元祖ラーメン激戦区『恵比寿』も、以前は背脂ラーメンや札幌味噌ラーメンなどオーソドックスなジャンルが多かったが、今では街の色に合ったお洒落なラーメン店が増えてきているのを実感します。さらに情報の発信地としても注目される『恵比寿』ならではの最先端のラーメン店を5軒ご紹介。『鶏白湯』に始まり「まぜそば」や「ご当地グルメ」。また最近注目の1000円の壁を超えるラーメンなど、ラーメン業界の今を感じていただければと思います。
1.“すずらん” 圧倒的なパフォーマンスとクオリティが恵比寿上陸
渋谷の行列店『すずらん』が、恵比寿に移転したのが2014年。圧倒的なパフォーマンスとクオリティは健在で、移転リニューアルに際しさらに技の幅を広げている。メニューを開くと「フカヒレ」や「麻婆」など、中華の単語がずらりと並ぶ。デフォルトで2000円を超えるラーメンも少なくなく、注文する前は割高感さえ感じるがいざ実食するとその考えは見事に払拭される。どこまでも透明で綺麗なスープに凝縮される食材の旨味。「和風コンソメ」を意識したという琥珀色のそれは、既存のラーメン概念を塗り替えるものでレンゲを持つ手に勢いが増す。定評のある自家製麺は小麦の風味が強く、スープとの相性も抜群だ。トッピングの角煮もまた絶妙。高級中華以上の感動を得られること間違いなし。
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- すずらん 恵比寿店
- しょうゆラーメン 東京メトロ日比谷線 恵比寿(東京都)駅 2番口 徒歩2分
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2.“ライオンのいるサーカス” ご当地グルメ「つけナポリタン」をお洒落に堪能
恵比寿の繁華街を進み、雑居ビル脇の階段を上がるとお洒落な隠れ家的スペースがお出迎え。ご当地グルメ「つけナポリタン」発祥の地、富士市吉原商店街で人気を集める『Cafe Sofarii』の姉妹店がこちらのお店だ。『ライオンのいるサーカス』の「つけナポリタン」は柔らかい牛スジを包む特製トマトソースに味噌、醤油で和の風味を加える特製のつけ汁を用意。デュラムセモリナを練り込んだ特注麺は、パスタ特有の風味にモチモチとした食感が特徴的。
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3.“蔭山楼” 名店「筑紫楼」元料理長が作る絶妙鶏白湯!
中華の名店『筑紫楼』で料理長を務めるなど、その実力は折り紙付きの蔭山店主。自由が丘に構える中華料理店『蔭山楼』の人気メニュー「鶏塩そば」。ガラ類を一切使わず鶏の手羽先のみを8時間炊き込む、とろりとした食感の鶏白湯スープ。藻塩主体の塩ダレで鶏由来の芳醇な風味を引き出し、伊勢海老の香味油で香りに厚みを持たせる。麺は老舗『浅草開化楼』に特注する縮れ麺でスープの持ち上げは抜群。彩豊かな野菜のトッピングも女子にオススメだ。
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- 蔭山樓 恵比寿店
- 中華料理 JR埼京線 恵比寿(東京都)駅 東口 徒歩9分
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4.“つなぎ” 6種の味噌×背脂 名店『どみそ』のDNAを堪能
今や全国区の味噌ラーメン専門店『ど・みそ』にて経験を積んだ店主が、元祖ラーメン激戦区として名高い恵比寿に出店した気鋭店。熟成黒味噌をはじめ仙台味噌など6種類の味噌を厳選し、修行店同様多めに背脂を合わせた濃厚味噌ラーメン。ニラやコーンがシャキシャキとした清涼感とともに色彩豊かに華を添える。自家製の中太麺はしっかりとした食感で、濃厚なスープに負けじと存在を主張。派手に見えるが実際は非常にバランスのいい技術の高い味噌ラーメンという印象だ。
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5.“まぜそば三ツ星” 熟練の技術から生まれる創作まぜそばが美味い!
和食・フレンチの名店で経験を積み、最後は中華の巨匠原宿『龍の子』にて修行を締めくくり開業したという異例のお店。その実績・技術を活かすべくメニューは「まぜそば」に始まり「あんかけそば」や「鶏煮込みそば」など多岐にわたる。オススメの「和牛まぜそば」は、甘味のある和牛のミンチをベースに、クミンやコリアンダーなど複数スパイスが重なるアジアンスタイル。麺はモチモチとした中太麺で、具材との相性が抜群だ。お酒も楽しめるバースタイルなので、〆の一杯としても重宝する。