日本一のおんせん県 大分県の湯布院で街ブラ。
湯布院は今、もっとも気持ちイイ季節。
中央資本のリゾート開発などをすべて跳ねのけ
独自の発展を続ける湯布院は 昭和の香りがいっぱいです。
そしてそこには地元に根付いた麺がありました。
ゆっくり湯めぐりして ショッピングして 散策して
おなかがすいたら ラーメンでも。
そんな３杯です。
１．由布岳眺めて 「ラーメン天国」
湯布院の町のメインストリート
その名も「由布見通り」の入り口に
「ラーメン天国」
昭和を色濃く感じさせるそのお店は、長旅で少し疲れた心を充分に癒してくれます。
醤油・味噌・塩の三本立てで１杯は４５０円から。
私が知る限りこの１０年は値上げされていません。
ふわっとしたダシの香りの醤油ラーメンは
今から数々の湯布院スイーツを食べ歩くかもしれない旅人の胃を邪魔しません。
麺は中細。
まろやかなダシをじんわりと染み込ませ、いかにも昭和な味わいをかもし出します。
毎日でも食べることができる優しい味わいが
まるで湯布院の町を表しているような そんな１杯です。
お店を出て見上げれば 雄大な由布岳。
今の時期、緑濃い由布岳は一見の価値アリです。
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２．これはダシラーメン 「麺や 由布」
町ブラこそが湯布院最大の魅力。
歩きつかれておなかもすいて ガッツリいきたければ
「麺や 由布」
見た目ライトな感じの塩ラーメンは１杯６５０円。
ヒトクチすすればぐぐぐぐっとダシが舌を包みます。
これは塩ラーメンならぬダシラーメン。
鶏がらのうまみが口の中で芳香し、鼻腔に奥から広がります。
麺は中太の縮れ麺。
このダシの味わいを絡めて引き上げるこの麺は
スープにベストマッチ。
こんな山あいの温泉街で こんなにもレベルの高い塩ラーメン。
夜は２３時まで開いていますので 夜中にコバラがすいたら
旅館から 浴衣でゲタでカラコロとラーメンを。
そんな１杯です。
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店名：麺や 由布
住所：大分県由布市湯布院町川上立川3728-18
３．喫茶店にうまいものアリ「千家」
町ブラして 足湯につかり また町ブラして ちょっと休憩。
カフェならぬ まさに喫茶店
「千家」
ここに在るのはその名も「湯布院ラーメン」
しかも１年中提供されるのは「冷やしラーメン」
見事に配置されたその具材に しばし見惚れます。
麺はツルシコ。キンと冷えた麺はグムっと歯応え。
冷やし麺の最大の魅力である、麺の食べ心地満点です。
載っているのはチャーシューではなく スモークチキン。
さっぱりとした味わいがこの冷やし麺には良く似合います。
スープは京風醤油だし。
しっかりと冷やされ だけど冷えすぎてはいない。
この絶妙な温度が 背中にやわらかな清涼感を感じさせます。
まるで岩清水と称される「由布岳の水」がすべてのベース。
自然の恵みを感じずにはいられない そんな１杯です。
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