絶品おでんをアテに、オヤジたちが朝から杯を重ねる愛され酒場

大阪市との境界に位置し、東大阪随一の繁華街になっている布施界隈。

一日に約４万人が乗り降りをする近鉄布施駅を北に出て、ブランドーリふせ商店街に入り、２～３分も歩くと「酒処 ひらた」があります。

併設の平田商店が経営する、いわゆる角打ちの立ち飲み屋です。

朝の１０時半から開いているので、地元のオヤジたちがモーニングコーヒー代わりに杯を傾ける姿が見られます。

中に入るとすぐに大きなおでん鍋、銀色に輝くステンレスのカウンター、料理が並ぶショーケースと、いかにもＴＨＥ・昭和な世界が広がっています。

３人のオイチャン店員さんたちもそれぞれに味があって、黙々と、それでいて愛嬌を欠かさないその仕事ぶりから、３匹のサムライと私の中で勝手に呼ばせてもらっています…(笑)

酒屋経営のお店なので、当たり前ですけどお酒の種類は豊富で、そしてリーズナブル。

ビールの大瓶と中瓶は、キリン、アサヒ、サッポロと、銘柄を選べるのが良いですね。

ビール(大瓶) ４５０円

キリンはクラシックラガー、サッポロは黒ラベル。

どちらも大好きなビールで嬉しい～♪

鯖キズシ ２７０円

おでんがもちろん人気なんですけど、鶴橋市場で仕入れられる魚も美味しいんです。

そのなかでも一番のオススメが鯖キズシです。

脂のよく乗ったサバを絶妙な加減で酢締めされていて、売り切れの時も多いので、あればラッキーと思って必ず頼みます。

イワシとマグロの造り ５５０円

新鮮で臭みのないイワシとマグロの合盛り。

変わった組み合わせで、盛り付け方もテキトーな感じがしますけど、ここではそれも味のうちです。

なべ番人のオイチャンが味だけを染み込ませ、あとは煮過ぎにならないよう、適度にローテーションして育てているおでん。

山盛りになったその鍋を覗くだけで、美味しさの宝探しをしているようで本当に楽しい♪

注文すると、一か所だけ開けてあるスペースで温め直してもらえます。

しゅうまい １７０円

たこ足 ３２０円

厚揚げ ２２０円

ねぎま ２７０円

豆腐 １７０円

牛すじ ２７０円

長年にわたり継ぎ足し、継ぎ足ししてきたであろう出汁は、かつお節や昆布の風味などと言う、薄っぺらな言葉だけでは表現できないほど、色んな食材の旨みが溶けだして、そして凝縮されているんです。

こちらに来たらゼッタイに食べて欲しいと思います。

簡単なアテも豊富です。

焼き鳥 ２７０円

だし巻き玉子と昆布巻き ２７０円

てんぷらと出汁巻き玉子 ２７０円

しらうおと明太子 ２７０円

鶏手羽唐の甘酢あん ２７０円

いかがでしたか？

古き良き昭和な雰囲気を感じながら、絶品おでんや刺身をアテに、朝からビールに舌鼓♪

そんなひと時を楽しんでみたくなったら、ぜひ東大阪の布施を訪れてみて下さいませ。