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新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒
新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

最終更新日 : 2016/03/14

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カレー細胞(H.Matsu)
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長くコリアンタウンとして知られてきた新大久保の街に今、変化が起きています。

韓流ブームも一時期の過熱っぷりからは落ち着きを見せ、替わりに増えてきているのはなんと、ネパール料理店。

それも・・・「ここは日本?」って疑ってしまうような、リアル現地式のお店が増えているんです。

そもそも、東京のインド料理シェフの8割以上はネパール人。

で、何故彼らが日本にきて慣れないインド料理を作っているかと言えば、「日本人はナンとバターチキンが好き」と教え込まれているからなんですね。

けれど、ホントに彼ら自身が美味しいと思っているのは、ネパール料理。

バターチキンとは真逆のサラッサラなカレーが好きだし、塩とニンニクで味付けされた炒め物が好きだったりするし、ご飯だってインドのパラッパラな長粒米よりモッチモチの日本米のほうが好きだったりする。ネパールのお米により近いから。

そう、ネパールの食文化って実は、日本人の感覚に近いところがあるんです。

それも、ちょっと濃い目の味が好きな、呑兵衛日本人の感覚にかなり近い。

レストランのご馳走って感じじゃなく、家庭的だったり、大衆居酒屋的だったり。

で、ネパール人は、そんなものが日本でウケるわけがない、と思い込んじゃっています。

ネパールの国民食と言われるダルバート(ダルは豆、バートはご飯、つまり豆スープとご飯とおかずを組み合わせた定食)なんて、ネパール人しか食べるわけないって。

 

一方で、日本人と味覚が近いもんだから、焼き鳥居酒屋でバイトするネパール人なんかは凄腕を発揮します。名人クラスの焼きテクを見せたりして・・・勿体ないですよね。

 

・・・そんな状況が、大きく変わってきたのはひとえに在日ネパール人の人口が増えてきたから。

その原因は政治や経済など複雑な事情が絡み合っているので割愛しますが、現在、新宿区在住のネパール人口は3000人近く。5年前の3.5倍という数字です。

ここまでコミュニティが拡大すればもう、ネパール人たち自身が食べたいネパール料理を、ネパール人向けに作っても商売が回るってもんです。

日本人に受けなくても、大丈夫って。

けれど、そういった現地仕様のネパール料理ほど、ホントは日本人の味覚に合うんですよね(笑)

 

・・・ということで、ここ数年劇的にネパール料理店が増加、「リトルカトマンズ」の様相を呈してきた新大久保エリア。

見逃せない名店たちを一挙ご紹介してみますよ。

(その1)『MOMO』 新大久保現地式ネパール料理の火付け役。

新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

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★2010年2月オープン

2010年初め、ハラール食材店のある雑居ビル2階に誕生したネパール現地料理のお店。

当時はマニアのみぞ知る隠れ家的お店でしたが、以後ここから独立したシェフたちが次々に名店を立ち上げていくことになった、新大久保ネパール料理の草分け的お店。

現在日本一のネパール料理店と評判の巣鴨「プルジャダイニング」のプルジャさんも、この「MOMO」の立ち上げメンバーでした。

この店で絶対外せないのは、店名にもなっているネパール餃子モモ。

そんじょそこらのネパール系インド料理店のモモとは格が違い、もはや餃子の名店レベル!!

もちろん、ダルバートやスクティ、チョエラなど現地式料理も依然、トップクラスの美味さ、かつリーズナブル!!

2015年8月には大久保駅近くに2号店をオープン、その勢いは衰えません。

●写真:ネパール餃子モモ

紹介しているお店はこちら!

(その2)『ソルマリ』 MOMO出身オーナーが手掛ける、ネパール居酒屋の真打ち。

新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

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★2015年4月オープン

かつて、現「プルジャダイニング」のプルジャさんとともに「MOMO」を立ち上げた方が独立・オープンさせたお店。

鮮やかな色彩の店内、ゆとりのあるレイアウト、高い天井、天窓から差し込む日の光。

ディープを越えてどこか「秘密結社の集会場」的雰囲気な「MOMO」に対し、一般の方々もビビることなくネパール料理を楽しめるんじゃないでしょうか。

「MOMO」譲りの絶品モモはじめ、料理のクオリティも申し分なし。

しかも酒・料理ともかなり良心的価格です。

マニアックな人も、初心者の人も一緒に楽しめる、間違いないお店といえるでしょう!!

●写真:ソルマリカジャセット

フレーク状の干し米チウラを中心に、バトマスサデコ、チョエラ、アルアチャール、そしてアルタマスープまでついた呑兵衛仕様のセット。

 

紹介しているお店はこちら!
店名:ネパール居酒屋ソルマリ
住所:東京都新宿区百人町2-20-23 2F
電話:03-5937-2792

(その3)『ナングロ』 葉皿でいただく、珍しい本格ネワール族料理。

新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

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★2015年12月オープン

ネパール料理の魅力の一つに、多民族国家ならではの多様性があります。

この「ナングロ」は、カトマンズ盆地に多く住むネワール族の料理がいただける、独特なお店。

2フロアある店内はかなり立派で、この界隈のネパール料理店では一番豪華なレストランといった感じ。

価格設定も少し高く(といっても、充分安いのですが)、ネパールのご馳走をいただく気分で楽しめます。

オススメは、「タパリ」と呼ばれる葉皿で提供されるサマエボウジセット。

干し米「チウラ」と、豆のパンケーキ「バラ」、そこにいくつかのおかずが加わった一皿。

その洗練された味わいも、新大久保イチですよ。

 

●写真:サマエボウジセット

紹介しているお店はこちら!

(その4)『ムスタング』 驚愕のワンコインダルバート!

新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

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★2015年10月オープン

新大久保在住のネパール人の中には、留学生がたくさんいます。

もちろん彼らのお財布事情は必ずしも豊かなわけでなく・・・

そんなネパール人学生たちの強い味方がこちら。

なんと、ネパール定食ダルバートがランチもディナーも500円っていうんですから!!

写真で見る限り、ちょっとシンプルすぎてお腹いっぱいになるのかな・・・?なんて思うかもしれませんが、大丈夫。皿がでかいだけです(笑)

しかも、お腹いっぱいになるまでご飯やらなんやら継ぎ足してくれますから、コスパとかいう言葉を使うのも失礼なくらい良心的。

で、味のほうもしっかり現地式をキープしてるんですから、「リトルカトマンズ」新大久保じゃなきゃ成立しない良店ですよね!

 

●写真:ワンコインダルバート(カレーライスセット)

 

紹介しているお店はこちら!
店名:ムスタング
住所:東京都新宿区大久保1-9-16 2F
電話:03-5285-8786

(その5)『ラトバレ』 期待の新店はガッツリ呑兵衛仕様。

新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

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★2015年12月オープン

こちらも「MOMO」から独立した方が手掛ける新店。

「MOMO」譲りの現地式、かつ塩気&ニンニク強めのメリハリある味付けは、まさに呑兵衛仕様。

駅からも近く、ふらっと立ち寄れる立地だけに、昼間っから一杯ひっかける、なんて使い方もオススメです。

まだまだ出来たてのお店でメニューもこれからですが、フレンドリーで居心地も抜群。

伸びしろがある面白いお店ですよ。

 

●写真:ネパールターリセット(ダルバート)

 

紹介しているお店はこちら!
店名:ラトバレ
住所:東京都新宿区百人町1-11-1アーバンビルB1F
電話:03-6908-6114

(その6)『????』ネパール人向けの秘密のお店だってあります。

新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

新大久保は「ネパール料理」がアツい!現地顔負けの専門店5軒

「リトルカトマンズ」新大久保にはその他にも、ネパール人のための秘密の食堂があったりします。

「え?こんなところに食堂があったの!?」なんてビックリするような場所に。

 

ホントは、そういうお店も紹介したい・・・紹介したい気分もありつつ、

在日ネパール人の皆さんのとっておきの場所を荒らしたくないな・・・という気持ちも。

 

まずは、今回ご紹介した5店を巡ってみてください。

そして、身振り手振りでもいいから、ネパール人店員さんたちとコミュニケーションをとってみてください。

料理のことでも、食べ方のことでも、何でもいいです。

向こうだって、ドキドキしているんです。

「あ、日本人のお客さんだ・・・僕らの料理、気に入ってくれるかな・・・」って。

仲良くなれば、面白い料理を薦めてくれます。面白い場所も紹介してくれます。

まずは、文化交流から。

東京に居ながらにして、新しい世界が開けますよ。

 

 

他にもこんなテーマでお店を紹介しています!
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※本記事は、2016/03/14に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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