カレーは、日本が世界に誇るPOPカルチャーです。
日本のカレーを食べた海外の人々(アメリカ人からインド人まで)は口々に、「Amazing!」「Fantastic!」と叫ぶもんですから、日本人は日本のカレーにもっと自信を持って、海外に紹介すれば良いと思うのです。
と、言いつつ、まずは足元から。
まずは日本に住んでいる我々が、日本カレーの美味さを再認識せねばなりませんね。
ということで「JAPAN POP CULTUREの発信地」であるAKIBAこと秋葉原のカレーをご紹介しましょう。
カレーの街・神保町から地続きの秋葉原には、実に多彩なカレー屋さんがあるのですが、今回は特に、「日本ならでは」「AKIBAならでは」の個性派カレー屋さん9店をご紹介。
(つまり、現地式インド料理店やタイ料理店は除外)
もし、海外からの客をAKIBAに案内することがあったなら、是非コースに加えてみてくださいね。
AKIBAカレーその1:札幌スープカレー×二次元「カムイ」
まず、秋葉原でスープカレーといえば、迷わずココ。
小さな店内には、スパイスが擬人化された萌えキャラのイラストがズラリ。
メイド喫茶とのコラボや漫画関連のイベントなど、がっつりとアキバを感じるお店なのですが、意外にもカレーは奇をてらうことのない超正統派の北海道スープカレーなんです。
また、意外と仕込みに手間暇がかかり、原価もかかるスープカレーの世界で、1000円を切る価格での提供も素晴らしいところ。
秋葉原で、といわず、東京を代表するスープカレー店のひとつですよ。
写真:「チキン野菜カレー」
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AKIBAカレーその2:酒・メイド・カレー!「カリガリ」
著名人とのタイアップ企画など、
いつも斬新な話題を提供してくれる渋谷「カリガリ」の2号店。
元々は銀座のクラブで裏メニューだったカレーが人気となって誕生したお店です。
この「カリガリ秋葉原」が面白いのは、カレーのminiサイズがあったり、おつまみが充実していたりで、気軽に飲めるカレー屋となっているところ。
そしてもうひとつ、アキバ的ファッションに身を包んだお店の女の子たちが「その筋では有名」な方々ということ!
実にAKIBA的な雰囲気、要チェックですよ。
写真:「インドカレーmini+馬タン薫製」
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AKIBAカレーその3:カレー&ガレットでお洒落なアキバ「カリカリ」
上の「カリガリ」と名前は激似ですが、世界観は真逆。
こちらはカレーとガレットがテーマのお洒落なお店です。
カレーは「ビーフ」と「スリランカ」があるのですが、オススメは合い掛け。
実に美しい一皿が愉しめますよ。
食後にはスイーツガレット、お洒落に洒落て洒落まくってくださいね。
写真上:「ビーフとスリランカのツインカレー」
写真下:「スイーツガレット 塩バターキャラメル」
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AKIBAカレーその4:秋葉原最古参の貫禄「ベンガル」
アキバのパーツ街(メイド街と呼ぶべきかな?)によく行く人ならば、ずっと気になっているカレー屋さんかもしれません。
実はここ、秋葉原が今のようにPOP CULTUREの街となる遥か前、1973年に創業した超老舗なんです。
現地シェフによるインド料理店がそれほどなかった時代から、インドのカレーを日本米に合うようアレンジ、スパイシーな味わいを提供しつづけてきたこのお店、今でも十二分に満足度の高いカレーをいただくことができますよ。
写真:「ビーフ角切りカレー」
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AKIBAカレーその5:金沢カレーでガッツリヒーハー!「カレーの市民アルバ」
アキバらしいカレー、と言ってスルーできないのが「金沢カレー」。
王者「ゴーゴーカレー」とともにアキバで人気なのがこの「カレーの市民アルバ」。
都内には秋葉原と錦糸町にしかなく、ちょっとレアなこともありピックアップしてみました。
「金沢カレー」各ブランドの中でも、最もカレーらしいカレーがこのアルバ。
別注で激辛ブートジョロキア追加ができるのも高ポイントですよ。
写真:「カツカレー」
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AKIBAカレーその6:アレ的な老舗人気店「ラホール」
東京カレーの名店・湯島「デリー」の血をひいて・・・るわけではないのですが、それっぽい味わいで根強い人気の老舗カレー屋さん。
アキバでは電気街側に「外神田店」、首都高側に「秋葉原店」と2店舗営業。
「デリー」の「カシミール」・・・っぽい味わいの激辛「ブラックカレー」がオススメですよ。
写真:「ホウレン草ブラックカレー」
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AKIBAカレーその8:人気上昇!東京スパイスカレーの俊英「カレーノトリコ」
2014年に誕生、みるみる間にカレーマニアの間で評判となった古民家カレー店。
今、関西では、インドやスリランカのホールスパイスを過剰なほどにビシバシ効かせた「スパイスカレー」というジャンルが大人気。
こちら「カレーノトリコ」は関西ではなく、神保町「エチオピア」にいたことがあるシェフのお店なのですが、関西「スパイスカレー」にも匹敵するビシバシ感が魅力。
シャバシャバっとした「インド風カレー」にぶっかけられた乾燥カスリメティ、蒟蒻入り「牛すじドライカレー」はまるで神戸長田のぼっかけ風と、いろんな意味で関西を感じてしまうこのお店、行列あり&売り切れご免なところも、関西っぽいので要注意ですよ。
写真:「あいがけカレー +チキントッピング」
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- カレーノトリコ
- カレーライス 都営新宿線 岩本町駅 A2口 徒歩1分
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AKIBAカレーその9:J●JOの奇妙なカレースタンド「PLUCK」
店名はJ●JOのあのシーンから。
「カレースタンド」を名乗っていますが、J●JOということで別の意味にも受け取れますね。
店内を埋め尽くすのはアニメ&ゲームのポスター。
実はここの店主、格闘ゲーム界ではちょっと知られた人物なんです。
で、ここでどんなカレーがいただけるのかというと・・・川崎や二子玉川に展開する「エリックカレー」の流れを汲んだインド式カレーなんですね。(店主は「エリックカレー」から独立)
AKIBA的オタクの空気感とホールスパイスの香り、このマッチングに居心地よさを感じる人も多い(?)はず!
写真:「トリプルセット」