スペイン王室御用達のガストロノミーで2015年4月に二子玉川のライズショッピングセンター・テラス マーケットのOPENとともに日本に上陸した『Mallorca(マヨルカ)』。
スペイン国内では老舗で13店舗を展開されています。スペイン国外に出店するのは日本が初だったのだそうです。
チーズやハム、ワインに缶詰めが揃うマーケット、パナデリア(イタリア語でパン屋さん)、パステレリア(イタリア語でお菓子屋さん)、お惣菜が並ぶデリカテッセン、そしてそれらをいただくカフェ&バーの5つの要素で構成されています。
おしゃれなパッケージや素材感を感じられるお惣菜が目移りするほどたっぷり並ぶ店内にはわくわくします。
そもそも『Mallorca』は、1931年にマドリードに創業したときはパステレリアだったのです。
宝くじの一等賞に当選したことが創業のきっかけだったそうですよ。なんとも夢のあるお話。
パステレリアエリアにはスペイン菓子がたくさん並びます。それらを紹介するスペイン地図とその地域の菓子を紹介するプレートもあります。スペイン菓子は地方色が強いことが特徴なのですよね。
「ブラゾ・デ・ヒターノ」
ジプシーの腕という意味。表面を褐色に仕上げるスペイン風ロールケーキ。フランス菓子にはロールケーキはあまり見かけないのですが、スペインにはロールケーキってあるんですって。
コーヒー味のクリームにクラッシュアーモンドのローストがびっしりまぶされています。
「パステル・ルソ」
バタークリームとココナツのガナッシュをダックワーズでサンド。生地よりクリームの方が多いですね。フランス産バターで作られたクリームの口どけは見事です。ロシアの皇帝が招かれたパリの晩餐会でスペイン人パティシエが作り、ロシアの皇帝を魅了したという由来で、ロシアのケーキという名がついています。
「パステル・バスコ」
バスク地方の伝統菓子、ガトーバスク。バニラビーンズとラム酒が効いたカスタードクリームをサブレ生地で包んでいます。
サクサクの内側はしっとり。
「タルタ・デ・サンティアゴ」
発祥はガリシア地方で。シナモンの効いたアーモンドケーキです。
聖ヤコブ=サンティアゴのケーキという名で十字架のシュガーコーティングが特徴です。
店内の工房で手作りされる出来立てのMallorca(マヨルカ)のスペイン菓子。国内でいただけるのはここだけです。