるからってこととか。その後は、天下一品以外のラーメンも食べたくなり、色々なお店を食べ歩くようになりました。

●天下一品だけで論文が書けるとはすごいです!確かラーメン官僚こと田中一明さんも兵庫県の芦屋のご出身ですが、同じく天下一品がきっかけだったと伺いました。具体的にブログを始めたのはいつ頃ですか?

ブログを始めたのは、3~4年前からですね。それまでも食べ歩いていましたが、写真も文章も一切残していませんでした。ある時、よく行くラーメン屋の店主さんたちに、そんなにラーメンを食べているのなら、ブログでも書けばいいのにって言われまして。大好きなラーメン屋さんが沢山の人に知ってもらえるなら・・・と思って始めました。

日本ブログ村というブログ総合サイトにブログランキングというのがあるんですが、そこのラーメン部門で2012年の1年間、連続1位にもなったんですよ。でも、ランキングで1位をキープするのが目的じゃないし、当然ディスるためでもない。何か思ったときは直接言いますから。美味しい、美味しくないは主観的なものですが、結局自分が美味しいと思ったものを知ってもらいたいだけなんですよね。

美味しければ何度でも足を運ぶ!遠征型リピーター

●ブログランキングで連続1位をキープしたというのもすごい記録ですね!どのくらいの頻度で食べ歩きされていますか?

私の場合、年に360日、ほぼ毎日外食しています。外食しないのは家族の誕生日くらいです(笑)。ブログを始めた当初は面白くて、次第にアクセスも増えていき、使命感に駆られて1日に何度も更新したりしていたので、一番多い時で年間1000杯以上、一月に最高120杯は食べていました。最近は落ち着いてきて、年間で平均500杯前後というところでしょうか。

ラーメンヲタクの中でも新しいお店ばかり行くコレクターさんと、同じお店に何度も行くリピーターさんがいると思いますが、僕はどちらかと言うと遠くても同じお店に何度も足を運んで食べに行く、いわゆる遠征型リピーターです。これはラーメンではないですが、例えば山形の『腰掛庵』という和菓子屋の「いちごわらび」が、旬の時期に限定販売されているんです。それがかなり絶品で、この1年半のうちに合計4回も足を運びました。ラーメンに限ったことではなく、元々食べることが好きなんですよね。イタリアンやフレンチ、そばやうどん、パスタなどの麺類も好きですし、かき氷など基本的にスイーツも大好きです。

今、関西でアツい!ブクブク泡系の鶏白湯

●おおさかさんは全国各地を食べ歩いていらっしゃいますが、関西で最近増えているお店の特徴や、今アツいのはどういったお店でしょうか?

そうですね。『とみ田』、『六厘社』や『豚骨一燈』など、いわゆる関東発信の豚骨魚介系などが全国に広がった時期がありましたが、それが落ち着いてきていますよね。関西では、鶏白湯が流行ったり廃ったりを繰り返していますが、そんな中で今、ただの鶏白湯ではない泡系の鶏白湯が増えてきています。2015年、関西では泡系がどんどん増えてきて、京都の『俺のラーメンあっぱれ屋』を軸として、それに続く形で新潟の『荒川らーめん魂あしら』や『小太喜屋(こたきや)』、奈良の『みつ葉』など、ブクブクっとしたカプチーノみたいな泡系ラーメンが全国的に増えてきているかなと思います。

その他で今アツいお店と言えば、湯河原の『飯田商店』や、『らぁ麺・やまぐち』、名古屋の『らぁ麺・紫陽花』など、いわゆる『69'N'ROLLONE(ロックンロールワン)』の嶋崎店主オマージュなお店が増えているように思います。

●ちなみに今、個人的に注目しているお店があれば教えてください。

神戸の『つけ麺・繁田』はいいですね。3年ほど前に兵庫県の三木市で始めて、その後神戸市に移転してきたフレッシュなお店ですが、自家製麺でやっていて、豚骨魚介を本当に愚直に表現しているんですよ。旨みの出し方などもすごく良くて、王道をちゃんとしているなって思います。遠くからでも食べに行ってほしいなと思うお店です。

47都道府県を制覇した遠征型ラヲタが語る、ラーメンの最新トレンド

▼おおさかさんに紹介いただいた「鶏白湯」の記事を読む▼
ラーメン通が厳選!大阪で外せない絶対おすすめの鶏白湯6選
https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/6815/

注目は常に”ラーメン大国”山形をはじめ新潟や福島

●関西地区以外の地方エリアではどういった傾向がありますか?

地方では、特に関東甲信越から東北にかけて、新潟、群馬、栃木、茨城、そして東北の6県と北海道などに注目しています。東北は単純に、人も味も雰囲気も最高ですね。私自身が阪神大震災で被災しているんですが、それもあって、特に新潟や福島など、同じように被災した地域に行ってラーメンを食べることで、ボランティアと同じくらいの社会貢献になればいいなと思っています。

地方の中でもトレンドとは関係なく常に注目しているのは”ラーメン大国”と呼ばれる山形県で、他の追随を許さないほどです。順位付けすると北海道や福岡だと言う人もいますが、私は山形をはじめ新潟や栃木だと思いますね。関西で立ち食いうどんや立ち食いそばがあるように、山形では朝からラーメンを食べるんですよ。メシコレでも紹介したように、「冷やしラーメン」も実は山形が発祥地なんです。皆さんにも一度は行ってほしいですね。

●山形はラーメン大国というのは意外な感じがしますね!他の県で注目されるような特徴のあるお店はありますか?

例えば福島では、地域を盛り上げていこうと同人サークルとラーメン店がコラボした「福島ラーメン組っ!獅子奮迅隊」というものがありまして、鶏白湯ラーメンが盛り上がっています。先日、福島市にある『たなつもの食堂』というところに食べに行ったんです。ここはお酒も置いていて完全にバーのような雰囲気なのですが、すごく重みのあるフレッシュで美味しい鶏白湯ラーメンを出すんですよ。これにはびっくりしましたね。

それから新潟には、濃厚味噌ラーメンがありますが、これ、わざと濃い味噌ラーメンが出てくるんですよ。それで、濃いだろうからって薄めるための割りスープを付けてくれるんですよね。やっぱりラーメンの多い県、エリアではそれだけ楽しめます。今注目、というよりも常に注目していますね。

47都道府県を制覇した遠征型ラヲタが語る、ラーメンの最新トレンド

▼おおさかさんに紹介いただいた「山形のまとめ記事」を読む▼
ラーメン大国・山形を徹底解剖!マニア厳選のおすすめ9軒+α
https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/8643/

食べ歩きの延長線上に地域貢献あり

●おおさかさんは、ラーメンを通して地域社会貢献に携わるという活動をされていますが、2016年の尼崎市の市制100周年に向けての活動について教えてください。

2年ほど前に、知人から市制100周年になるから何か手伝ってほしいという声がかかりまして。僕は建築関係が本業ですが、市からも、そちらではなく人脈もある”食”の方でいきましょうか、となりまして(笑)。

それで”食”のイベントをやろうと考えて始まったのが、9月に行う「食の祭典 尼が咲く2016」です。若者へのチャレンジ推進バックアップや、地域貢献・活性化を目的として、「尼」の魅力を感じてもらうきっかけになればということで様々な取り組みを予定しています。

中でも4月から実施している「岡崎100周年八丁味噌リレー」では、岡崎市の特産品である八丁味噌を同じく100周年を迎える尼崎市でPRできないかと考えて。八丁味噌を使った料理を協力してくれる12店舗で1週間ごとにリレー形式で、例えば今週はラーメン、次はうどん、その次は串カツと12週間にわたって八丁味噌を使った様々な料理が楽しめるという企画なんです。
岡崎で、また尼崎で岡崎出身の人がそれぞれ懐かしんで食べてもらえるし、喜んでもらえるのではないかと思います。それに、今流行の”ふるさと納税”にも繋がるかもしれないですしね。地域活性に繋がることと、日本の古き良き調味料を知ってもらえるきっかけになれば良いかなと思います。

 

▼「食の祭典 尼が咲く2016」の詳細はこちらから▼
http://amasaku100.com/

●一般社団法人らぁ祭の理事長もされていますが、このらぁ祭(らぁさい)という活動についても教えていただけませんか?

簡単に言うと、身体障害者の方や施設に入っているお年寄りの方々など、日頃ゆっくりとラーメンを食べることができないような人たちに本格的なラーメンを食べてもらおうという活動(出張らぁ祭)です。主に関西と新潟で活動を行っていて、現在加盟店は70店舗ほどになります。ラーメンが嫌いな人って案外少ないですし、お年寄りの方で意外とこってりラーメンが好きな人もいらっしゃるんですよ。ラーメンを食べてもらうことで笑顔が繋がっていくというのは、本当に嬉しいです。今年は各地で、出張らぁ祭25件を予定しています。

今、らぁ祭でスタンプラリーのイベントを行っているのですが、そこで使うポスターやグッズ類などは、できる限り各地域の福祉作業施設に発注しています。この活動を通して、できるだけ多くの人に自分の住んでいる身近な場所にもこういう施設があるのを知ってもらいたいし、その輪が広がっていってほしいなと思います。僕の場合、食べ歩きは気軽に長く続けられる趣味のようなものですが、その趣味の延長線上に何か地域貢献できることがあればという思いが形となって現れているのが、こういったラーメンを通して地域を活性化できる活動なんです。

実は僕の妹が重度の身体障害者で、自分も含めて家族が社会の中で苦労してきたから言えるのかもしれませんが、世の中には”平等”や”差別のない世界”は絶対にないと思うんですよ。人は人と比べたがりますしね。でも、その違いの中で共に生きていくことや生きる手立てなどを考えるきっかけを、らぁ祭を通して伝えることができたらと思っています。

47都道府県を制覇した遠征型ラヲタが語る、ラーメンの最新トレンド

▼おおさかさんオススメの「大阪の味噌ラーメンまとめ」を読む▼
ラーメン通が厳選!大阪で外せない極上すぎる味噌ラーメン6選
https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/7932/

 

●今後のおおさかさんの目標は?

ラーメンは今や国民食と言われるほど、日本ではとてもメジャーな食べ物になっていますよね。でも、その一方で不健康な食べ物・肥満などのネガティブなイメージを持っている人も多い料理でもあると思うので、そのあたりを少しでも払拭していけたらいいなと。
もちろん自分一人で、というわけではなくて、例えばPTAと教職員が一緒になって運営しているみたいに、ラーメンを作る人とラーメンフリークをはじめとしたファンが一緒に協力して、ラーメンのイメージを変えていければと思います。

 

●最後に「メシコレ」読者に何か一言お願いします!

僕の記事を見て共感する人もいれば、”そこじゃないだろう!”って思う人もいると思うんです。どんなリアクションでもいい、とにかく何か思うところがあって、例えば近所のラーメン屋にでも行こうかっていう、そんな小さなきっかけにでもしていただければと思います。

いかがでしたでしょうか?今回はラーメンキュレーターの尼崎のおおさかさんに、関西をはじめ地方エリアのラーメン事情から、ラーメンを通して行っていらっしゃる地域貢献活動などについて幅広くお話いただきました。インタビューを読んでおおさかさんのことをもっと知りたいと思った方は、こちらもぜひチェックしてみてください!

 

▼尼崎のおおさかさんの他のメシコレ記事を読む▼
https://mecicolle.gnavi.co.jp/curator/amaosaka/

▼尼崎のおおさかさんの食べ歩き情報はこちら▼
http://amaosaka.blog.fc2.com/

 

(撮影協力:大阪かすラーメン 創作コロッケ 万大)

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※本記事は、2016/07/21に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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