この1年間で個性あふれるフレンチが登場しました。
人気店の移転から大手外食チェーンが新たに展開する新業態まで。
リーズナブルで使いやすく、居心地の良い、オープン1年未満の
個性的な5つの新店をご紹介したいと思います。
1.名店で修行したシェフの記憶に残る料理と温かいサービスにリピート確実な『ビストロシンバ』
2015年9月10日のオープン以来、多くのメディアで取り上げられ、すでに人気店となった銀座一丁目の『bistro simba(ビストロシンバ)』。
シェフは10年間、フランス各地の名店で修行した菊地佑自氏。
幅広い経験を経て昨年銀座の「ラ・ベットラ・ビス」の跡地に『ビストロシンバ』をオープンした。
そんな菊池シェフが大切にしてるのは、「香り」「温かさ」「シンプルさ」「居心地の良い空間」。
街の憩いの場である公園に面している立地を選んだことや、店舗に柔らかなオレンジを使った内装からも「温かさ」や「居心地の良い空間」というシェフの思いが伝わってくる。
料理は各地の旬の素材に、スパイスやハーブを巧みに使い、シンプルながら完成度の高い極上の料理に仕上げている。ビストロコース4900円、シェフにおまかせコース6000円、シェフにおまかせコース8000円(すべて税別)のコースと定番と日替わりのアラカルトという構成で、その時の胃袋や懐具合、人数などで使い分けができる。
疲れたら美味しい料理と温かな雰囲気で癒されたい。
そんな時に使いたい、癒しのビストロだ。
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2.銀座でも野菜のパフェは健在!大人が気軽に美味しく楽しめるモダンフレンチ
2015年9月18日、恵比寿の名店「ビストロ間」が、銀座のEXIT MELSA 8Fに装い新たに『RESTAURANT Air(レストラン エール)』として移転オープンした。
恵比寿店時代から続くスペシャリテの旬の野菜を使った「野菜のパフェ」は、キラリと光るメニューとして銀座店でも健在。さらに目の前では楽しく華やかな料理のサプライズが繰り広げられる。ビストロとうたっているものの、そのサービスと料理はレストランの領域に到達している。
シェフのおまかせコースは、7皿構成で6,800(税・サービス料別)。
銀座でこの価格でいいのだろうかと心配になるほどの内容だ。
人間や時間、空間など、さまざまな-間-を演出したさらに大人のための上質の空間として昇華した、銀座の大人も魅了する美しい料理の数々がいただけるモダンフレンチ。
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- RESTAURANT AIR (レストラン エール)
- フレンチレストラン 地下鉄銀座線 銀座駅 A2番出口 徒歩1分
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3.グローバルダイニングの新業態は厳選された素材を薪の炎で焼き上げるウッドバーニンググリルレストラン
グローバルダイニングが2012年4月以来4年ぶりの新業態をリリースした。
かつて恵比寿のランドマークでありながら惜しまれつつ閉店してしまったZEST跡地からほど近くの三角地帯に2016年5月2日に彗星のごとくオープンしたのは、グローバルダイニングの新たな試みとなる薪火グリルレストラン『L’IGNIS(リグニス)』だ。
店内には目を引く米国から直輸入した日本初上陸の回転滑車式薪火グリル機が配され、平井豚や自社熟成のドライエイジングビーフなどの厳選された素材が薪の香をまとわせながらダイナミックな炎で焼き上げられる。
キャンディーのようにかわいいロリポップフォアグラや、所々に燻製オイルを使ったフレンチテイストの料理はユニークかつ繊細。最後は目の前でハンドドリップしてくれるコーヒーで〆るのも楽しい。
空間のコンセプトは、“第二の我が家 セカンドハウス“。オープンキッチン前のカウンター席で、回転滑車式薪火グリル機で薪の炎とシェフが料理を作るライブ感を楽しむもよし、特注のレザーの椅子にゆったり座って、仲間同士落ち着いて楽しむもよし。オープンして間もないが、ガラス張りのおしゃれな店舗は店名の「リグニス=かがり火」同様、オープン間もないながら、早くも恵比寿の街を温かく照らす大きな存在感を醸し出しているパワフルなレストランだ。
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店名:L’IGNIS(リグニス)
住所:東京都渋谷区恵比寿4-27-1pagoda SKビル 1F
電話番号:03-6721-9580
4.ワインスクールが母体。ワインとソフトドリンクのペアリングが楽しいイノベーティブフレンチ
2015年12月7日に銀座コリドー街にオープンした新感覚フレンチ。
母体がワインスクールということで、ドリンクペアリングが楽しい。
アルコールのペアリング(5,400円)は、シャンパン、日本酒、ワインを含む全5杯。
ノンアルコールペアリング(2,700円)もあり、飲めない方も料理とドリンクのペアリングを楽しめる。
ビルの10階に位置する『cenaculum(チェナクルーム)』は、料理にフレンチに和食や中華などの要素も取り入れたネオ・フュージョン系。プリフィクスコースは、5800円とリーズナブルな設定だ。
+2000円~3000円で楽しめる希少な尾崎牛の料理や、三浦野菜やエディブルフラワーを彩りよく使った華やかな料理だけでなく、最後に香の物が登場したりと、日本人ならば誰でもほっとできるような心配りが感じられる。
最後のカフェは、コーヒー、紅茶、ハーブティー、抹茶などから選べ、食事だけでなく飲み物も楽しめる仕掛けが随所にちりばめられているイノベーティブフレンチだ。
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店名:cenaculum (チェナクルーム)
住所:東京都中央区銀座8-3-1 GINZATOKIDEN 10F
電話番号:050-2018-2414
5.まったりと落ち着いた雰囲気で料理が楽しめる恵比寿の新たなプチフレンチレストラン
2015年12月17日、駅から徒歩10分弱。美味しいレストランがありながらも落ち着いたエリアにひっそりとオープンし、恵比寿の大人女子が落ち着いて食事ができると密かに人気の兆しが見えるプチフレンチレストラン『ici(イスィ)』。
テーブル席もあるが、カウンター席をメインのトータル12席のこじんまりしたレストランは華々しくはないものの、しっとりと落ち着きがある。幾何学的にデザインされた店名のiciロゴは、看板だけでなくメニューの書かれた紙の裏面にも使われ、小さなところにこだわりがたくさん詰まっている。
ガストロノミーとビストロノミーのテクニックを取り入れ、プリフィクス5800円、21時以降はアラカルトと気軽に楽しめる、おしゃれな恵比寿女子と恵比寿の街に溶け込むプチレストランだ。
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店名:ici(イスィ)
住所:東京都渋谷区恵比寿1-26-12 サンライズヴィラ 1F
電話番号:03-6885-3396
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