久留米と言えば、全国的に『豚骨ラーメン』発祥の地として知られています。
また、多くの芸能人を輩出している土地柄としても知られ、ラーメンだけでなく焼き鳥でも地域おこしに取り組まれております。
昨年は『豚骨生誕80周年』の記念イベントも開催され、会場の熱気とファンの大行列でニュースにもなるなど、まさに豚骨ラーメンの聖地ですが…
実は、久留米市及びその周辺地域では昔からうどん文化も盛んで、地元では人気のお店も多数存在しています。
今回はその中から、個人的に出汁の旨さに心を奪われた、市内のうどん店を3軒ほどご紹介致します。
1. 久留米インターを降りてすぐ、出汁の旨さにカツ丼のファンも多い『ゆう助うどん』
ごぼう天うどん 540円
昆布・うるめ・鰹節による力強い味わいで、昆布先行型ですがそのバランスはさすがです!
自家製麺は注文を受けてから茹でられ、柔らかい歯触りながらもちっと弾力があり、独自配合の醤油と自然塩で出汁の旨味をまとめ上げられています。
きつね色のごぼう天は衣が薄く、風味良くぱりっと揚げられ食感を楽しむも善し、つゆに浸して旨みを滲ますも善しです♪
男性客の大半は、うどんとカツ丼の定食を召し上がられており、まさに出汁の旨い店の証しとも言えます。
駐車場は狭くて、慣れない方は少し難儀するかも知れませんが、店先に数台分用意されています。
店内には、久留米出身である有名男性歌手のサインが飾られており、これもご当地を感じられるアイテムとして一役買っております(笑)♪
紹介しているお店はこちら!
2.車がないと不便な立地ながら、昼間は満員御礼の人気店『吉屋うどん』
山菜うどん 370円
地元の麺好きの方に連れて行って頂いた、観光客には分かり辛い場所にあります。
昼時は駐車場が満車で、店内で待つ事も珍しくないとの事ですが、オペレーションを眺めていれば、その実力は一目瞭然です。
こちらも出汁は昆布先行型ですが、昆布出汁が好きな方には堪らない味わいです。
太めのやわ茹でうどんに、つゆが絡んでこれまた相性抜群ですが、山菜のチョイスはちょっと失敗しました。
山菜は甘辛く味つけされており、その煮汁がうどんつゆに混ざるので、純粋に出汁を味わいたい方だと好みが分かれる味わいです。
また、写真は掲載しておりませんが、こちらでは是非とも「ちくわの磯辺揚げ」をお勧め致します。
別皿で頼むと、衣のさくさく感を存分に楽しむ事ができ、ビールが恋しくなってしまう旨さです♪
紹介しているお店はこちら!
3.週末は、開店前から行列が出来る、煮込みうどんの名店『久留米荘』
ごぼう天うどん 450円
市内中心部から少し離れますが、久留米の人気店にここを挙げる人は多くいらっしゃいます。
煮込みなので、出汁がうどんに染み込んでいて、熱々でやわやわの食感ですがこれがとにかく旨い!
鰹節などの旨味を、酸味が出る一歩手前まで搾ったぐらいの感じで、つゆは少し濁っていますがクセになる味わいです♪
こちらもごぼう天は、細切りでスナック菓子みたいに揚げられたタイプで、芳ばしさと食感が楽しめる仕上がりです!
特筆すべきは、こちらのお店ではお持ち帰りも出来るのですが、開店直後からお持ち帰り目当ての客でレジに行列が出来ており、その実力をまざまざと見せつけられました!