讃岐うどん みやの家
県内700軒以上とも言われるうどん店ヒシメク香川県。その中にあって年間15万人ものお客さんが訪れるという超人気うどん店「本格手打もり家」にて5年間の修行を終えた店主。
2016年5月26日、地元三重県四日市市に満を持してうどん店を開業するも、不慮の事故にて一ヶ月半の休業を余儀なくされ7月28日再オープン。痛いよりも悔しかったと言う店主。こういう経験を積んだ人間は強いはず。優しいイケメンな顔立ちで爽やかな笑顔で接客する反面、うどんの作りには厳しい表情の店主。
地産地消という事で三重県産小麦粉「あやひかり」をブレンドしたうどんを香川仕込の技法で作りこみ、供されるうどんは柔らかで伸びのある食感が特徴である。
早くもランチのゴールデンタイムは行列必至な人気店となり、地元民の心を掴んでいるうどん店なのです。
白い壁に木材を使ったシックでおしゃれな店内となっており、カウンター5席、座席5席の20客強。入り口を入ると右手に大きなガラス越しに製麺室があり、時には店主の手打ちの作業を見る事ができる。
1.わかめうどん
徳島県鳴門から取り寄せていると言うワカメがタップリ乗った熱いかけうどん。
コリコリした肉厚で大きなワカメで磯の香りが、イリコベースのお出汁に程よくマッチする。柔らかでありながらもっちりと粘るうどんとのコントラストを楽しみたいところ。
2.ぶっかけうどん(冷)with生卵
流水にて締められたうどんはギュッとしまってしっかりした咀嚼感。
猪口にお汁が入れられてくるので思わずざるうどんのように付けて食べちゃいそうになりますが、どんぶりのうどんにぶっかけて使うのが正当なやり方。
途中酢橘を搾って味に酸味を持たせると面白美味い。
トッピングした生卵にはうどんを入れて絡めて食べるTTU(Tamago Tuke Udon)!が私流。美味いうどんにはこの食べ方が最高なのであります。
3.きつねうどん
大きな大きなお揚げさんがどぉ~ん!と乗っかって登場してまいります。
木蓮華に折りたたんで乗っけてみますと何とかギリギリで乗ったのだが重い(^^;;
お汁をタップリと吸っておりハムリとやるとアッツ熱なお汁がジュワリと染み出て、上顎の薄皮をやられそうになるのだが、その甘美味さに食べたいのと熱いのでジレンマに陥ること間違いなし。
4.肉玉ぶっかけwithコロッケ
国産牛と玉葱と柔らかく煮込まれて温泉玉子と一緒にうどんに添えられます。
お出汁に肉汁がブレンドされてまったりとうどんに絡んでコクある味わいとなるのです。
温泉玉子を潰して一緒に食べるとこれまた美味し。
そして忘れちゃいけないコロッケ!
店主の大好物だったコロッケを態々取り寄せて供してくれる。仕入先は内緒との事。
注文してから揚げてくれるのでアッツ熱のホックホクで供されるマストアイテムなのです。
5.上天ぷらぶっかけ
大きな海老天ぷらが2本、尻尾が交差するように屹立して盛り付けられて登場してまいります。その前を飾るのは、かぼちゃ、さつまいもに大葉の天ぷらでボリューム満点。
大根おろしを乗っけてお汁に浸し、海老天を齧ればボリッとくる咀嚼感で風味豊か。
柔らかなうどんを啜って、天ぷらを齧る。とても贅沢なひと時なのです。
製麺風景
修行先の大将の製麺も何度か見させていただきましたが、私のような素人には違いは分かりません。
しかし、うどんと対話するかのような優しき所作をしていながらも、鋭い緊張感ある瞬間も伝わってくるのが素敵で、またこのお店のうどんを食べたくなるのであります。
紹介しているブログはこちら!
その1
http://ameblo.jp/fmk3776/entry-12162823568.html
その2
http://ameblo.jp/fmk3776/entry-12196639798.html