関西の二大歓楽街と言えば、大阪北新地と京都祇園です。高級クラブやお茶屋、老舗料亭などが多くあります。しかし、それだけではありません。北新地には餃子の専門店が十数軒、祇園にも有名店が数軒あります。今回は、この二大歓楽街で遊ぶ前の腹ごしらえとして是非押さえておきたい餃子店２軒を紹介します。共にホステスさんや舞妓さん芸子さんが口にしても食べ易い、一口サイズで薄皮なのが餃子の特徴です。

１．蜆楽通りの名店「紅鯨（べにくじら）」で味わう絶品一口餃子

大阪北新地は昔から一口餃子という独特の食文化がある街として有名です。古くは、あの「点天」や老舗名店「天平」をはじめ、毎年この地に新店が開業されています。今ではその数は十数軒はあります。その中で今回ご紹介するのは、蜆楽通りの中にある「紅鯨」というお店です。静かな小料理屋といった雰囲気の店内で頂くのは名物の味噌だれ一口餃子です。まるでお皿に華が咲いた様な美しい餃子は北新地らしく一口サイズで、これを神戸餃子の味噌だれで頂きます。この組み合せは正に関西ゴールデンタッグですね。餃子は一口サイズながら餡の美味しさを閉じ込めた逸品です。それにコクのある絶品味噌だれがピッタリ合います。是非、北新地で遊ぶ前に食べて欲しい餃子です。

２．祇園末吉切通し角の「歩兵（ほへい）」で味わう極上餃子

京都祇園には「餃子の王将」や「みんみん」などのチェーン店、そして「泉門天」などの老舗店がありますが、近年超人気のお店があります。そのお店は祇園末吉切通し角にある「歩兵」さんです。外観は京都らしい風情ある佇まい、そして店内の柱には舞子さん芸妓さんからの千社札が何枚も貼られています。千社札が貼られると、お金が舞い込んでくるらしいです。こちらで頂ける餃子は定番の焼餃子と、人気の生姜餃子があります。餡の味付けも京都らしく上品かつ繊細で、焼き加減もサクッと軽い仕上げ方になっています。これなら何人前でもいけますね。是非、祇園で遊ぶ前に食べて欲しい餃子です。