1. 横浜駅近くのワンダーランド。昭和にタイムスリップ!
横浜駅西口。駅から徒歩2-3分のところに、不思議な一角が。
「狸小路」(たぬきこうじ)という小さな飲み屋街。
この一角だけは、昭和の雰囲気が色濃く残っています。路地を奥に向かって進むと、今回紹介する味珍(まいちん)が現れます。
路地の両サイドに、本店と支店があります。どちらでもお好きな方へ入りましょう。
横浜駅を背に左側にある新店の方に入ると、1階は船型になったカウンター席。こちらは常連さんでいっぱいなので、目の前の急な階段をゆっくりと上ってください。
2階に上がると、カウンターとテーブル席。想像よりも広い空間が。
店員さんが案内してくれます。一人の場合はカウンター席で。
2. カラシと酢とラー油で自分好みのタレを作って、いざ豚・豚・豚
こちらの看板は、醤油で煮込まれた豚。
頭、耳、舌、胃、足、尾の6種類がラインナップ。
どれを食べても外れなしです。
部位を注文した後、お客がやるべき重要な仕事が。
渡されたお皿に、たっぷりの和ガラシを入れ、酢をたっぷりとかけます。お好みでラー油やニンニクを入れると、「マイ・タレ」の完成!
これを作るのが、このお店の楽しみのひとつといっても過言ではありません。
カラシたっぷり、酢たっぷり、ラー油たっぷりの3種類で作るのがおススメかな。
豚の醤油煮は、カットされた形で出てきます。
個人的なイチオシは、何といっても「尾」。豚のしっぽですね。
ゼラチン質たっぷりで、トロッとした食感。口の中でとろけます!
先ほど作った、「マイ・タレ」に付けて食べると、絶品!!!
醤油で煮込まれた豚は、他では味わえない独特の味。思わずビールがすすんじゃいますねえ。
「尾」は人気メニューなので、早い時間で売り切れることも。
お店についたら、確実にゲットしておきたい逸品です。
他にも、定番人気の「胃」や「頭」や「舌」もおススメ。「足」(豚足)や「耳」も美味しいし。あ、全種類か(笑)。
部位それぞれの特徴を味わえます。2人で行っていろいろ食べ比べるのがベストでしょうか。
3. 忘れてはいけないのが「やかん」。魔法のお酒は飲みすぎにご用心!
豚の美味しさに、あちこちで満面の笑みが広がっていますが、忘れてはいけないのが、通称「やかん」。
正体は焼酎。店員さんがアラジンの魔法のランプのような容器でコップいっぱいについでくれます。
だから、「やかん」なのでしょうか。下の皿に溢れる焼酎がご愛敬(笑)
この「やかん」を片手に豚を食べると、最強のコンビ!魔法のお酒と魔法の豚でもう止まらない!!!
お好みで、カウンターに置いてある梅シロップを焼酎に入れたりもできます。
ウーロン茶を別に頼んでウーロン割りにして楽しむ常連さんも。
そうそう、もう一つ忘れてはいけないのが、「なっぱ」と呼ばれる白菜のお漬物。
これが箸休めとして絶品です。
他には、くらげサラダも人気の一品。
豚、焼酎(やかん)、なっぱをぐるぐると。至福のひととき~。
2階で飲んだ時は、帰りの階段が急なので、イイ気分でも慎重に降りることを忘れずに!
横浜駅近くにある、昭和の雰囲気を満喫できる極上の酒場です。