これまで京阪神の餃子をレポートしておりますが、餃子を研究しているとつい気なるのが焼売です。ある人の例えによると…餃子はクワガタ虫的存在、焼売はカブト虫的存在らしいです??…男子は何となく分かるかもしれませんね(苦笑)。たぶんバリエーション(品種)の多少だと思います。そこで今回は大阪のキタとミナミを代表する餃子と焼売の四大老舗名店を紹介します。因みに焼売の両店は作家の池波正太郎氏も通われたという名店です。
大阪キタでの味比べ…餃子の代表店は北新地『天平』。
北新地に一口餃子の食文化を広めた老舗名店。イートインの店以外にも、近所のタバコ屋さんでテイクアウト専門店もあります。餃子は丁度良い柔らか食感で風味も上品です。だから女性の方でも三人前は食べられるかと思います。こちらのお店の一番の名物はいつまでもお若い女将さんです。カウンター越しの会話がとても楽しいです。
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大阪キタでの味比べ…焼売の代表店は曽根崎『阿み彦』。
元々昔、寿司割烹であった同店。そのため焼売は寿司を握る様に固められ独特の形になっています。弾力のあるミンチ肉をモチモチの皮で包み一旦蒸した後、なんとフライパンで焼き上げるというスタイルの焼売です。焼売と餃子の間ぐらいの食べ物というイメージでしょうか。セットで付いてくるスープも鶏ガラでコクがあり美味しいです。 焼売(8個入)630円 ※スープ付
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- 阿み彦 梅田店
- 中華料理 大阪市営谷町線 東梅田駅 7番口 徒歩2分
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大阪ミナミでの味比べ…餃子の代表店は心斎橋『南平』。
一口餃子の食文化ルーツは北新地ですが、心斎橋でも出される店が数店あります。こちらの店はキタの『天平』、ミナミの『南平』と一口餃子のまさに双璧をなすお店です。餃子は美しいキツネ色に焼き上げられ、バリっと固めの食感で、これがビールと凄く合いますね。また箸休めの胡瓜漬物との相性も抜群です。店内は静かで、お忍び訪問するにはいい場所です。
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- 南平
- 餃子 地下鉄なんば駅 徒歩5分
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大阪ミナミでの味比べ…焼売の代表店は難波『一芳亭』。
いつも観光客や常連客で行列ができているお店です。こちらの焼売は戦後の小麦粉不足で薄焼玉子を代用した黄色い皮が特徴的です。噛むとフワフワ食感で肉汁が溢れてくる美味な逸品です。大阪が全国に世界に誇れる焼売と言っても過言ではないです。 焼売(5個入)320円