おつかれ麺です。オゴポコです。
訳あって東京で働く福岡県人の皆さん。
「東京に、どっか福岡と同じ豚骨ラーメンば出す店無かとなかね?」
(訳:東京にどこか福岡と同じ豚骨ラーメンを出す店は無いでしょうか?)
と口にすること、ありますよね?え?ない?
僕は、このセリフを言われることがしょっちゅうあります!
とはいえ、福岡県人は東京の地理に精通しているわけではないので、分かりやすい説明が必要です。となれば、都心のターミナル駅、地方出身者が一度は行くであろう、あの場所なら大丈夫。
そう、渋谷駅ならね。
そこで、福岡と同じラーメン=福岡から東京へ出てきたラーメン店という視点で、渋谷駅から徒歩圏内の2軒をご紹介!
1.博多食堂 渋谷店 あの濃麻呂のラーメンを居酒屋スタイルで提供!
まず紹介したいお店は、博多ラーメンのスタンダードに近いラーメン。
というか、まんま博多で食べられるラーメンだな!と思います。こちら「博多食堂」
実はこちらのお店、福岡市内の「博多 濃麻呂」の関連店なので、それも当然のこと。
ラーメンは本場博多の軽めさっぱりの豚骨スープ、麺は「濃麻呂」と同じものを使っているそうです。
もちろん、すりゴマ、ニンニククラッシャー、高菜(しっとりタイプ)は入れ放題。
途中からこれらを投入してカスタマイズするスタイル含めて、本場の博多ラーメンと言えるでしょう。
店内はコの字カウンターだけのラーメン居酒屋形態ですが、さくっとラーメンだけでもいけますよ!
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2.唐そば 渋谷二丁目店 北九州市の名店が激戦区渋谷で完全定着!
「唐そば」と聞いてピンと来る人はたぶん北九州市出身の人でしょう。なぜなら「唐そば」は元々、北九州市八幡西区の黒崎駅前で40年以上続いた老舗店。北九州市の店は既に閉店しており、その味を継ぐ2代目店主の渋谷店のみが営業している、という状態なのです。
とはいえ「唐そば」が渋谷だけになって、既に15年以上。もしかすると「唐そば」は元々渋谷のラーメン店だ、と思っている人の方が多いかもしれませんね!
さてそのラーメンは、博多ラーメンとは一線を画す「北九州のラーメン」
店の地下で作っているという自家製麺は、バリカタの博多とは異なる、ツルシコ麺。ややヤワに思えるほど。スープも、同じ豚骨ラーメンでありながら博多ラーメンとは異なり、濃度は中庸で癖のある甘みと後味が特徴的。
今まで色々な豚骨ラーメンを食べてきましたがそうそうありません。スープを飲んだ瞬間に「ああ、こんな味だったな!」と記憶を呼び起される珍しい味。
(注:僕は北九州市の唐そばは未食なので、あくまで渋谷店での話です)
いい意味で田舎っぽいシンプルな豚骨ラーメン。メニューを増やすでもなくラーメン専門店を貫き、それを競争の激しい渋谷で15年以上も続けている。もしあなたが北九州出身の方なら、一度「渋谷の唐そば」を応援しに行ってみるのもいいかもしれません。
以上2軒、もちろん東京には美味しい豚骨ラーメンがたくさんありますが、郷愁を感じに行ってみてはいかがでしょうか?
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博多 うま馬 渋谷ヒカリエ店 厨房から博多弁が聞こえてくるレジェンドラーメン
※[編集部追記]こちらのお店は閉店しました。
博多豚骨ラーメン界のレジェンド的存在の「うま馬」
なぜレジェンドなのかと言うと「うま馬」は博多初のラーメン店と言われる「三馬路」の歴史を受け継ぐ店だから。
そんなレジェンドクラスの博多ラーメン店が、渋谷ヒカリエに店を出している光景は何とも不思議・・・と思うのは福岡県人だけかもしれません。
ラーメンは「うま馬」特有の平打ち麺かと思いきや、細ストレート麺。一般的な博多ラーメンのイメージにアジャストしているのかもしれません(未確認)。しかし、豚骨スープは甘目の醤油豚骨風味で雰囲気は出てます。
博多の「うま馬」もそうですが、こちら渋谷ヒカリエ店もラーメン居酒屋形態。
耳をそばだてると厨房からは博多弁の会話も聞こえてきます。それを聴きながら、名物・一口餃子で、居酒屋利用がベストかもしれません!
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店名: 博多 うま馬 渋谷ヒカリエ店