北陸の海の幸が大集合! しかも、びっくりするほどリーズナブル。
回転寿司を最初に始めたのは、大阪の布施にあった元禄寿司。
その創設者がビール工場に見学に行き、ベルトコンベアーを見て、ヒントを得たのだとか。
それは昭和33年で、今から59年も前のこと。
しかし、その後すぐにこれが流行ったかというと、そんなことはありませんでした。
それから10年後の昭和43年、フランチャイズの1号店は仙台に。
その後、大阪万博に出店し、一躍世間の注目を浴び、徐々に世間に回転寿司が登場。
昭和60年台になると、大手も回転寿司に参戦し、今のような地盤が固まったのだとか。
で、そんな回転寿司の回転レーン、ほぼ100%が石川県で製造されているのです。
では、石川県の回転寿司はどのような感じなのか・・・。
というわけでもないのですが、この日は金沢中央市場の近くにある、
“廻る寿司 ぽん太”さんにお邪魔させていただきました。
お店は金沢駅からタクシーで5分位。
歩いても20分位で着けると思いますよ。
お店に到着したのは、ちょうどお昼の12:00ころ。
日曜日のランチタイム、10人ほどの方が店内の待合椅子に座って待っていらっしゃいます。
そして、私たちもその列に加わります。
待ってる間に見ていると、廻る寿司とは言っても、一般的な回転寿司のように、レーンに常にお寿司が廻っているってわけではなさそうですね・・・。
お客さんはお店の方に寿司を注文して、寿司が運ばれてくるシステムのようです。
しばらくして、私たちの順番も来て、カウンター席に座らせていただきます。
ランチタイムのメニューはこんな感じです。
この日は日曜日なので、500円のすっしーくんランチはないですが、それでもかなりお得な値段設定。
(すっしーくん・・・このお店のイメージキャラで、本名は、寿 司<ことぶき つかさ>・・・^^;)
セットメニューに単品を組み合わせても充実しそうですね。
折角なので、特上にぎりが10貫の「Cランチ」をお願いしました。
店内は、寿司レーンに面したカウンター席と、テーブル席。
そして、反対側に座敷席もあります。
え・・・座敷席は寿司レーンに面してないのかって?
大丈夫。
ここは、回転寿司とは言っても、流しの寿司は廻ってなくて、おしぼりとお皿、湯呑みが廻っているだけなのです。
店内奥には、無料サービスのあら汁がありますよ。
“あら汁の具は控えめに 二杯までにお願い致します。”
具ばかり盛って、それをアテに飲んだくれてはいけません^^;
はい、ちゃんと良い子盛り、してきましたよ。
これ、すごくいい出汁が出て、美味しいですよ。
本当にこれだけで飲めてしまいそうだから、あの貼り紙も納得ですね^^;
そんな感じで、あら汁を楽しんでいると、お願いした「Cランチ」が出来上がってきました。
ずらりと並ぶ、逸品ネタ。
見た瞬間に、「来てよかった!」って気持ちになります。
それでは早速いただきます。
先ずは、剣先イカから・・・。
甘い、美味い!
素晴らしい鮮度ですよ。
そして、ウニもいただきましょう。
おぉ、これも素晴らしい!
最初に甘みを感じて、そのあと、口の中全体に旨味がまんべんなく広がっていきます。
これはたまりませんね。
イクラ、ズワイガニ、トロ、
そして、ぼたんえび、数の子、鰻もいただき、大満足。
と、セットは食べ終わってしまったのですが、やはり少し追加を・・・。
そう思い、店内のホワイトボードを確認します。
注文をカウンターの上においてある紙に書いて、カウンターの中の職人さんに渡します。
先ずは、生さば。
大阪では中々食べることが出来ないですものね、鯖の刺身。
口の中でとろけます、かなり美味しいですよ。
そして、まぐろ。
トロではなく、赤身のマグロを食べてみたかったのです。
いただくと、旨みが素晴らしい!
いい感じの脂ものっていて、ずっと食べ続けたい気持ちになります(^^)
金沢の近江町市場もいいですが、こちらは本当に穴場。
地元の人はご存知みたいですが、東京や大阪からの観光客はあまりいないと思いますよ。
是非食べに行ってみてくださいね!