古い街並みが残る蔵の街、「小江戸」の愛称を持つ埼玉県川越市。首都圏からもアクセスしやすく、日帰りで気軽に訪問できる観光地として人気です。
そんな川越の名物として知名度上昇中なのが独特の太麺焼きそば。ものの本によると川越市街にある蓮馨(れんけい)寺の境内にあった焼きそばの屋台が発祥だとか。縁日などで極太麺を使った焼きそばが人気となり、それが近隣地域の駄菓子屋さんや食堂に広まったようです。
というわけで今回は川越から太麺焼きそばの代表的なお店3軒をご案内します。小江戸散策のついでに焼きそば食べ歩きなんてのも楽しいですよ。
みどりや - 川越第一小学校の目の前、老夫婦が営む昔ながらの駄菓子屋さん
まず紹介するのは川越第一小学校の目の前にある駄菓子屋のみどりやさん。老夫婦が営む懐かしい雰囲気のお店です。
麺はモッチリとしたコシがある極太麺。具はキャベツのみというシンプルな品ですが、鶏と豚から取った出汁で蒸し焼きにする工程を経ており、酸味勝ちのソースと相まって意外な美味しさ。小学生でも手が出せる安さも駄菓子屋ならではの魅力ですね。
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- やきそばのみどりや
- 喫茶店 西武新宿線本川越駅 徒歩14分
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小峰商店 - 川越城本丸御殿跡の正面、三芳野神社境内にある個人商店
童歌「通りゃんせ」の舞台とも謂われる三芳野神社。その境内にあるのがこちらの小峰商店さん。焼きそばの他にちょっとした駄菓子や飲み物も商っており、焼きそばをつまみに軽く一杯なんてこともできます。
こちらも極太麺とキャベツのみを使ったシンプルな品で、価格もかなりお手頃。味付けは割りとマイルドな仕上がりですので、卓上にあるソース・一味・コショウなどを好みで掛けて調整しましょう。
川越城本丸御殿跡からも目と鼻の先ですので散策のおやつにもってこいですね。
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まことや 蓮馨寺 - 市民に親しまれてきた屋台の焼きそばが復活
冒頭で触れた蓮馨(れんけい)寺境内にあった屋台は1981年(昭和56年)に一旦姿を消しました。それを2008年(平成20年)に復活させたのが「小江戸茶房まことや」さん。持ち帰り専門ですが簡素なテーブルセットが置いてあり一応その場でも食べられます。
極太麺とキャベツは他のお店同様ですが、肉の欠片が入っていて味付けもやや濃い目。青海苔、紅ショウガのトッピングも川越焼きそばではちょっと珍しいかも知れません。
蔵づくりの町並みと本川越駅の間に位置しますので、休憩がてら立ち寄ってみてください。