ボリューム調整もOK！おひとりさまでも入りやすい池袋の人気イタリアン

最終更新日： 2019/05/18

この記事で紹介するのは…東京都でオススメの『GRIP（ぐりっぷ）』（東京都豊島区南池袋2-11-1）について紹介しています。イタリアンやフレンチ事情に詳しい道明寺さくらさんがおすすめのメニューなど詳細にレポートしています。

マンションの建て替えで閉店！約2年半後に再オープンが実現したのは地元の人々の声だった！

かつて池袋の東通にはオシャレなお店って、『ラシーヌ』と『グリップ』ぐらいしかなかったように思います。2004年に産声を上げた『グリップ』は、マンションの耐震工事による建て替えで閉店という危機を迎えますが、このお店を愛する人たちの声により、同じ場所に残ることが決まり、再オープンするというエピソードを持つほど近隣の方々に愛されているお店です。

再始動したグリップはテラスもできてよりオシャレに！

店内は目的ごとに違う使い方ができます。

少し人数が多めのグループで行く時には一番奥の席を。4名で行く時には窓際を。もちろんカウンターもあるので、おひとりさまの対応もしてくれます。再オープン後、このお店の居心地をさらに良くしたのはテラス。たくさんの緑の植栽も置かれ、とても気持ち良い空間になっていますし、またそのテラスが店内の開放的な雰囲気も作り出しています。

おひとりさまも温かく迎えてくれるのは厨房のライブ感と時にはシェフとのお話もできるカウンター

最近はスマホもありますので、おひとりさまでもあまり飽きることはなく料理ができるのを待つことができるようになりましたが、やはりおひとりさまが気軽に食事ができて、その雰囲気を楽しめるのがカウンターの醍醐味です。目の前で繰り広げられる、フライパンの中の食材が宙を舞う様子や湯気がたちのぼる光景、まな板の上でザクッザクッとかトントントンと食材がカットされていく音。目の前でみるみるうちに料理が出来上がっていく様子といい匂いに包まれて料理を待つのも楽しいものです。

『グリップ』では厨房を囲むようにL字型のカウンターがあります。おひとりさまのリクエストにも応え、好みのポーション対応もしてくれるということですので、安心してシェフの真ん前の特等席で厨房のライブ感を楽しみながら食事を楽しむことができます。

毎日変わるメニューが楽しい

50を超える農家さんや猟師さんなどから直送される食材は毎日違います。サスティナブルなレストラン運営を目指す『グリップ』では、農家さんの廃棄などがないよう食材のオーダーをするのではなく、その日とれた一番美味しいものを仕入れています。だからシェフが届いた食材を見るまでその日のメニューが決まらない。シェフは届いた野菜を見ながらメニューを作るのが楽しい！と言っていました。その楽しさがメニューに表れているようでした。

「ワインに合うつまみを」なんてリクエストもOK。いろいろ食べたい時には、前菜盛り合わせがオススメ

ひとりでもワインを飲みながら、ちょっとアテのようなメニューが欲しいなんていう時には「前菜の盛り合わせ」がぴったりです。

『グリップ』では、その日の前菜メニューから食べたい分量の前菜の盛り合わせを作ってくれます。「今日は野菜とお肉とお魚をバランスよくもりつけて」とか、「お野菜多め」とか、「1,500円くらいで」とか、わがままなオーダーにも柔軟に対応してくれます。

今回、「人気の白レバーのラグーとチーズもいれて白ワインに合うようバランス良く」とお願いしたところ、写真の盛り合わせを作ってくれました。内容は、白レバーのラグーとブルーベリーコンフィチュール、北海道白糠町のモッツアレラチーズ　パルマ産生ハム添え、徳島県産ブロッコリーアンチョビガーリック、函館産チカのエスカベーシュ、函館産タコの柑橘マリネといったもの。価格は1,200円でした。

白レバーのラグーは、系列店のパン屋さんを併設したビストロ『ラシーヌ』のパンを使用した人気メニュー。ワインにもぴったりのメニューです。モッツアレラチーズもフレッシュで美味しいこと！生ハムとの相性もばっちりです。

こんなわがままにも対応してくれるのは嬉しいですね。

〆パスタは好みのグラムでオーダーできる！

『グリップ』では、食事の最後にやはり炭水化物を食べたいという方のために、ジェノベーゼやトマトのパスタ、カチョペペなどのパスタがメインの「〆パスタ」というメニューがあります。もちろんメニューはその日によって違い常時2種類。グラム対応をしてくれるので、おひとりさまメニューにもぴったりです。前菜を食べた後にまだちょっとワインも飲みたいし、ちょっとお腹がふくれるものを食べたいなんて時には、大活躍してくれるメニューです。

この日は80gのパスタでジェノベーゼ（980円）を作ってもらいました。バジルと松の実とたっぷりのパルミジャーノチーズのかかったパスタは、軽く食べられるよう細めの麺で〆にぴったりでした。