今年も猛暑がやってきそうです。そんな中、ラーメン屋さんでも様々な冷やしメニューを提供しています。まずは「冷やし中華」のカテゴリーからオススメしたい5軒を紹介します。是非食べて涼んでください。
1.【神保町】35年ぶりに復刻された冷やし中華はスープ割り必須!「お茶の水大勝軒」
「冷五目」※夏季限定
東池袋大勝軒創業者の故・山岸一雄マスターの味を再現させる事をテーマに掲げる「お茶の水大勝軒」。山岸マスターのレシピをベースに35年ぶりに復活させたという冷やし中華がこちら。
ごく普通の冷やし中華に見えるが、ハムとチャーシューの両方が乗って豪勢。そして具の下には、醤油ダレで味付けしたキャベツとモヤシが入る事で、酢醤油の冷やし中華ダレの味を抑えて食べやすい。滑らかな麺は野菜や麺との相性もよい。
麺と具を食べ終わったら、皿に残ったタレを「スープ割り」できる。戻ってきたスープを飲んで思わずにんまり。酢と醤油とスープの組み合わせで、そのまま飲める大勝軒の「つけ汁」になる。この変化に思わず笑みがこぼれる。
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- お茶の水,大勝軒
- ラーメン店 JR中央線 お茶ノ水駅 お茶ノ水橋出口 徒歩5分
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2.【馬込沢】自家製麺に本気の店主が作る、専用麺の冷やし中華!「目黒屋」
「冷やし中華(小)」※夏季限定
つけ麺の名店として名高い「必勝軒」で修業した一番弟子。今年で開店10年になる馬込沢の行列店。もちろん自家製麺だが、夏季限定の冷やし中華でも独自レシピの麺を使用。多加水の太平縮れ手揉み麺はもっちりした存在感があって、弓削田醤油を使ったタレにもマッチ。いかにも冷やし中華といった感じの酢醤油ダレだが、酸味が強すぎず、麺との相性も抜群。
具には低温調理チャーシュー・ワカメ・ほうれん草・プチトマト・メンマ・キュウリを使用。見た目には「普通の冷やし中華」だが、それぞれに丁寧に仕込まれていて一体感を味わえる。
3.【八丁堀】トマトの酸味と甘味が存分に楽しめる!「麺や七彩」
「トマトの冷やし中華」※夏季限定
八丁堀に開店して1年、「注文してから粉から作る自家製麺」が話題の店だが、このメニューについては予め製麺機で打った自家製の丸太ストレート麺を使用。しっかり締めた麺を冷たいタレに合わせている。そのタレは多少多いが、甘さと酸味が共に感じられるもの。そこに入るトマトにはプチトマトも加えられ、そこから出てくる甘さと酸味が交互に入り混じる楽しさがある。
キュウリがたっぷりで涼しさもあり、脂が入りつつ多すぎないチャーシューも冷やしに調和。冷やし中華らしさを出しながら、野菜を効果的に使って、七彩らしい冷やしにまとめられている。
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4.【目黒】冷たいスープが入ってもちゃんと冷やし中華!「ぶらり」
「ぶらりの冷し中華」※夏季限定
目黒の山手通り沿いで、鶏白湯が人気の「ぶらり」。冷やし中華はラーメンと同じ丼を用いて、スープがなみなみと注がれている。軽く酸味を感じながら、鰹出汁をたっぷり加えてごくごく飲めるすっきりタイプ。丼もしっかり冷やされていて、夏の暑さをしばし忘れる事ができる。シコシコした麺も心地よい。
具にはチャーシュー・プチトマト・キュウリ・味玉・刻み玉ねぎ。玉ねぎにしては辛さがなくてシャキシャキした食感がまるで大根のよう。新玉ネギを使っているそうで、舌をリフレッシュさせてくれながら辛さを残さないので、心地よく新鮮な気持ちで食べられる。一般的な冷やし中華を期待する人の気持ちを裏切らず、冷やしラーメンとしても美味しい。
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- ぶらり 目黒店
- ラーメン 東急目黒線 不動前駅 徒歩9分
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5.【渋谷】すだちで酸味をプラスする冷やし中華!「九月堂」
「すだち香る冷やし中華」※夏季限定
渋谷の路地を入った、2階にある店。雰囲気のいい内装で女性だけでも気軽に入れるラーメン店。夏季限定で「すだち香る」と「担々」の2種類の冷やし中華を提供。今回は前者を紹介。
冷えた器に細麺が入り、錦糸卵・キュウリ・角切りチャーシュー・ゴマ・茶色のジュレがトッピング。麺の下には酢醤油のタレが入っていてさっぱり。ジュレを崩しながら食べるとタレの味が伝わって、味わいが徐々に濃くなる。スダチを絞ってさっぱりさせ、辛子を混ぜながら完食。普通の冷やし中華を求める人の期待も裏切らず、個性もある一品。