本格的な四川料理が味わえる、東大阪では貴重な存在の中華料理店
その昔、かの太閤秀吉さまが大阪城を築城する際、城から巽(南東)の方角に自分の馬印である千成瓢箪と、同じひょうたんの形をした古墳があることをたいそう喜び、鎮護神としたという云われのある瓢箪山。
近鉄瓢箪山駅をはさんで南北に、昔ながらの商店街が伸びています。
駅の北側にはサンロード瓢箪山、そして南側は瓢箪山稲荷神社にちなんだジンジャモール瓢箪山商店街。
そのジンジャモールを南に抜けた辺りに、「アジアンレストラン PAOPAO」はあります。
店主は16歳まで四川省の成都育ち、そして奥さまは日本育ちだけど広東料理が大好きだそう。
そんなお二人が『四川と飲茶の半分こ』をコンセプトに、2014年にオープンされたお店です。
ランチは麻婆豆腐、青椒肉絲,炒海鮮など、その日によって内容は変わります。
夜メニューのあまり見慣れない料理にも興味がそそられますね。
黒椒炒肉 850円
黒胡椒と豚肉の炒め物です。
キャベツのシャキシャキした歯ごたえに、唐辛子と黒胡椒がスパイシーにガツンと効いて、ご飯がいくらでもススムことススムこと♪
ランチを頼むと白ごはん、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐、それに炒飯か焼きそばが食べ放題になるんです。
四川麻婆豆腐(大辛) 1,000円
辛さは普通、中辛、大辛の3段階から選べます…が、大辛だけは150円プラスになります。
中辛でもそこそこ辛いんですけど、辛いものが好きな方は、わざわざ四川省から取り寄せる花椒(ホワジャオ)がタップリかかった、大辛にぜひチャレンジしてみてください。
チュルンと滑らかな豆腐、噛めば旨みがあふれる豚ミンチ、そして舌がビリビリ痺れそうな花椒の辛み。
それらが口のなかでひとつになると、カライ!でも、ウマイ!その一言に尽きますね。
そのままでも美味しい麻婆豆腐は、炒飯との相性も悪いはずがありません。
交互に食べてもヨシ、一緒にすくって食べてもヨシで、あっという間に炒飯がなくなっていきます。
二杯目は白ごはんで…
こちらもやはり間違いのないテッパンの美味しさですね。
美味しい麻婆豆腐をきれいに食べたいあまり、最後にまた炒飯をよそってきて、最後の最後までさらえるなんて食べ方もOKですよ…(笑)
スープやザーサイもお代わり自由なので、腹ペコ男子もきっと満足できると思います。
難波や神戸からでも近鉄電車一本で来れるので、ひょっこり瓢箪山まで、美味しい四川料理を味わいに訪れてみられては如何でしょうか。