博多一風堂の新ブランド２軒「日本酒×ラーメン」と「二分の一」に注目！

最終更新日： 2016/07/25

　1985年の創業以来、「変わらない為に変わり続ける」をテーマに海外でも人気を集める「博多一風堂」。2016年も新しい仕掛けで、ラーメン好きを驚かせてくれている。７月15日に開店した「一風堂スタンド（一風堂浜松町店）」と、４月27日に開店した「ニブンノイップウドウ（一風堂ルミネエスト新宿店）」がそれである。

テーマは「日本酒とラーメン」！立ち呑みもできる「一風堂スタンド」が誕生！

　2016年７月15日、JR浜松町駅と地下鉄大門駅に挟まれた一角、路地を入ったところに開店した「一風堂スタンド」は、カウンター席31席の他に、様々な日本酒とつまみも用意して、15時からは立ち呑みスペースも利用可能。

　「日本酒とラーメンで立ち呑み」というスタイルは、ニューヨーク出店がきっかけになっている。ニューヨークではウェイティングバーで食前酒につまみを楽しむスタイルを導入したが、一風堂ではカクテルだけでなく日本酒も提供してきたという。ニューヨーク同様、立ち呑みで隣合わせたお客同士のコミュニケーションも楽しんでほしいとの事。

　今回、ニューヨークでも日本酒を選んだ福岡市の「博多住吉酒販本店」の監修で日本酒を提供。日本酒の原点と言える「CLASSIC」と進化系の「MODERN」、軽やかな「LIGHT」と力強い「RICH」。２つの評価軸で４種類に分類したチャートを作成し、それぞれのタイプの日本酒を用意。ブランドは月替わりという事で、季節に合わせて様々な日本酒を楽しんでほしい、との事。

　おちょこは、一風堂のラーメン丼をモチーフにしたもの。「白丸元味」と「赤丸新味」のイメージに合わせて、「CLASSIC」は白、「MODERN」は赤のおちょこで提供される。

　４種類の日本酒それぞれに合わせ、つまみも様々に用意している。

　「ラーメン豆天３種」。福岡県八女市で創業96年の老舗豆腐店「豆藤」が提供している豆天。ふわっとした食感の豆腐に、ラーメンの具を参考に、キクラゲ、紅生姜、アオサを入れている。「MODERN-LIGHT」の日本酒との相性がよかった。

　「オリーブとピクルスの味噌漬け」。味噌の味がしっかり漬けこまれ、オリーブのまろやかな旨みとピクルスのさっぱり感が、「MODERN-RICH」の力強い日本酒とも馴染んでくれる。

　「CLASSIC-LIGHT」の日本酒と相性がいいという「豆腐屋さんの厚揚げ」。豆腐のふわりとした食感を感じつつ、香ばしい油揚げで包んだ食感が嬉しい。生姜やネギだけでなく、一味も乗せていただくのがオススメ。

　「CLASSIC-RICH」に合う「パクチーメンマ」。パクチー独特の香りと、山椒で和えたメンマの食感が、力強い日本酒にも負けていない。

　もちろん締めのラーメンには「白丸元味」「赤丸新味」「一風堂からか麺」も楽しめ、糖質オフ麺にも変更可能。今回は「白丸とんこつ百年豆腐」を注文してみた。麺の代わりに「豆藤」とのコラボで作られたオリジナルの豆腐を入れている。豆腐の製造段階で豚骨スープをブレンドしていて、食べて違和感を感じない。糖質を気にする人でも気軽に食べられる。

　今後様々な日本酒の登場や、つまみメニューの充実にも期待できそう。立ち呑みの人気店もある浜松町に登場した新スタイル。是非チェックしてほしい。

紹介しているお店はこちら！
店名：一風堂スタンド（一風堂浜松町店）
住所：東京都港区浜松町1-27-6
電話番号：03-6459-0068
ＨＰ：http://www.ippudo.com/

ハーフサイズでも味と楽しさは100%！ホットサンドもある「ニブンノイップウドウ」

　新宿駅東口直結の「ルミネエスト」７階の一角に開店。そのコンセプトは「２ぶんの１風堂（ニブンノイップウドウ）」。基本的にラーメンはハーフサイズとして提供され、サイドメニューやドリンクを組み合わせたセットメニューで楽しめるスタイルになっている。

　店内はカウンターと２人がけテーブルが並ぶ明るい雰囲気。

　「1/2香菜担々麺」。麺を「糖質1/2オフ麺」に変更した。動物系スープの力強さに、芝麻醤が入った濃厚な担々麺は挽肉の味付けも濃いめ。蕎麦を思わせる色がうっすらとついた糖質オフ麺は、滑らかな博多細麺とは違う独特の食感がスープを拾い上げていくのがユニーク。辛さも感じるが辛すぎる事はない。別皿に盛られたパクチーに、絞り器に入ったレモンの汁をかけ、担々麺の上に乗せて味の変化を楽しむ。