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東京でカレーを食べるなら絶対外せない!老舗名店の超定番カレー5選
東京でカレーを食べるなら絶対外せない!老舗名店の超定番カレー5選

東京でカレーを食べるなら絶対外せない!老舗名店の超定番カレー5選

最終更新日 : 2017/08/04

この記事で紹介するのは…東京でオススメのカレーが食べられるお店について紹介している記事です。『ナイルレストラン(ないるれすとらん)』、『デリー(でりー)』上野店、『ムルギー(むるぎー)』、『新宿中村屋Manna(しんじゅくなかむらやまんな)』、『欧風カレー ボンディー(おうふうかれーぼんでぃー)』神保町店などの有名店・人気店が登場いたします。

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夏休み、東京観光を楽しむ方も多いことでしょう。

そして夏といえばカレー。

東京に来たら是非、カレーを食べていただきたいところなのですが・・・・東京にはカレー屋が沢山ありすぎる!ざっと見積もっても4000軒から5000軒ってとこでしょうか。

ですから正直、「東京でおススメのカレー屋教えてください!」って問いにはいつも困るんです。

「おすすめはざっと100軒ほどありますが、聞きますか?」ってことになっちゃうわけで。

 

まあ、最近話題のお店や、注目の新店などは別の記事を見ていただくとして、

今回は、「東京のカレーを語るためには絶対外せない老舗名店」をご紹介していきましょう。

 

あまりに定番すぎて、あまりに偉大過ぎて、爆発的話題にはならないけれど、

カレー好きを公言するなら、行っておかねばならないお店ばかり。

しかも、今回ご紹介する5店はすべてアクセス至便、遠方からの東京旅行にはうってつけです。

行き漏らしがないよう、しっかりチェックしてくださいね。

1.【銀座】ムルギーランチをマジェマジェ!ニッポン印度料理の祖。「ナイルレストラン」

東京でカレーを食べるなら絶対外せない!老舗名店の超定番カレー5選

お店に入るなり、「ムルギーランチね!」と勝手に注文確認されるため、他のメニューがなかなか注文できないことでも有名な「ナイルレストラン」。

しかしここは素直にムルギーランチをオーダーしちゃってください。

「ムルギー」とは鶏肉の意。

でっかい骨付き鶏肉入りのカレーがドン!と出てきたかと思うと、

「マジェマジェしてね」と、肉をほぐし一気にかき混ぜてくれます。

ここまで完全にお店のペースに引っ張られちゃうのですが・・・・食べるとまた、とんでもなく旨いから困っちゃうんです。

テレビや雑誌に頻繁に登場した二代目、カレー本の出版などでも有名な三代目、そしてムルギーランチのオーダーを巡る攻防など、ネタが尽きない当店ですが、実は、日本カレー史にとって重要な凄い店なんです。

「ナイルレストラン」の創業は1949年、日本最古のインド料理店です。

創業者A.M.ナイル氏は南インド、ケララ州のトリバンドラム出身。

名物「ムルギーランチ」の混ぜて食べるスタイルはケララそのものでありながら、
そこに配置されたカレー、マッシュポテト、チキン、ライス、キャベツは、日本人がインド料理に親しみ、楽しめるように編み出されたここのオリジナル。

まさに日印友好料理だったのです。

紹介しているお店はこちら!

2.【上野】日本を代表する独創激辛カレー、カシミール発祥の地。「デリー」

東京でカレーを食べるなら絶対外せない!老舗名店の超定番カレー5選

「カシミール」と名のついた、黒くてシャバシャバな激辛カレー、みなさんも一度は見たことがあるでしょう。

それは某ファミレスのカレーメニューであったり、レトルトカレーの名前であったり・・・

「カシミール」とはインドの一地方の名前でもあるのですが、実はインド・カシミールにこのようなカレーは存在しません。

「カシミール」というカレーを生み出したのは実はこの「デリー」というお店。

故に巷に溢れる「カシミール風カレー」というモノは、「カシミール地方のカレー」ではなく、「デリーインスパイアのカレー」なのです。

そして「デリー」の功績は「カシミール」を生み出したことだけではありません。

「デリー」で修業した者によるカレーの店、いわゆる「デリー系」の名店が日本中に存在するんです。

柏「ボンベイ」、戸塚「横浜ボンベイ」、逗子「スパイスツリー」、大阪「Ghar」、福岡「ガラム」「106サウスインディアン」、小倉「ガネーシャ」・・・

さまざまな面で日本カレー史に多大な影響を与えた「デリー」本店があるのは上野(最寄り駅は湯島)。

「えっ?」と思うほど小さなお店です。

原点を求めに上野の本店へ行くもよし、ちょっと落ち着いて寛ぐなら、席数が多い銀座店を予約するのも良いですよ。

紹介しているお店はこちら!

3.【渋谷】東京カレーフリークのソウルフード。「ムルギー」

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「渋谷百軒店(ひゃっけんだな)」という、大人の街に面した路地にある、渋谷カレーの伝説的名店。

戦前に仕事でビルマ(ミャンマー)に行ったご主人が、偶然現地で習いおぼえたカレーの味を知ってもらおうと昭和26年にオープン。

数多のカレー好きミュージシャン、俳優、作家たちのソウルフードとして君臨し続ける、まさに「生けるカレー伝説」です。

オーダーすべきメニューは「玉子入りムルギー」。

長い年月の中で完成された美しきデザインだけでなく、ビシッとスパイシーな味わいは今でも先鋭的。

営業時間が短いので、狙いすまして訪問してください。

紹介しているお店はこちら!

4.【新宿】恋と革命の味。日本インドカリーのパイオニア。「新宿中村屋Manna」

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最初はインドからではなく、英国から「西洋料理」として入ってきたカレー。

この「新宿中村屋」は、昭和2年(1927)に日本で初めてレストランで「純インド式カリー」を提供した、日本カレー史に燦然と輝く名店。

「Manna」はその本店メインレストランです。

中村屋の「純インド式カリー」誕生、そこには壮大なバックストーリーがあるんです。

インド独立運動の志士ラス・ビハリ・ボースが日本へ亡命の際、彼を匿い支援したのがこの中村屋。

ボースは英国の追及から逃れるため隠家を転々としますが、この時、逃亡生活を支えたのが中村屋オーナーの長女であり、二人は後に結婚、2人の子供をもうけるのですが、
逃亡生活の心労がたたってか、奥さんは26歳で早逝します。

ボースは中村屋への感謝の念と、本物のカリーを日本に紹介したいとの思いから、純印度式カリーのレシピを提供、これが日本インドカリーのパイオニアとなり、今に受け継がれているんです。

お店のキャッチコピーは「恋と革命の味」。

日本のカレー文化をはぐくんだ歴史に思いを馳せてみませんか。

 

紹介しているお店はこちら!

5.【神保町】欧風カレーのパイオニアにして頂点。「ボンディ」

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世界一の古本街であるとともに日本有数のカレーの街として有名な神保町。

本を左手、スプーンを右手で、読書しながら食べられるから、カレー屋が増えたという説が有力です。

そんな中でも「神保町カレー御三家」と呼ばれてきたのが「エチオピア」「共栄堂」「ボンディ」。

いずれもカレー史上重要なお店なのですが、特にこの「ボンディ」は「欧風カレー」というジャンルのパイオニアであり、今なお頂点でありつづける名店です。

食前に出てくるジャガバターを食べながら読書しカレー待ち、

伝統的なカレーポットに入って出てくる超濃厚な欧風カレーをライスにかけながらいただきます。

決して安くはないカレーですが、その濃厚な味わい、深み、食後に広がる得も言われぬ満足感。

簡単に真似できるものではありませんよ。

紹介しているお店はこちら!

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※本記事は、2017/08/04に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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