東京ドライカレーの伝統、新宿「カフェハイチ」
創業1974年。
東京を代表するドライカレーのお店として、数々のカレー屋に影響を与えてきた新宿「カフェハイチ」。
新宿西口にある本店が惜しまれつつ閉店したのが、2011年10月25日。
(上の写真は在りし日の新宿本店)
その後、いくつかのFC店を除けば唯一の「直系」店舗で、以前からメインキッチンがあった「カフェハイチ2号店」が暫定的に本店機能を引き継いでいました。
(2014年「カフェハイチ」が第一回Japnese Curry Awards受賞の際も、表彰店舗はこの「2号店」)
が、2016年3月末をもってその「2号店」も26年の歴史に幕。
新宿「カフェハイチ」55年の歴史は一区切りの時を迎え、FC店(や、暖簾分け)のみがその歴史を受け継いでいくのかと思われたのですが・・・
飛び込んできた、
「カフェハイチ、中野にて復活!」の報。
早速、行って参りました。
中野駅南口から、南西方向に徒歩8分ほど。
見えてくる、小さな緑の店構え。
「カフェハイチ」(カフェハイチ中野)
2016年7月2日 復活オープン。
老舗の総本山というイメージから良い意味で脱却して、こじんまりとした個人店のたたずまい。
オープンしたてということで、まだ店内がこなれていない感もありますが、そこはこれからでしょう。
ドライカレー 700円
いわずと知れた「カフェハイチ」の代名詞。
元々はハイチの家庭のカレーをベースにアレンジしたものらしいのですが、
この水分を飛ばしたドライキーマをライスの上に敷き詰めるスタイル
、その後の「パク森」「MOKUBAZA」はじめ、一体どれだけのカレー屋に影響を与えてきたことでしょう。
現在では同じ「カフェハイチ」でもお店ごとの調理の加減によって仕上がりは微妙に異なっており、
特にカレーのドライ加減、ウェット加減でいえば、こちらのは極限まで玉ねぎの水分を飛ばした完全ドライ仕様。
(ネットに上がっている料理写真を見比べてもハッキリわかるほどの違い、です)
FC各店では味わえない、本家伝承の味と言うしかない美味さであります。
独特の器も依然と同じ。いやもう堪りませんね。
「カフェハイチ」もう一つの名物と言えばこの珈琲。
ザラメ砂糖とブランデーを加えていただくんですが、カレーと珈琲のマッチングと言う面でも「カフェハイチ」は名店なのです。
この中野の地で、本家本元「カフェハイチ」の味が受け継がれることとなった感慨。
しかし嬉しいのはそれだけでなく、新宿ではなし得なかったご店主との密接な距離感。
実に居心地が良いんです。
現在閉店時間は22時と設定されていますが、今後延長も検討中とのこと。
遅くまでやってると嬉しいタイプのお店ですから、是非ともお願いしたいところです。
中野呑みの〆に「カフェハイチ」のドライカレー、なんて最高すぎますから。
紹介しているお店はこちら!
店名:カフェハイチ 中野
住所:東京都中野区中野3-15-8 マンション増田103
TEL:03-6454-1512
営業時間:AM10:00~PM22:00