実直な英国風カレーをいただけるお店『PAPAN Kitchen』
昨今のスパイスカレーやインド・ネパール・スリランカといった現地系カレーの人気は本当に鰻上りですねー。
対して、マニアの間では今一つ火が点かないカレーライス・欧風カレーというジャンル。
しかし考えてみれば、我々世代の人は幼少期のカレーと言えば間違い無くそれらだった訳で。
そして原点回帰の意味も含めてお邪魔してきたのがこちら『PAPAN Kitchen』。
英国風カレーを提供する、創業5年の大阪カレーでも中堅的なお店です。
各線 天神橋筋六丁目駅の2番出口から、目の前の道を北へ。
ざっくり200m程進んだ先にあるT字路(4本目)を右折して少しの所に店舗を発見。
店内はカウンター8席のコンパクトなキャパ。
お店的にそんな古い訳ではないんですが、どこかノスタルジックさ感じる造り。
メニューを拝見しますとこんな感じ。
基本のカレーは同じで、トッピングやパスタ等の派生メニューがズラリ。
何気にカレーではない「おまかせスパゲティー」とかもあったり。
今回は初志貫徹で人気メニューの「ドライカレー」をオーダー。
【ドライカレー】900円
カレールーで炒めたライスの上に、更にカレールーを投入。
その上には温玉がトロリとトッピングされています。
どこかノスタルジーな雰囲気を醸し出すヴィジュアルですねー。
ドライカレーは一般的なパラパラのタイプではなく、ルーのウェットさを残したセミドライ的。
べたつきと言うよりも、しっとりとした口当たりが口内に広がる感じ。
ドライカレーという単語からは想像つかない、物凄くソフトな食感です。
ルーは欧風系のとろみを持ちながらも重さは皆無。
小麦粉ではなく素材による粘度故でしょうか。
辛さ・スパイスの主張よりもコク重視のマイルドな味わいが堪らんです。
頂点の温玉をぷちっと割りますと、トロトロ卵黄の土石流。
濃厚な黄味を絡めていただきますと、旨味とコクが更にパワーアップ!!!
まったりとした甘みが絡み、マイルドカレーとの相性はこれ以上無い組み合わせ。
このフュージョンはほんま天下無敵ですわー。
パスタとの合わせ技「スパゲティーカレー」も人気!!!
正しくシンプル・イズ・ベスト!!!
一見すれば物凄く普通なカレーライスですが、バランスの良さがめちゃハイレベル。
辛さが立つ訳でもなく、スパイス感が迸る訳でもなく、欧風系の濃厚さが強烈な訳でもない。
しかしそのどれもが「物足りなくない」。
即ち「絶妙の良い塩梅」を生み出しています。
これ何気に凄い事っすマヂで。
ウマウマな独自性ドライカレーを堪能しました!!!
「スパゲティーカレー(ライス付)」といった他の人気メニューも必食モノです☆!