寒くなってくると鍋料理が食べたくなりますよね。最近、注目度急上昇な鍋が炊き餃子です。

福岡で生まれた鍋スタイルの餃子「炊き餃子」ですが、東京ではまだまだマイナーな存在です。渋谷の九州藩は東京で本格的な炊き餃子が食べられる貴重なお店。

 昭和44年に銀座で九州郷土料理店の先駆けとして生まれた同店には、炊き餃子のみならず、九州の郷土料理が食べられるとあって、夜な夜な九州出身者が集まってきます。

店内には焼酎を中心に九州の郷土料理に合うお酒が多数用意されています。

辛子れんこん、大川ちくわ、明太子、さつまあげ、あご、がめ煮と九州を代表する郷土料理がズラリと並びます。これは、焼酎がすすみますね。

九州で炊き餃子と並んで人気があるのが鉄鍋餃子。小さな餃子が鉄鍋にびっしりと並んで焼かれています。

カリッとした表面と手延皮のモチモチ感が特徴です。

生姜が効いたサッパリ目の味付けの餃子をお出汁と赤い柚子胡椒で食べさせるのが九州藩流です。

この季節に必ず食べたいのが炊き餃子。餃子は鉄鍋餃子とは全く別物。

手延の皮に包まれているのは博多地鶏。軟骨も細かく砕いて入っているのでコリッとした食感がたまりません。

旨味を凝縮したスープで炊き込まれた餃子は旨さ倍増。体も芯から温まります。

鍋の中にはコラーゲンたっぷりの牛のアキレス腱も餃子と一緒に煮こまれているのもうれしいです。

焼き餃子派の皆さんも、水餃子派の皆さんも、福岡生まれの「炊き餃子」をこの冬に是非お試しください！