東京の都心部を一周する山手線ですが、当然沿線には餃子の名店も沢山あります。
今回はターミナル駅以外の、山手線ならではの駅を中心に、途中下車をしながら巡れる餃子店をご紹介したいと思います。
まずは隣に新駅ができる予定の田町駅からぐるっと周ってみましょう。
1.【田町】山手線沿線で羽付き餃子を食べるなら「大連」
田町駅から4分ぐらい歩いたところにある餃子が人気の中国料理店です。
羽根付き餃子といえば蒲田のニーハオ、金春、歓迎の御三家が有名ですが、ここ「大連」も蒲田御三家の流れを汲む正統派の羽根付き餃子のお店です。
もともと大森にお店を構えていましたが、その後田町に移転し、慶応大学関係者や田町のサラリーマンに愛されるお店となっています。(現在も大森店はご子息が経営しています)
なんと言っても大連で食べてほしいのは羽付き餃子。モチっとした餃子の皮とカリカリにしあがった羽根の食感のコントラストを楽しんでください。皮の中からは熱々の肉汁が飛び出てくるので注意が必要です。
焼餃子以外でも、牛肉や鮭を餡の具材に使ったモチモチ水餃子もオススメです。
友人や家族と一緒に訪れて、複数種類の餃子を楽しんでみてください。
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2.【目黒】サクサク皮と芝海老の食感がたまらない「鎮海楼」の揚げ餃子
目黒駅から紹介したいのは「鎮海楼」の揚げ餃子です。
「鎮海楼」では、餃子は焼、水、蒸し、揚げと4種の調理方法で提供されていますが、一見地味な存在な揚げ餃子が実は絶品なのです。
餃子のサイズは通常サイズよりも一回り大きめ。薄めの皮にたっぷりの餡が包まれています。
この薄手の皮が揚げられてサクサクした独特の食感に仕上がっています。更に餡には芝海老が一匹丸ごと使われていて、サクサク皮の奥から芝海老のぷりっとした食感も楽しめます。
お酢をサッとかけてさっぱりと食べるのもオススメの揚げ餃子の食べ方です。
ランチタイムには2種類の餃子が選べるお得なダブル餃子定食があるので、揚げ餃子と他の餃子を食べくらべることも出来ますよ。
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3.【代々木】手延でっかい餃子・曽さんの店の餃子は生きている
代々木駅からは「手延でっかい餃子・曽さんの店」をご紹介します。
代々木駅から徒歩1分にある赤い大きな看板の「曽さんの店」は、のれんにも刻まれている「生きてる餃子」が名物料理です。
モチモチで極厚の手延べ皮で餡をたっぷりと包み込んでいます。大きな餃子なので調理時間が長いのですが、専用の鉄鍋を使い茹でてから焼き目をつけるというこの店独自の焼き方をカウンター越しに眺めることができるので、焼き上がりを待っている時間も飽きません。
こちらの餃子はサイズがでっかいので一口で食べるのは難しいのですが、迂闊に餃子にかぶりつくと危険です。
モチモチ皮の中からは、熱々の攻撃的な肉汁がここぞとばかりに飛び出てきます。これこそが「生きてる餃子」の所以です。
小籠包のように餃子に小さな穴をあけ、肉汁をこぼさないように吸い出してから、餃子を頬張るのが安全な食べ方です。
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4.【高田馬場】目の前で皮打ちが見られる創業昭和29年の老舗餃子店「ムロ」
高田馬場駅から紹介したいのは、創業昭和29年都内有数の老舗餃子専門店でもある「ムロ」です。
ムロでは、1階のカウンター席が砂被りの特等席。なんと目の前でご主人の皮打ちの実演を見ることができます。
注文が入ってから皮を伸ばす餃子は種類も豊富でノーマルな焼き餃子の他にも、チーズ、カレー味、にんにく、紅(唐辛子入り)の全5種類の餃子が楽しめます。
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5.【巣鴨】山手線で唯一ホワ餃が食べられる「ファイト餃子」
千葉県野田市に本店を構え「ホワ餃」の愛称で全国に根強いファンを抱えているホワイト餃子。そんなホワイト餃子が山手線沿線で唯一食べられるのが巣鴨駅近くの「ファイト餃子」です。
ファイト餃子はホワイト餃子の技術連鎖店の一つ。最近、庚申塚の方から巣鴨駅よりに移転をしてきました。
ファイト餃子の特徴は何と言っても、超強力粉で作った皮をたっぷりの油で揚げ焼きにした皮のサクサク食感。餡はキャベツや玉ねぎといった野菜が中心で意外とさっぱりとしているので、見た目の印象と違い、何個もパクパクと食べられてしまうのも魅力です。
ホワ餃は、とにかく餡が熱いので火傷に気をつけて食べましょう。
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6.【日暮里】 甘味処で餃子? 花家
日暮里駅からはちょっと変わったお店の餃子を紹介したいと思います。
最近観光客に大人気の谷中銀座の玄関口である日暮里駅から商店街にそって少し歩いて行くと、右手に「花家」という甘味どころの看板が見つかります。
実はこちらは甘味処でありながら餃子が美味いということで人気のお店。
ジャンボサイズの花家の餃子は、焼き目カリカリ、キャベツシャキシャキ、そして生姜とニンニクたっぷりの、かなりパンチの効いた餃子です。
甘味処のイメージと出て来る餃子のギャップの大きさも楽しめると思います。
もちろん主力の甘味類も美味しいので、食後はあんみつなどの甘味で締めるのがオススメです。
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7.【御徒町】昇龍 とにかくデカイ
ラストは御徒町駅からジャンボ餃子のご紹介。
御徒町駅と上野駅を結ぶアメ横商店街にある「昇龍」は、銀座の「天龍」、八重洲の「泰興楼」と並ぶ、ジャンボ餃子の有名店です。
厚手の皮で包んだ餃子の全長は12cm超、重量は80gと通常の餃子の4倍あります。しかし、餡はキャベツ中心で、ニラやニンニクも使っていないため、一皿(4本)は軽く食べられてしまいます。
カウンターでさっくりと食べたい場合は本店で、テーブル席でゆっくり食べたい場合は近くの2号店(Part 2)に行きましょう。
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