ラーメンからフカヒレ料理まで、研究熱心なオーナーシェフが腕をふるう中華が旨い
近鉄河内山本駅から北へ約1km。
山本高校前交差点から八尾アリオへと抜ける道路沿いに「中国菜館 福龍園」はあります。
最寄駅となる河内山本駅、または近鉄八尾駅のどちらから歩いても約15分と、決して交通の便に恵まれた立地でないのにも関わらず、週末ともなると予約がないと入れないほどの人気店なんですよ。
それもそのはず、料理学校の講師を務めていただけでなく、数々のコンクールの受賞歴もお持ちの凄腕シェフが作る中華料理が本当に美味しいんですから。
メニューの種類は冊子になるほど豊富で、レギュラーメニューのほかに、その日のオススメが黒板に提示されています。
おまかせ前菜3種盛合せ 1580円
まず最初に注文していただきたいのがコチラ。
棒々鶏、クラゲの甘酢風味、中国漬物盛合せのセットになってるんです。
柔らかく茹で上げられた棒々鶏は、濃厚クリーミーな胡麻ダレがかかっています。
コリコリしたクラゲの甘酢風味も、サッパリと甘酸っぱくて美味しい。
ピリ辛に味付けられた漬物盛合せの、青いザーサイのパリパリ感が溜りません♪
びんビール(中) 540円
生ビール(中) 540円
ポットジャスミン 324円
とにかくお酒にも合う味付けになっているので、ビールがススムこと請け合いです♪
飲まない方にはお湯を継ぎ足してくれて、2~3回はお代わりが出来るジャスミン茶がオススメ。
フカヒレしゅうまい 880円
小籠包 650円
点心3種盛合せ 430円
五目春巻き 650円
本格的な点心が食べられるのもコチラの魅力のひとつ。
プリッとしたフカヒレが良いアクセントの焼売。
熱々の肉汁があふれる小籠包。
サックサクの衣に、しっとりした具がギュッと詰まって食べ応えの良い春巻き。
そして海老蒸し餃子、小龍包、満州蒸餃子がセットになって、色んな点心をチョットずつ楽しめる3種盛り。
どれも中身がシッカリ詰まっていて、旨みをギュッと閉じ込めてあって美味しいんです。
牛ハラミ黒胡椒炒め 1480円
柔らかいハラミ肉に、ニンニクの芽とシャキシャキ玉ねぎ、味付けはオイスターソースかな?
黒胡椒がピリッと効いて美味しいです。
あおりイカの湯引き広東風 1500円
柔らかく湯引きされたあおりイカには、甘めの醤油風味のタレがかかっています。
レタスや白髪ネギと一緒に頬張ると、イカの甘みがより引き立ちますね。
広東式皮付豚バラの角煮 1380円
皮つきの三枚豚バラ肉を使っているので、ほろほろとほどける赤身の部分の旨さと共に、甘くてジューシーな脂が口いっぱいに広がります。
八角などの香辛料も効いていて本当に美味しいんです。
小エビの天ぷら 1280円
サックサクに揚がっていて、油臭さなんて微塵も感じない天ぷら。
衣にも若干の下味がついているようですが、添えられた塩をちょこっとつけて食べると、よりエビの甘みが感じられてイイですね。
麻婆豆腐 880円
割りとシッカリ硬めの豆腐に挽き肉もタップリ。
花椒(ホワジャオ)もそこそこ効いていて、舌がチョッピリ痺れる辛さに白いご飯が欲しくなります。
広東風煮込み焼そば 980円
鉄板でただ炒めるのではなく、スープで炒め煮にしてあるようで、麺はモチモチとしていて、どこかパスタを食べているような感覚も覚える変わった焼きそば。
ズズズっと食べられるので、シメにぜひ食べておきたい一品だと思います。
なめらか杏仁豆腐 380円
ミルクの風味が豊かな杏仁豆腐で、自然な甘さが食後のデザートに打ってつけです。
どの料理をとっても、町の大衆中華とは一線を画すほど上品な味付けで、それでいて一品のボリュームが多いのがコチラの特徴だと思います。
そこには『大皿料理をみんなで仲良く取り分ける楽しさこそが中国料理の醍醐味』とおっしゃる、オーナーシェフの心意気が感じられますね。
大阪市内からは少し時間がかかりますが、ランチもやっておられるので、お近くに行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。
ただし、週末のディナータイムは、くれぐれも予約をお忘れなきよう・・・