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コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~
コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~

コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~

最終更新日 : 2017/02/20

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うどんはコシが無ければ美味しくない!という人、多いですよねぇ~。コシって美味しいのかな?それって只の食感ってだけで味の事ではないよね?なんて意地悪な事を言ってみたくなる人々も多いはず。
そうなんです!うどんのコシってのはうどんの個性であって、熱いの、ぬるいの、冷たいの、太いの、細いの、固いの、柔らかいのというのと同じだと私は思うのであります。
どういう訳かコシの強いうどんがもてはやされている昨今ですが、広い日本列島には柔らかうどんが根付いている土地があるのです。今回は私の行動範囲にあるこちら。日本人の故郷、伊勢神宮お伊勢さんのある三重県伊勢市。この土地で食べられる伊勢うどんを紹介したいと思います。


真っ白で極太なのにふわんふわんと柔らかく、モチチな粘性のある食感で、優しくしないと壊れちゃううどん。これに伊勢うどん特有の真っ黒のタレを絡めて食べるという独特な世界。

その昔の江戸時代、歩いてお伊勢さんに参拝に訪れた人々に、旅の疲れを癒すよう胃に優しい柔らかなおうどんを食べさせてあげたいという心優しき伊勢の人が考案されたと聞きます。その製法は1時間にも渡りうどんを湯がき続けて(通常は10~20分)手間隙かけて作り上げられるふわんふわんに柔らかなおうどんなのであります。

今回は「その1」として伊勢市内、JR参宮線の南側にあるお勧めな伊勢うどん店、5店舗を紹介します。

1.「月見とろろ伊勢うどん」と言ったらココ!by起矢食堂

コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~

コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~

最初に紹介するのは私が二十代前半の若き日。伊勢うどんを初めて食べてその優しき美味さに感動したこちらのお店。近鉄宇治山田駅の南を走る旧街道、古市街道を内宮方面へ800m程。テーブル席4卓の小さなお店であります。

こちらのお店に来たら「伊勢うどん月見山かけ」。コレなのであります。真っ白でぶっといおうどんに真っ白な山芋のとろろが三分の一程覆っており、その中央に黄色い卵黄がお月さんのように輝き、青いネギと黒い海苔が彩りを添えます。
優しく箸で丼の底の方からうどんを引っ張り出します。力強くやると切れちゃいますのでそぉっと優しくなのであります。すると伊勢の地たまり醤油で真っ黒に染まったおうどんが現れるのであります。アッツ熱でホックホク。ふんわり柔らかなふわふわモチチなうどんにコッテリまろやかで甘いタレが絡むのであります。山芋を絡めてみたり、卵黄を絡めてみたりと絶品劇場をお楽しみできると約束します。

私のブログエントリー
http://ameblo.jp/fmk3776/entry-11953610957.html

紹介しているお店はこちら!

2.伊勢うどんのバリエーションはピカイチ!byちとせ

コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~

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近鉄宇治山田駅から南西方向、伊勢豊受稲荷神社の南通りにある超老舗なこちらのお店。
テーブル席7卓と奥に座敷のある民家そのものの作りのお店であります。なんとも落ち着く雑然とした田舎の親戚か、一昔前の定食屋にやってきたかのようなノスタルジックな店内。メニューを見れば丼モノ、定食、カレーにオムライスなど何でもゴザレな嬉しい麺類食堂さんだ。そして伊勢うどんのバリエーションもこちらのお店ほど多くを扱っているお店はそうそう無い訳で、私はいつも食べた事のない変りモノを好んで注文しているのです。

この日は鳥なんば伊勢うどん。刻んだネギがタップリとてんこ盛りでその向こう側に茹でられたものなのか、鳥肉がコロコロと乗って、その土台に伊勢うどんが控えるという構造なのです。

ふわふわモチチな伊勢うどんにタレをタップリ絡めたり、ネギをまぶしてみたり、そして鶏肉をもタレに絡めて頂くのです。伊勢うどんのタレの深みある味わいに咀嚼感の変化までをも楽しめるのは面白いのであります。

私のブログエントリー
http://ameblo.jp/fmk3776/entry-12152245865.html

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3.キッチリ飲み干せてしまうタレが絶品!by太田屋

コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~

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JR伊勢市駅から南へ道なり200mくらいの左手にあるのがこちらのお店。
テーブル席と座敷席で20脚程の小規模な麺類食堂でありますが、壁にある賞状を見ると、地元の新聞社の読者が選ぶうまい店ランキング第1位との事である。お店の外観等の写真を撮って入店してきた私を、ブロガーだな!と素早く見抜いたお店のおばちゃん。
「これも撮っていってぇ」とその賞状の撮影を勧めて頂き、更に当時のお話などを聞かせていただいた。なんでもお汁の出汁が美味しいと評判との事らしい。

この日は月見うどんを頂きました。
タレは優しくまろやかであり、濃くも薄くもなく甘さも控えめでありながら旨味はしっかり。ふわふわモチチなうどんに程よく絡んで喉越しも軽やかに滑り込んで行くのです。
2,3啜りした後、生卵を割って丼の上で絡めて頂けばコレ至福!通常どちらのお店でも大さじ4、5杯分くらいは残す伊勢うどんのタレでありますが、こちらのお店のタレはキッチリ飲み干してしまう美味しさなのであります。

私のブログエントリー
http://ameblo.jp/fmk3776/entry-12143302276.html

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4.プルプルンな弾力の伊勢うどんが美味いのです!by中むら

コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~

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伊勢神宮外宮を北へ出ると100mほど西側の道路沿いにこちらの麺類食堂を見つけることが出来ます。お伊勢さんには「外宮先祭」という言葉があり、祭事の多くは外宮から先に執り行われる事が多く、参拝においても外宮を先に参拝して内宮をお参りすべきとされているのであります。この日は外宮参拝後はこちらの麺類食堂に寄ってから内宮へという私流の作法で勝負したのでした(^^;;

大正5年創業という事から多くの参拝客の胃袋を満たして来たと思われるこちらのお店。この日の私は「月見うどん」を注文したのですが、伊勢のうどん屋さんは奥深き世界なのであります。通常、「月見うどん」は真っ黒なタレの上に伊勢うどんを乗せ、生卵を落として供されます。そして「玉子うどん」は生卵を熱々の伊勢うどんに絡めて真っ黒なタレの上にそれを乗せて供されます。という浅い経験則に基づく知識で人生を謳歌してきたのでありますが、こちらのお店はなんと!いわゆる通常のお汁の月見うどんであり、麺が伊勢うどんという技を繰り出して来たので(こちらのお店の通常のレシピです)私は驚きを隠せずに思わず喜んでしまったほどなのであります。

鰹出汁がしっかりと効いた仄かに甘味があるお汁に、ふわふわモチチでプルプルンなうどんがジャストフィットしてくるのでニッコニコ。もちろん通常の伊勢うどんもメニューにありますが、通年で「冷やし伊勢うどん」が注文できるのもこちらのお店の有難いところ。ふわふわモチチにプルプルンと可愛い弾力が特徴のこのお店のうどんを堪能して頂きたいのです。

私のブログエントリー
http://ameblo.jp/fmk3776/entry-12195527452.html

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5.「伊勢そば」が実に弩美味いのです!by山口屋

コシが全てじゃない!ふわモチで美味しい伊勢うどんの名店5選~前編~

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JR伊勢市駅を南へ出て西側方向。線路沿いに走る県道の一本南側の裏通りの商店街風な路地に、こちらの昭和初期から営まれている老舗麺類食堂があるのです。今は閉店して跡形も無くなってしまった三重県南部を代表する百貨店、三交百貨店の南側の路地と言えば古い伊勢通な貴兄は記憶にあるだろうか。
現在、新しく三交イン伊勢市駅前というホテルが出来つつあり11月末頃にオープンするというので、電車利用のお伊勢観光にはうってつけのホテルになるのだが、紹介したいのはその南側の通りを西へ少し行った山口屋さんなのであります(^^;;;

お店へ入るとモロな昭和ノスタルジックな世界へとタイムスリップ。テーブル席10卓の約40脚の店内でメニューを見ると伊勢うどん、うすくちうどん、そば、きしめんetc・・・・とバラエティーに富んでおり目移りしてしまうほどのメニュー郡なのであります。
この流れであれば確実に「伊勢うどん」を紹介するのが本来の姿なのでありますが、天邪鬼な私は「伊勢そば」を選択するのであります(^^;;;。こちらのお店は自家製麺との事で当然うどんも美味しいのですが、おそばも侮ってはイケナイのです。超老舗有名店で数多くの雑誌、テレビ等のメディアに取り上げられているものですから隠れた美味しい「伊勢そば」をお勧めします。とは言え、タレなどは伊勢うどんそのもので味わいは同じであり、温かいお蕎麦らしく柔らかふわりな仕上がりが嬉しいのです。お出汁の効いた真っ黒いたまり醤油系統の仄かに甘みあるタレで、お蕎麦を箸で持ち上げたところにハラハラと一味をかけて啜り上げるのが私流の弩美味い食べ方なのであります。

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http://ameblo.jp/fmk3776/entry-11954183149.html

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※本記事は、2016/11/29に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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