おつかれ麺です。オゴポコです。
福岡市の玄関口であるJR博多駅は、新幹線や九州各地へ向かう在来線、地下鉄、バスのターミナルを擁する交通の大要衝。JR乗客数だけでも1日当たり13万人を超えるそうです。この大量の博多駅利用者は、当然、どこかへ向かおうとしている人。つまり、時間にあまり余裕のない人がほとんどでしょう。
以前記事にした「博多駅周辺の美味しい豚骨ラーメン(https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/6577/?from_article)」は
博多駅から少々離れた店の紹介でしたが、時間に余裕がないときは博多駅から出ずに確実に美味いラーメンを食べたいと思うもの。
そこで今回は博多駅に隣接する施設で食べられるラーメンを5軒セレクトしました!
1.名代ラーメン亭 博多駅地下街店【博多口側】
1967年から博多駅地下街で49年間営業している「名代ラーメン亭」は文句なく博多の超老舗と言っていいでしょう。
そう聞くと「昔ながらの薄い博多ラーメンじゃないと?」と思いたくなるかもしれません。しかし見てください、写真のスープの色を!
この灰色のスープ、濃厚豚骨やんか!
丼が運ばれてきた瞬間、確信。食べてみてやっぱり、と納得。骨の味がする、薄さなど微塵もない平成の若者が好みそうな骨パンチ効きまくりのスープ。正直、何で昭和の老舗がこんなラーメンを出しているんだ?と戸惑ってしまいます。
お店の方に聞いてみると、自家製麺、自家製スープとのこと。博多駅の地下で間もなく50年になろうかという店で濃厚豚骨。お店の枯れた雰囲気とのアンマッチも楽しんでみてください!
紹介しているお店はこちら!
店名:名代ラーメン亭
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1
営業時間: 9:00-21:00
2.久留米大砲ラーメン KITTE博多店【博多口側】
「一風堂」「一蘭」「一幸舎」などの有名豚骨ラーメン店を福岡以外でも食べられる昨今、福岡でしか食べられない豚骨ラーメンは、旅の思い出的にも、ご当地グルメとしても貴重な存在です。
その代表格としていの一番に挙げたい「大砲ラーメン」が、博多駅至近の「KITTE博多」にオープンしました!
メインメニューは「昔ラーメン」「ラーメン」の2種類。この2つ、実はスープは同じなのです。では違いは何かというと「油」。「ラーメン」はラード、「昔ラーメン」は専用ラードと「カリカリ」と呼ばれる揚げ脂が入ります。
今回紹介する「昔ラーメン」は、スープは久留米ラーメンらしく舌にしっかり感じられるほどの骨が特徴ですが、それ以上に鼻の奥に残る昔ラードの香りが最大の特徴!
初めての人は博多ラーメンをイメージしていると骨の質感と匂いに戸惑うかもしれないので「食べくらべセット」(ラーメンと昔ラーメンのミニセット)で大砲ラーメンとのマッチングを図ってみるのがよいかもしれません。
紹介しているお店はこちら!
- 久留米・大砲ラーメン
- 久留米ラーメン JR 博多駅 徒歩1分
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3.博多川端どさんこ 博多デイトス店【筑紫口側】
「博多川端どさんこ」の本店は、博多駅から地下鉄で2駅の中洲川端駅を降りた中洲川端商店街内にあります。昭和45年創業。豚骨一色の福岡において45年以上に渡って味噌ラーメン専門店として支持されている、これはもう偉業でしょう。
そのレジェンドなラーメン店が、博多駅から出ずに食べられる!場所は筑紫口近くの博多デイトス「めん街道」内。
さてレジェンド級の味噌ラーメンはどんな味噌ラーメンなのかというと、札幌味噌ラーメンとして浮かぶ味濃いめの油ぎった熱々パンチ十分の味噌ラーメンとは真逆。
本場・札幌のクラシカルスタイル「味の三平」などに近いような、味噌汁の延長線上にあるような優しい味噌ラーメンです。なので、麺を食べながらいつの間にかスープが減っているような、食べ始めの最初から最後まで楽しめる持続性のある味噌ラーメンとなっています。当然、麺は太麺仕様。
「博多といえば豚骨だけど、実は約半世紀続く味噌ラーメンの店があってね・・・」という旅のトリビアを仕込むにもぴったりのお店かと思います。
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4.博多純情らーめん ShinShin 博多デイトス店【筑紫口側】
某男性アイドルグループや某福岡出身お笑い芸人にプッシュされていることでも知られる博多ラーメンの店。本店は福岡市中央区の天神にありますが、実は博多駅内で食べられます!場所は「どさんこ」と同じ「めん街道」の一角。
那珂川町の自社スープ工場で作られる豚骨スープは、豚骨100%ではなく、佐賀の銘柄鶏「ありたどり」のガラも使っているからでしょうか、やや油強めながらも豚骨臭さが少なくさっぱりいただける感じ。ShinShinのラーメンを食べると「ああ、博多ラーメンってこんなやったな」と思い出します。麺は製麺会社「川部食品」協力のもと作り上げたという”激”細麺。茹で伸びを抑える工夫を凝らしているそうで、サクサクした食感が印象的。
ちょっと一杯ひっかけたり、一品物で腹を満たしたりとラーメン居酒屋的な使い方も可能。
最後に。実はShinShinは博多口の「KITTE博多」内にも店を構えていて、博多駅の筑紫口と博多口、どちらでもShinShinのラーメンを食べられることを付け加えておきます(驚)
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5.行集談四朗商店 博多店【博多口側】
博多駅博多口「くうてん」10階に店を構える沖縄居酒屋。実は隣接する「一風堂」と同じ「力の源カンパニー」のお店です。よって「一風堂」と同じく女性ひとりでも気軽に入れる接客、雰囲気を醸してます。
店のテーマが「3度目の沖縄」初めての観光から踏み込んだディープな沖縄を経験してもらうコンセプトだそうで、「そば」だけの注文も可能。
「沖縄そば」「ソーキそば」「フーチバーそば(ヨモギ)」「てびちそば」「辛そば」「ゆし豆腐アーサそば」と確かにディープなラインナップですね!
写真は「ソーキそば」の小盛りにあたる「半そば」500円。ソフティな麺、トロットロのソーキ、キリッと魚介出汁が効いたスープで、ワンコインでこれが味わえるとは大満足なのですが、いつも行列なので時間に余裕のあるときが望ましいでしょう!
以上5軒、雨の日でも博多駅から濡れずに徒歩で行ける店ばかり。博多駅のラーメン環境充実度、ハンパないです!!
紹介しているお店はこちら!
- 行集談四朗商店 博多店
- 沖縄料理 JR 博多駅 徒歩1分
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