複数路線が行き交うメガターミナル「池袋」は、古くから新旧ラーメン店が軒を連ねる東京を代表するラーメン激戦区。大学や専門学校がある学生街という特性の他、ビックカメラやヤマダ電機が隣立し最近では秋葉原に次ぐ電気街とし外国人客も多く訪れる。中国人を始めとした外国人がラーメンに求めるのはインパクト。とりわけ自国にない豚骨ラーメンに興味を示し、『一蘭』や『一幸舎』には連日行列ができる。今回はその池袋で深夜営業(22時以降)をするラーメン店を5軒厳選。深夜の池袋ラーメンをご堪能いただければと思います。
1.ラーメンのみならず激辛党に不動の人気『蒙古タンメン中本 西池袋店』
激辛ラーメン界のトップに君臨する同店。2000年に先代より現店主白根誠氏が暖簾を引き継ぎ、翌年上板橋本店に次ぐ2店舗目としてオープンしたのがこちらの西池袋店。オススメは屋号を冠する「蒙古タンメン」。複数野菜を煮込み、甘辛のバランスがとれた味噌スープに、どろりと辛し麻婆豆腐をかけた同店の定番メニュー。大量の唐辛子からアドレナリンが噴出し箸が止まらない。激辛ながら後を引く美味さに離れられない中毒者続出。支店が複数あるが、各お店毎に限定メニューを提供するのでそちらも要チェック。
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- 蒙古タンメン中本 西池袋
- ラーメン 山手線池袋駅
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2.環七の伝説「土佐っ子ラーメン」出身背脂ラーメン店『韃靼ラーメン 一秀』
店主はラーメン界の伝説、環七『土佐っ子ラーメン』出身。本家より濃厚と豪語する「特製ラーメン」は、丼に麺を投入する前後に背脂の降雪作業を行うこってりスープ。背脂の甘味と色濃い醤油ダレが主張し合う刺激的な一杯だ。麺には血液をサラサラにする効能を持つ「韃靼」という種類の蕎麦粉を配合し、特有の風味もさることながらラーメンにおける健康増進を狙う。背脂投入によるスープの温度低下が気になるお客には、熱々のまま食べられるよう土鍋を用意する。
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- 韃靼ラーメン一秀
- ラーメン 東武東上線 北池袋駅 徒歩9分
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3.豚骨ラーメン界のロールスロイスと賞賛される不動の人気店『一蘭』
ニューヨークや香港への出店など世界へはばたき、豚骨ラーメン界のロールスロイスと称されるほどに人気を集めるこちらのお店。博多ラーメンの名前を一躍世界に広めた功労店だ。豚骨100%ながら優しい味わいのスープは初心者にも馴染みやすいオリジナルのもの。それでいて豚の旨味はしっかりと出ていて物足りなさはなく、唐辛子が主体の「秘伝のたれ」が加わるためインパクトも十分だ。麺の硬さ、味の濃さ等7項目の選択肢を好みに合わせオーダーシートに記入する方式や、隣席との間に壁を付けプライベートを確保するなど、一蘭から発信される業界の常識は多い。
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店名:一蘭 池袋店
住所:東京都豊島区東池袋1-39-11 サニーサイドビル102
電話番号:03-3989-0871
公式ページ:http://www.ichiran.co.jp/tenpo/kt_ikebukuro.html
4.博多新世代のカリスマラーメン店が池袋に進出!『博多一幸舎 池袋東口店』
一蘭に同じく九州博多を発信源に、アメリカを始め香港やシンガポール、オーストラリアにまで出店を広げる豚骨ラーメン界のカリスマ。創業は2004年と歴史は浅いが、実直なラーメン作りが実を結び、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進する注目店だ。特大の羽釜で豚骨を継ぎ足し炊き続けるスープは茶褐色のとろみのあるスープ。豚骨の旨味がこれでもかと凝縮されたスープは破壊力満点。福岡県産醤油と20種以上の調味料で作られた特製のカエシが豚骨スープを牽引する。さらに博多に珍しい自家製麺で対応し小麦の風味を一層引き立たせている。
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- 博多一幸舎 池袋東口店
- とんこつラーメン JR 池袋駅 徒歩5分
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5.札幌味噌ラーメンをボリューム濃度ともに昇華させた『麺処 花田』
味噌ラーメンの名店に学び、満を持して池袋に開業したのが2010年。上野にも店舗を構え行列を作る人気ぶりだ。キャベツ・ニラ・モヤシを中華鍋であおり、さらに白湯スープ・味噌を投入し熱々に熱する札幌スタイル。白味噌ベースの風味豊かな甘味に、ニンニク・ショウガがアクセントを加える力強い味わい。麺はモッチリとした極太麺ながら、ドロっと粘性の高いスープのためよく絡む。大盛無料の野菜とも相性抜群なので、是非チャレンジしてほしい。