屋台餃子といえば博多が有名ですが、実は四国の高知にも博多以上に熱い屋台餃子があります。
高知の屋台餃子の人気店「安兵衛」は、創業昭和45年の老舗店。今では、繁華街から少し外れた川沿いに50席近くの大きな屋台を構え、連日満席に成る人気っぷり。
そんな高知で大人気の屋台餃子の店が、5年前に「えびすの安兵衛」として恵比寿に進出してきました。安兵衛独特の超薄皮餃子のサクサクとした食感にハマる人が続出し、あっという間に都内有数の人気餃子店に。
安兵衛では餃子以外にも土佐の地酒とツマミが気軽に楽しめるのも魅力。餃子も郷土料理も酒も旨い、三拍子そろったお店です。
超薄皮餃子の焼き餃子はサクサクの食感
安兵衛の餃子の特徴は超薄皮。
超薄皮の上に野菜多めの餡なので、作り置きをするとすぐに水っぽくなってしまうため、注文が入ってから職人さんが一つ一つ手で包みます。
ちなみに、お店で「包み」や「焼き」の工程を担当するには1年以上の修行が必要とのこと。
経験を積んだ職人さん達が鉄のフライパンで焼き上げる餃子はパリパリというよりもサクサクっとした独特食感が特徴。
薄皮に包まれた餡の具材はベーシックに豚、キャベツ、ニラ、生姜。にんにくは有り、無しが選べます。
専用の餃子のタレに、辣油をたっぷり入れて食べるとお酒がすすみます。さっぱり系の餃子なので、いくらでも食べられちゃいますね。
土佐の地酒と郷土料理で高知屋台の雰囲気をそのまま再現
「えびすの安兵衛」は、高知にある屋台をそのまま恵比寿で再現したようなお店です。餃子以外のメニューのお酒やツマミにも土佐の名物が並びます。
例えば全国的に餃子にビールは鉄板の組み合わせですが、土佐の男子は餃子にも日本酒。しかも常温で飲むのが土佐流。
ツマミもすまき(巻き簾で包んだかまぼこ)のおでんや、生節、酒盗など、土佐料理が気軽にたのしめるのでどんどんお酒がすすみます。
スープにつけて食べる薄皮水餃子
水餃子も超薄皮の餃子。焼き餃子と同じ皮と餡の餃子が茹であげられています。
餡は焼き餃子同様にニンニクあり、なしが選べるのですが、水餃子はニンニクなしの方がオススメ。
この薄皮の餃子を茹でるというのは茹で加減が難しそうなのですが型崩れは一切有りません。
餃子をそのまま何も付けずに食べても、餃子タレにつけて食べても良いのですが、専用のスープに浸して食べるのがイチオシの食べ方です。
レンゲですくって、スープと一緒にツルッといきましょう。