東京餃子通信編集長の塚田亮一です。
宇都宮と浜松が日本代表する二大餃子タウンということは皆さんご存知だと思いますが、日本には宇都宮、浜松以外にもその地域ならではのご当地餃子がある街が沢山あります。
今回は特に特徴のある餃子文化を持つ宇都宮、浜松、福島、神戸、福岡、大阪の6地域から地域を代表する老舗餃子店をそれぞれご紹介したいと思います。
旅のついでに少し足を伸ばしてご当地ならではの餃子文化に触れるのも楽しいですよ。
【宇都宮・正嗣】餃子消費量日本一の胃袋を支える老舗餃子店
宇都宮では、みんみん派か正嗣派かと言うほどに地元民の人気を二分する老舗餃子店。カリッと焼き上げたやや厚めの皮とキャベツのシャキシャキした食感が特徴です。小さめでサッパリしてるので気が付くとパクパクと何皿も食べてしまいます。
メニューは焼き餃子と水餃子のみ。「焼き2、水1」といったように、それぞれの枚数で注文しましょう。
宇都宮の中心街にある宮島本店の他に、宇都宮周辺に数店舗展開しています。
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http://www.ucatv.ne.jp/ishop/masashi/
【浜松・石松餃子】もやし添えの餃子はここから始まった
浜松では戦後満州からの帰国者によって餃子が広められ、今では日本有数の餃子の街となりました。浜松餃子を特徴づけるのが円形に焼かれた餃子の真ん中に添えられた箸休めのもやし。このもやし添え最初に始めたのがが石松餃子です。
浜松駅から少し遠いですが元祖浜松餃子を食べに、少し足を伸ばす価値はあるとお思いますよ。
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【福島・満腹】手延べ、手包み、円盤餃子が福島のこだわり
福島餃子の特徴はフライパンにぎっちり丸く並べたて焼き上げた円盤餃子。円盤餃子の元祖と言われているのが「満腹」です。皮から全て手作りで、職人さんが丹精込めて包みあげた餃子はサクッとした食感が特徴です。
福島の餃子屋さんは基本的に夕方からしか営業をしないので来店する際には気をつけてください。
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【神戸・瓢たん】味噌ダレで食べるふんわり包みの餃子
神戸には南京町(中華街)を中心に、元町、三宮周辺に多くの餃子専門店があります。神戸の餃子の特徴は味噌ベースのつけダレです。
創業昭和32年の瓢たんは、地元で最も人気のある餃子店の一つ。ふんわりとしとした焼き上がりが特徴。皮の中にはしっかりとした味わいの餡が隠れています。八丁味噌ベースの秘伝のつけダレを自分の好みに合わせて醤油、お酢、ラー油、ニンニクを調合するのも楽しいですよ。
元町にある本店の他にも、三宮などに数店舗展開しています。
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【福岡・博多祇園鉄なべ】サクサク熱々の鉄なべ餃子
博多餃子の代名詞とものなった鉄なべ餃子。博多では30年以上前に当店の前身の屋台で始まったとされています。鉄なべにぎっちりと敷き詰められた小ぶりな餃子は、最後まで熱々で食べられます。
さくっとした食感の手作り皮に包まれたニンニクの香りが効いたジューシーな餡。これらをポン酢しょうゆと柚子胡椒のつけダレにつけてサッパリといただくのがオススメです。
博多の中心地に近いのも便利ですね。
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【大阪・天平】キタのお土産の定番ひとくち餃子の発祥店
大阪を代表する高級飲食店街の北新地。北新地でひとくち餃子発祥店を掲げる天平は創業昭和30年。以来、ひとくち餃子は、匂いが気にならず、衣装も汚れず、栄養満点ということで、新地で働く女性に人気になり、お土産の定番になりました。
パリっとした食感と一味唐辛子がぴりっと効いた風味が特徴です。