今年も間もなく夏本番。暑くてラーメン屋なんて…という人も多いはず。そんな中、やはり食べたいのは、たっぷりの冷たいスープで涼める「冷やしラーメン」。今回は水道橋・神保町・神田・東京といったオフィス街から5杯をチョイスしました。
1.【水道橋】出汁氷を浮かべ、食感や酸味のアクセントも高水準の一杯!「勝本」
「冷やしラーメン」※夏季、1日30食限定
開店2年目の夏に「冷やしラーメン」が登場。鶏と煮干しを使った醤油色のスープは澄んでいて「中華そば」に近い見た目。キンキンに冷たいだけでなく、丸い氷を4つ乗せている。こちらは水ではなく出汁を凍らせているので、溶けても味が薄まる事はない。浅草開化楼の中太麺がシコシコした食感にまとめられている。
脂の少ないチャーシューにはバルサミコ酢をかけ、その甘さが肉やスープと相性よく馴染んでいる。プチトマトやオクラといった夏野菜が口の内に爽快感を与えつつ、揚げネギでコクも感じられる。別皿のスダチをかければ味変も楽しい。
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- 勝本
- ラーメン JR中央本線(東京-塩尻) 水道橋駅 西口 徒歩2分
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2.【神保町】山形出身の女性店主が創る、通年提供の冷やしラーメン!「ととこ」
「冷ったいラーメン」
「麺ダイニング」を標榜して3年前に開業。女性店主が山形出身という事もあり、ラーメンや一品料理に山形のエッセンスを取り入れている。そんなわけで、冷やしメニューである「冷ったいラーメン」も、山形同様に通年メニューとして販売されている。
丼からしっかり冷やされ、鶏をしっかり感じる醤油スープも冷たい。中太麺も固すぎない食感でスープと調和。氷を5個浮かべているので、この冷たさは最後までキープされている。
チャーシューには脂が気にならない炙った鶏肉を使用。キュウリやワカメなどに加え、山形名物の食用菊を散らしている所も嬉しい。薬味にはネギ・ゆず皮・みつ葉が加わり、さっぱりさせる味付け。
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3.【神田】スープで体を冷まし、生姜で体内を温めるランチ限定の一杯!「Mannish」
「冷たい塩生姜ら~麺」※夏季限定
今年3月、神田外堀通り沿いのダイニングバーのランチ営業としてスタート。塩生姜ら~麺の専門店なので、夏メニューも冷やした塩生姜ら~麺。
塩生姜らー麺と同様、鶏と生姜がベースの塩ラーメンスープ。じんわりといい味を出している所に、スープを凍らせた氷を浮かべている。徐々にスープが冷たくなりながら、生姜の味が加わっていく。三河屋製麺の中細麺をしっかり茹でた後に締めていて、滑らかだけど勢いよく啜れる。ラーメンにも使っている鶏チャーシューが、冷やしでもマッチ。スプラウトやメンマなどの具材で口の中がリフレッシュされて、生姜の持ち味も楽しめた。
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店名:塩生姜らー麺専門店 Mannish
住所:東京都千代田区内神田1-9-10
電話番号:03-5577-6337
店舗FB:https://goo.gl/XBT0Qv
4.【東京】冷たい塩煮干スープに麺の食感が嬉しい「ソラノイロNIPPON」
「冷やし塩煮干しラーメン」※夏季限定
東京ラーメンストリートの「ソラノイロNIPPON」。中華そばとベジソバを柱に様々なメニューを提供しているが、夏は冷やしラーメンが登場。キンキンに冷たい煮干しスープがすっきりしてゴクゴク飲めるもの。コリコリした食感の麺が存在感を発揮している。 チャーシューも脂控えめでスープにマッチし、カマボコと共に箸休めにちょうどいい。アオサやトマトが香りや甘さを加えつつ、ポイントはスープの味が染みた冷たい大根。これを噛みしめればスープを更に楽しめる。
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5.【東京】鯛とアゴの水出しスープがひんやり!「ひるがお」
「鯛と焼きあごの水出し冷やしそば」※夏季限定
東京ラーメンストリートに出店している「ひるがお」。「せたが屋」の塩ラーメン専門ブランドだが、こちらでは醤油ラーメンや鶏白湯も提供している。こちらも東京駅店限定で「鯛と焼きあごの水出し冷やしそば」が登場。
スープは鯛の甘さと焼きあご(トビウオ)のシャープな旨みがブレンドされているが、水出しという事もあって、決して濃すぎたりえぐみのようなものは感じない。冷たさも相まって、体の内側から涼しくなる感じがかなり楽しめる。
具で目を惹くのはチャーシュー。一枚のままではややしょっぱく、冷やしラーメンからは浮き上がりそう。細切りにした事で甘さのあるスープと程よく馴染んで食べられる。