谷崎潤一郎の小説 「細雪(ささめゆき)」にちなんだ「ささめうどん」をいただく
大阪府池田市に、大阪最古のうどん店があるのをご存知でしょうか?
元治元年(1864年)創業の老舗 『吾妻』さんです。
1864年と言えば今から155年前、「池田屋事件」「禁門の変」「四国連合艦隊下関砲撃事件」などがあった江戸時代末期の幕末です!
そんな老舗うどん店で名物のうどんをいただきました。
いただいたのは『吾妻』 さんの看板メニュー 「ささめうどん」 。
「かやくごはん」 も美味しいとの評判なので一緒にいただきました。
熱々のあんかけのかけ出汁に、冷麦より少々太い細切りのうどん。
具は、刻み揚げ、蒲鉾、塩昆布、おろし生姜、摺胡麻、三つ葉。
「ささめうどん」 という名前は、谷崎潤一郎の未亡人の松子さんが吾妻さんに来店して食べられたことから、小説 「細雪(ささめゆき)」 に因んで命名されたそうで、それまでこのメニューは 「吾妻うどん」 というネーミングだったそうです。
非常に細いうどんですが、コシもあってしっかりした麺です。
そのうどんに、熱々のあんかけ出汁が絡んで実に美味しい。
上の写真であんが麺に絡んでいる様子がおわかりでしょうか?
寒いこの時期に、おろし生姜がたっぷりのった熱々のあんかけのうどんは、体に芯から温まるありがたいうどんです。
薄口であっさりした味付けの 「かやくごはん」 は 「ささめうどん」 のあんかけ出汁と良くあって評判通り実に旨い!
暖かい時期には冷たい「冷やしささめきつぬうどん」もあります。
阪急宝塚線池田駅から徒歩数分、幕末からつづく老舗の味をぜひ味わってみて下さい。
紹介しているブログはこちら!
http://tushio.jp/
うっし~さんのInstagramで最新の食べ歩き情報をチェック!
https://www.instagram.com/ushio339/