ＮＹから中野に上陸！注目の新スタイル「ラーメンバーガー」

最終更新日： 2016/01/22

この記事で紹介するのは…東京都・中野でオススメの『RAMEN BURGER TOKYO（らーめんばーがーとうきょう）』について紹介している記事です。ラーメン事情に詳しい山本剛志さんがおすすめのメニューなどを詳細にレポートしてくれています。

ニューヨークで人気の「ラーメンバーガー」が５月３日開店！

　中野駅南口、「肉煮干中華そばさいころ」の２階に「RAMEN BURGER TOKYO」が開店。これは、日系アメリカ人のKeizo Shimamoto（ケイゾウ・シマモト）氏が考案し、ニューヨークで人気を集めているもの。

　シマモト氏はそれまでの仕事を辞めて日本でラーメン店に修業し、ニューヨークで人気ラーメン店を営んでいる。

　そんな彼がラーメンバーガーを考案したのは、イベントで出会った「喜多方ラーメンバーガー」がきっかけ。これは、喜多方の縮れ麺を蒸して焼き固め、豚角煮やナルトなど、ラーメンの具を挟んでソースに絡めたもの。

　シマモト氏は「ハンバーグを挟んでこそのハンバーガー」と考え、本格的なハンバーグを焼き固めた麺で挟み、醤油味の秘伝のソースで味付けし、ハンバーガー大国である米国でも人気の品を誕生させた。

アメリカの味に、日本の名ラーメン店主が新たな魅力をプラス！

　ラーメンバーガーを日本に招聘したのは、株式会社地雷源代表取締役で、１階の「さいころ」も手掛ける鯉谷剛至氏。シマモト氏の友人でもある。基本的なスタイルはニューヨークと同様で、「オリジナル」と「ワークス」の２種類のハンバーガーがメイン。客席がカウンターだけでやや狭いが、テイクアウトも可能。

これが、ニューヨーク発祥の「RAMEN BURGER」だ！

　これが「ザ・オリジナルバーガー」。米アンガス牛100%の粗挽き肉を使った分厚いハンバーグに、ネギとレタス、そして秘伝のソースで味付けし、麺で挟んでいる。ニューヨークの味を再現しつつ、鯉谷氏は更に工夫を凝らしている。

　「さいころ」も自家製麺だが、ラーメンバーガー専用の麺を開発した。ニューヨークではストレート麺を使っているが、ハンバーグにマッチする縮れ麺を作り、140gの麺を茹でた後に４つに分けて固めている（ハンバーガー１品で70gの麺になる）。手にすると肉の質感をずっしりと感じ、焼きたてのハンバーグと麺の熱さが手に伝わってくる。縮れ麺にした事で、麺がふわっとしていて、ハンバーガーのバンズのような食感を楽しめるようになっている。

　こちらは「ザ・ワークスバーガー」。「the works」は英語で「全部」の意味なので、ラーメン業界でお馴染みの「全部入り」といったところ。チェダーチーズ、ベーコン、目玉焼きが入っている。ベーコンに使う「青梅豚」と目玉焼きに使う卵は、鯉谷氏が「El Dorado＠福生」（現在無期限休業中）で使っていた素材。ボリュームもあって食べごたえ抜群。
　噛むごとに牛肉、ソース、麺も相まった食感が楽しめるので、初めての方は是非これを食べてみてほしい。