最近、『スパイスバー&居酒屋』と呼ぶべきお店が続々増えているのをご存知ですか?
さまざまなお酒を楽しみながら、カレーやスパイス料理をちょこちょこ注文できるこれらのお店は今まで、「カレー一皿食べるとお腹いっぱいになっちゃうから」と敬遠していた女性層や呑兵衛層にも歓迎され、確実に日本のカレー文化の新たな地平を切り開き始めているんです。
進化系『スパイスバー&居酒屋』の重要なポイントは、インドやネパール、スリランカなどのアジア各国のスパイス料理をただ現地に倣って再現するだけでなく、日本独自の季節感・素材感覚で再構築しているところ。
まさに日本でしか味わえない、酒とスパイスのマリアージュというわけなんです。
2020年頃に東京のカレームーブメントを振り返ったとき、2010年代前半最大のトレンドとして記憶されているであろう『スパイスバー&居酒屋』の台頭。
新たなるカレーの世界へ、一歩踏み出してみませんか?
流れはここから始まった。「カッチャルバッチャル」(新大塚)
2010年オープン。「ごちゃまぜ」という意味の店名どおり、日本人独特の繊細な感覚をインド料理に融合、焼酎片手にスパイス料理を楽しむというスタイルを確立した名店。
店主の田村さんはかつて「ダバインディア」系列のお店で店長として活躍していた方で、以後「ダバ系」の日本人シェフたちが次々にオープンさせる「カマルプール」「ディルセ」「ニコ」といったスパイスバー&居酒屋ムーブメントの先がけとなりました。
焼酎とともにいただくタンドーリ料理、なかでも「ダバ系」の家紋とでもいうべきチーズクルチャは必食!
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繊細なベンガル料理のビストロ。「ディルセ」(千駄ヶ谷)
「カッチャルバッチャル」に続いて2011年にオープンした「ダバ系」のお店。
お店の正式名は「Bistro de India DiL Se from my heart 」。
某インド映画のタイトルからとっているんです。
なんとこちら、ベンガル料理をビストロ仕立てでいただく孤高のお店!
ベンガル名物、マスタードを用いたフィッシュカレーは驚きの味。
アルコール度数高めのインドウイスキーと合わせていただきましょう。
「ダバ系の家紋」チーズクルチャはこちらでも健在です。
ちなみに店内は撮影禁止、自分の目で確かめて。
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- ディルセ
- インド料理 東京メトロ副都心線 北参道駅 1番口 徒歩5分
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孤独のグルメで超人気店に。「カマルプール」(木場)
「カッチャルバッチャル」「ディルセ」に続きオープンした「ダバ系」のお店。
「孤独のグルメ」で採りあげられてから、一躍行列店になりました。
開店以来人気のミントカレーは必食の一品。
チーズクルチャの進化形、ゴルゴンゾーラクルチャは完全なる呑兵衛仕様の美味さ!!
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クラフトビール×ネパール料理。「ヒマラヤテーブル」(神田)
「日本各地のクラフトビールをネパール料理とともにいただく」という斬新なコンセプトで登場したお店。
インドやネパールの料理店のイメージを根底から覆す、スタイリッシュなダイニングバー空間で、ネパール料理をちょこちょこ摘まんでみて。
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墨田区に注目のスパイスバー誕生。「猫六」(曳舟)
曳舟に2014年春登場した、注目のスパイスバー&居酒屋。
インドや東南アジアのスパイス料理を日本の食材で独自にアレンジ、世界のクラフトビールとともにいただくというお店です。
下町ならではのコミュニティ、そこに集う人々との出会いと交流。
バーや居酒屋の大切な要素である、人と人とのつながりを強く感じることができる素敵な空間があなたを待っていますよ。
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シェリーとちょこちょこスパイス料理。「オフビート」(曙橋)
インド料理店でいろんなカレーやビリヤニを食べたいけど、大人数で集まる機会がない・・・そんな葛藤をいとも簡単に吹き飛ばしてくれたお店。
小さな小さな隠れ家のような空間に、おつまみサイズのインド料理はじめ、世界の変わった小皿料理がたくさん!!
お酒は特にシェリーが充実しており、お一人様でもシェリー片手にスパイス料理をちょこちょこと楽しめますよ。
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トニーのやるき。「スパイス&ハーブ居酒屋やるき」(新中野)
「和の心を持つインド人」トニーさんの魅力が炸裂する居酒屋。
もつ煮込みに砂肝、日本の居酒屋メニューにスパイスを加えた数々のオリジナル料理・・・焼き鳥だってタンドリー仕様なんです。
そしてそれ以上に凄いのが、トニーさんの「やる気」!!
とにかく、話しかけてみてください。ハートをぶち抜かれますから。
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タイ料理立ち飲み居酒屋。「タイ風立呑 福道」(練馬)
福道と書いて「ひょうたん」。
タイ料理、とくに東北部イサーン料理をちょこちょこつまみながらお酒がいただける珍しい立飲み居酒屋です。
東京でタイ料理レストランに入ると、料理一皿1000円以上して種類が食べられないのが普通なのですが、ここは目ン玉飛び出るようなリーズナブルさでいろいろいただける!!
まるでタイ現地屋台!!
前述「オフビート」のマスターの言葉を借りればここは、「理想形」のお店とのこと。
私もそう思います。
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- タイ風立呑 福道
- タイ料理 都営大江戸線(放射部) 練馬駅 A1口 徒歩3分
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あの名店のお隣り居酒屋。「となりのチャッポラ」(高幡不動)
高幡不動にあるインド料理の名店「アンジュナ」。
その隣にあるのがこのお店・・・なのですが、驚くことにこの2店、中でつながっているんです(笑)
「アンジュナ」が純粋にインド料理レストランだとするとこちらは多国籍料理居酒屋。
季節の食材を用いた様々なスパイス料理がお酒とともに楽しめます。
特にカクテルはオーセンティックなバーにも負けない美味さ。
そして素晴らしいことに・・・名店「アンジュナ」のインド料理をこちらで注文することだってできて完璧!
紹介しているお店はこちら!
- 多国籍居酒屋 となりのチャッポラ
- インド料理 京王動物園線 高幡不動駅 徒歩2分
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