昔から喫茶店で、または家庭で愛されてきた玉子サンド。子供の頃、玉子サンドといえば、ゆで卵かスクランブルエッグをマヨネーズで和えて、サンドイッチ用の薄切りの食パンや、ロールパンなんかに挟んだもので、小腹を満たす軽食的なものだったように思う。
ところが最近、ぶ厚い玉子サンドや、オムレツを挟んだ玉子サンドが流行の兆しを見せている等、一口に玉子サンドといっても、エーッ!と驚くこだわりのニュータイプが続々と登場している。そこで今回は、銀座で食べられる進化系玉子サンドをご紹介。
こだわり抜いた食パンの美味しさと焼き立てのオムレツに感動!
紹介したいのは、セントルザベーカリーのオムレツサンド(800円税抜)。セントルザベーカリーといえば、オープン以来行列の絶えない食パン専門店。スーパーに行けば、一斤100円程度で食パンが買える昨今、こちらでは、一斤800円前後。それでも、行列が絶えず、リピーターが続出しているのだ。
ベーカリーに併設されているカフェスペースでは、食パンの食べ比べの他、トースト、サンドイッチ類が提供されていて、玉子サンドもそこで食べることができる。
サンドイッチは10数種類がラインアップされているが、素晴らしいのは、挟む具によって食パンを変えているということ。玉子サンドには、「角食パン」。そのままトーストせずに食べるのに向くパンだそうで、肌理が細かく滑らかでしなやか。口にすると、しっとりふんわりとして、仄甘い。
中に挟むオムレツも、もちろん焼き立て。外はしっかりと、中はとろとろの見事なオムレツ。こだわりのパンの存在感に負けないようにと思うと、オムレツにもこれだけの厚みとやわらかさ、完成度が必要なのだろう。玉子サンドを頬張って、上質なパンとオムレツが口のなかでとけていく感覚は、まるで夢心地だ。
行列が苦手という方には、予め電話予約をしてテイクアウトするという裏ワザがおすすめだ。テイクアウトする分、オムレツの焼き立て感はさすがになくなっているが、パンはしっとりと柔らかくて、そこに時間が少し経った分のオムレツとバターの風味が滲みて、これがまた旨いのだ。帰省の折に、この玉子サンドを片手にというのは、いかがだろう。
※こちらの記事でも銀座エリアのパン情報がまとめられています!
銀座で大人気のパン屋10記事!行列に並んでも食べたいオススメ店まとめ
https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/7082/?from_article