2016年、G7伊勢志摩サミットが三重県の伊勢志摩で行われた事は記憶に新しい。この地は伊勢神宮と志摩半島との二大観光地を有しており、観光施設やリゾート施設など充実した一帯なのである。食も伊勢海老を始め、海女さんの獲るサザエに雲丹。牡蠣にアッパ貝等海鮮モノなら任せとけ的で美味しいモノが選り取り見取りなのがこの地域の特徴だ。
この志摩市の市街地から車で5分ほど西へ行った所に、今回紹介する讃岐セルフスタイルのうどん店がある。何度も来て欲しいという願いを込めて「come again」、「かむあげいん」で「かまげん」としたという屋号のお店だ。観光等で海鮮料理を食べまくった翌昼は、うどんでリフレッシュされてはいかがだろうか。
うどん県香川で生まれ育った大将。実家は製麺所の前で幼い頃から美味いうどんを食べて育ち、同県綾川町、凄腕うどん職人の人気うどん店「はゆか」にて修行を積んでこの地で開業。水以外は全て香川から取り寄せて使っているという拘りよう。そのうどんは極太マッチョな筋骨隆々剛麺スタイル。観光等で訪れてふと思い出したのなら是非御賞味頂きたい。
まずは「ひやあつ」で極太マッチョをお楽しみください
讃岐うどんは基本は「かけ」から食べてみるのが分かりやすい。もちろん好みにもよるのだが、私は「かけ」なのである。その中でもひやあつ、水締めされてギュッと締まったうどんに熱々のダシ(香川の人は汁の事をダシと呼ぶ)、刻みねぎを添えてずずずずぅっと頂くのである。水で締められてツルツルの麺肌にムッチムチのマッチョな極太うどんが口の中で暴れます。温度帯も熱々のダシからうどんへと熱が移ろっていき、温めな設定となり思い切って啜りあげられるのです。イリコからの淡い出汁の香りと小麦の香りとでニンマリする事間違いなしなのです。
カレーとマッチョのコラボはグッとくる事間違いなし
ムッキムキの筋骨隆々極太マッチョうどんとカレーとのコラボレーション。ざるうどんをカレーに潜らせれば、牛スジ肉が絡んできて、サラリとした汁に牛からのコクが旨く乗り、思わず拳を握り締めるひと時がやってくるのだ。かぼちゃの天ぷらもカレーにダァ~ンクして頂くものマルなのであります。
そして辛党な貴兄にはこちらをお楽しみ頂きたい。
丼を持って会計するところへ移動すれば薬味コーナーがあり、そこには「激辛とうがらし」と謳う青唐辛子と赤唐辛子の醤油漬けがあるので好みの量で挑まれたい。
私は辛いのは苦手だけれど興味津々なお年頃。麺を半分ほど食べた後半戦はこの激辛とうがらしをスプーン1杯をちょこり。たったコレだけでありますが、額と首筋からザバザバと滝のように汗が湧き出します。辛ぁ~い!辛いけど美味いっ。ヤメラレナイトマラナイのです。
2歳メスの猪のみを使うという「しし肉うどん」は絶品
トップ画像にある本品。この「しし肉」は地元産で渡会郡の猟師が仕留める「2歳のメス」との事。締め方にも拘りがあるようで猟師の業が光る逸品で、獣系の独特のクサミなど微塵もなく仕込まれている。麺はレイによって極太マッチョのブリブリうどん。しっかりと踏んで延されて湯で上げられた極上モノ。
ここに2歳メスしし肉の脂の乗った甘みあるエキスがドンピシャに絡みあがるのです。おろし生姜が良いアクセントとなって味の奥域をグッと深めて唸る美味さなのであります。
そしてフィニッシュはもちろんコレ。激辛とうがらしであります。↑でも紹介しました青唐辛子と赤唐辛子の2種混合の醤油漬けをヒトサジぶち込むのであります。甘みのあるしし肉とイリコ風味の乗るダシに電撃をクラワセテくれるのです。口の中はビリビリ。額と首筋に汗がジワンジワン。辛いが美味いっ。美味いがやっぱり辛い、癖になる辛美味さ。ヤメラレナイトマラナイのであります。
極太マッチョがヌルトロの優しさを魅せる「揚げうどん」
今回は釜揚げであります。釜揚げうどんとはご存知の通り、茹で釜から水締めする事無く、直接ドンブリ等に入れられて供されるうどんである。水締めしないからこその小麦粉の糊化したヌメリが麺肌に残り、小麦の風味と唇へのタッチの柔らかさが素敵な一品で、うどん好きな人ならばその魅力にドップリとハマリ込んでしまうものである。
筋肉隆々の極太マッチョうどんではありますが、ヌルトロムッチリな麺の食感に思わず優しい気持ちになるのは何故なのだろう。オススメと言われた胡麻をタップリと擦り、おろし生姜を投入すれば、体の芯からジィ~ンと温まりホッコリ気分になるのだ。
天ぷらにおでん、おにぎりも揃っていますよ
順番がオカシクなってしまったが、お店に入ると最初にあるのがこちらのコーナー。天ぷらとおでん、更にはおにぎりなどが並んでいるのだ。時間帯によると無くなっている場合もあるのだが、天ぷらは注文すると揚げてくれるので安心して注文されるといい。そしておでんはうどんのダシで仕込まれていて、これまた美味いので激しくオススメしたい。
紹介しているブログはこちら!
https://ameblo.jp/fmk3776/entry-12284398709.html
紹介しているお店はこちら!
店名:かまげん池田家
住所:三重県志摩市阿児町鵜方2944-232
電話番号:090-4293-2920