とんかつ激戦区でリーズナブルに至福のひと時を味わう♪
現在の定食スタイルでの「とんかつ」発祥の地として知られる御徒町~上野界隈は、数多くのとんかつの銘店が密集する、いわゆる“とんかつ激戦区”。
なかでも「ぽん多本家」「蓬莱屋」「双葉(閉店)」はとんかつ御三家として有名ですが、いかんせんどのお店も一人前3,000円前後となかなかのお値段。その“とんかつ激戦区”に3年前突如現れたのが、とんかつ専門店「山家(やまべ)」。
2,000~3,000円という価格帯の激戦区に、なんとロースかつ定食690円(当時)という破格値で殴り込んできたのです。しかし安かろう悪かろうでは激戦区では生き残れません。
白木のカウンターと、清潔感のある白衣に板前帽、三角巾に身をつつんだ店員さんから供されるそれは想像をはるかに上回る絶品とんかつ。カウンター席のみの本店(御徒町店)では平日にもかかわらず開店の午前11時と同時に満席、支店の上野店はお店も広く、2階にテーブル席もあるにもかかわらず、やはり午前11時半には外に行列ができるほどの人気店として繁盛しています。
お財布にも優しい下町価格の銘店で、至福のひと時を、さあ楽しみましょう~♪
待っている時間も楽しみのひとつ
注文が入ってから揚げるとんかつは、その分厚さから出てくるまでに少し時間がかかります。熱くて濃いお茶を最初に出してくれるので、それで待つのもいいのですが、やはりノンベエは「蕎麦前」ならぬ「とんかつ前」でノドを潤しておきたいものです(笑)。
お茶と一緒に出てくるお新香は御本尊のとんかつが出てくるまで取っておき、ビール(日本酒も置いてあります)のアテには「わさび昆布」をいただきましょう。ピリリとしたわさびの茎と昆布の佃煮で、ねっとりとした食感と旨みがたまりません。しかも一皿100円とお手頃価格なのもうれしいですね。
厚さ2センチの絶品とんかつに酔いしれる
「とんかつ前」で胃が動いてきたところに、「お待たせいたしました~」と、山盛りごはんにお味噌汁、そして巨大なとんかつがやってまいりました!
今回頼んだのは「ロースかつ定食(大)」900円、通称「大ロース」です。
普通のロースかつ定食(700円)でも十分満足できるボリュームなのですが、やはり一回り大きくて分厚い(大)をオススメいたします。厚さおよそ2センチの、極上とんかつの断面からしたたる肉汁を見ただけで、思わずよだれが溢れてきます。
熱々のお味噌汁は、ノンベエには特にうれしい(笑)しじみたっぷりのしじみ汁。
とんかつだけでなく、やや硬めに焚かれたごはんがまた旨いんです! ただし、ごはんはかなり大振りのお茶碗に山盛りで出てくるので、食の細い方や女性は、あらかじめ注文の時に「ごはん少なめ」と言っておいた方がいいかもしれません。
ロースかつ定食の他に、ひれかつ定食(900円)(大1,180円)、上ロースかつ定食(1,100円)、カキフライ定食(950円)、ミックス定食(800円、串かつ・海老フライ・あじフライの盛り合わせ)などもあり、単品注文も受けてくれます。
全部平らげお腹いっぱいになったら、最後にまた熱くて濃いお茶をいただいて、ごちそうさま!
お財布に優しい絶品とんかつで、大満足の至福のひと時。今度の週末にでも、いかがですか?