来る3月14日、北陸新幹線の長野から金沢までの区間が開通します。東京から金沢までが約2時間半! 首都圏から石川県へのアクセスが随分と楽になりそうですね。その日に備えて今回は石川県のご当地焼きそば、小松塩焼きそばをご紹介しましょう。
小松は金沢から30km余りに位置する町で歌舞伎の舞台や九谷焼などで知られています。また小松空港があるため石川県の玄関口としても利用されてきました。この町で昭和30年代から食べられて来たのが小松独特の塩焼きそばです。
今回は小松塩焼きそばの元祖とその兄弟店、さらに金沢で同様の品を味わえるお店の合計3店をご紹介します。
餃子菜館・清ちゃん - 小松塩焼きそばの元祖とされる老舗中華料理店
まず紹介するのは小松塩焼きそばの元祖とされる餃子菜館・清ちゃん。1959年創業の中華料理店です。
創業者が小松にない味を求めて中国・日本を旅して回り、炒麺(チャーメン)を元に完成させたのが塩焼きそば。平打ちの茹で麺と野菜・肉を塩ベースでシンプルに味付けした品です。そのままは勿論、好みで卓上のソースを掛けても味わいがガラッと変わって美味しいですよ。
もうひとつの看板メニュー、やきギョーザもおすすめ。香辛料を利かせた肉餡がプリっとした皮に包まれ、絶妙な加減で香ばしく焼き上げられた絶品です。焼きそばとあわせてどうぞ。
紹介しているお店はこちら!
- 餃子菜館 清ちゃん
- 点心・飲茶 北陸本線小松駅 徒歩5分
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餃子菜館・勝ちゃん - 元祖の兄弟店、両店の食べ比べもオススメ!
次に紹介するのは餃子菜館・勝ちゃん。前述の清ちゃんとは創業者が兄弟だそうで1961年創業。写真は旧店舗のものですが、昨年末には新規店舗に移転して装いも新たになったとか。こちらも塩やきそばと餃子が人気のお店です。
「塩やきそば」は、モチモチの平打ち麺と具を絶妙な塩梅で味付けした逸品。さらに野菜や肉の旨味が滲みて複雑な味わいに仕上がっています。
清ちゃんの方はシンプルかつポテンシャルを秘めた美味しさ、勝ちゃんは完成度の高い複雑な美味しさと言ったところでしょうか。地元でもどちらが好みかで二分されるそうです。両店とも駅から近いので、時間とお腹に余裕があったら食べ比べてみてください。
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珍香楼 - 小松と同様の焼きそばが味わえる金沢の人気中華料理店
最後に紹介するのは金沢市街の中心部にある珍香楼さん。繁華街の香林坊から程近い広坂の大通り沿いにある地元で人気の中華料理店です。
店主は小松にあった同名の店で修行したそうで、この店も焼きそばと餃子が名物。平打ち茹で麺に野菜たっぷりの焼きそばは、明らかに小松の塩焼きそばがルーツであることが見て取れます。
「ギョウザのたれをお好みで焼きそばに掛けてみてくださいね」……この店で焼きそばを食べると店員さんから必ずそう告げられます。味は試してみてのお楽しみ。野菜の旨味たっぷりの餃子も必食ですよ。
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- 珍香楼
- 中華料理 北陸鉄道石川線 野町駅 徒歩19分
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