新潟にミートソースを掛けた「イタリアン」と呼ばれる焼きそばがあることをご存知の方は多いでしょう。以前メシコレでもご紹介しましたね。
実は山梨県でも、それとほとんど同じタイプの焼きそばがかつて売られていました。もともとは地元の菓子メーカーが運営していた軽食チェーンで販売されていた焼きそばで、県内各地で学生を中心に食べられていたそうです。
その後、その軽食チェーンはなくなってしまいました。しかし今でもその焼きそばが食べられるお店がわずかに残っています。今回はそれらをご紹介します。
1. 【山梨市】喫茶店チロル「イタリアン焼きそば」
1軒目にご紹介するのは山梨市の駅前にある喫茶店、チロルさん。角太麺の焼きそばに玉ねぎの甘さが特長的なミートソースがたっぷり掛かっているのは新潟とそっくり。メニューの名前も「イタリアン焼きそば」なのですが、前述の軽食チェーンの名残で、新潟のイタリアンとは関係ないそうです。
アルマイトの皿に盛り付けてフォークで食べるというスタイルも当時のままだとか。値段もお手ごろで今でも地元学生に人気のメニュー。ソフトクリームとのお得なセットもありますよ。
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2. 【韮崎市】パブ喫茶・金糸雀（カナリア）「ミート焼きそば」
2軒目は韮崎市にあるパブ喫茶・金糸雀（カナリア）さん。和菓子・洋菓子を販売する店の中にさらにドアがあり、そこが入り口になっています。昼は喫茶店、夜はパブとして営業されています。
金糸雀さんのミート焼きそばも角太麺の焼きそばに挽肉たっぷりのミートソースというスタイル。普通の焼きそばより1ランク上の贅沢な味わいが楽しめます。写真は陶器の皿ですが、いまはこちらもアルマイトの皿で提供されているようです。
パブ喫茶・金糸雀訪問時の記事はこちら
http://yakitan.info/archives/canaria
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店名：金糸雀
住所：山梨県韮崎市中央町9-2
電話番号：0551-22-1319
3. 【中央市】ふるさとカフェ・シルク「青春のトマト焼きそば」
最後は山梨県中央市。こちらでは地元商工会の青年部が懐かしの味で町おこしをしようと奮闘中。「青春のトマト焼きそば」と銘打って、かつてのミート焼きそばをアレンジした品々を市内の飲食店で提供しています。
■中央市商工会 青春のトマト焼そば 認定店マップ
http://tomato-cafe.com/tomatoyakisobamap.html
写真は同市の道の駅とよとみにある「ふるさとカフェ・シルク」で提供されている一皿。ミートソースには地元産の完熟トマトを使い、大粒の挽き肉がゴロゴロ入ってます。麺も生パスタのようなモチモチした食感で、リッチな味わい。ルーツのミート焼きそばに比べると、ずいぶん様変わりしていますが、かつて親しまれた味がこういう形で残るのは感慨深いものです。
以上、山梨県の青春の味、ミートソース焼きそばでした！ 機会がありましたらぜひ一度味わってみてください！
興味のある方は、新潟県のミートソース焼きそばとも見比べてみてくださいね！
▼ミートソースを焼きそばに！ 新潟名物イタリアン＆カリーナ！
https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/6216/
