2016年5月10日に放映された「マツコの知らない世界」で、「東京駅サンドイッチの世界」をナビゲートさせていただきました。
東京駅の中だけでも50種を超えるサンドイッチがあるのですが、美味しいものをたくさん知っているマツコさんを唸らせるとっておきを!と考えていくうちに、駅を飛び出して丸の内、そして銀座方面まで広がっていきました。
取材のOKが取れなくて、泣く泣く諦めたサンドイッチもあったりしたのですが、収録当日までにはスタッフさん達のご尽力のお蔭で厳選7品を集めることが出来ました。
スタジオでは緊張感ももちろんありましたが、それよりもどのサンドイッチもマジ食いのマツコさんに、真面目に番組を作っている方なのだなと感動…最後には「銀座まで範囲を広げた意味が分かったわ」、「今日は大満足」とご満悦…だったはず、そんな中から数品ご紹介させていただきます。
1軒目 大定番、だけどやっぱり外せない!「サンドイッチハウスメルヘン」
東京駅ナカでは3店を紹介しました。その中で、マツコさんが収録当日意外な美味しさに一番驚いていたのはサンドイッチハウスメルヘンでした。
駅ナカやデパ地下を中心に展開するサンドイッチハウスメルヘン。関東地方に住んでいると良く見かけるお店ですが、実は関東以外では近畿に2店、東海に1店のみしかないのです。
全28店舗のうち、25店が関東。1店舗は高速道路のサービスエリアにありますが、東京近郊が生活拠点の方にとってはお店自体が大定番ですし、扱っているサンドイッチも王道の食パン三角サンド。
決して珍しいという商品ではありませんが、「やっぱりメルヘンにしよう!」と手にとっている方も多いのではないでしょうか。
愛される理由は、目には見えづらい企業努力にあるのです。
一つ目はセントラルキッチンを持たず、各店の厨房で作りたてを提供していること。だからいつでも新鮮、出数を見ながら追加が出来るので売れ筋商品を切らすこともありません。
二つ目は徹底的に「日本人の好み」に合うものを作っている事。例えばバリエーションが豊かであると、私達はワクワクします。そこで、メルヘンでは100種類以上のアイテムを用意。オリジナルレシピの食パンは、どの具材にあわせても引き立つシンプルな味わい、そしてなにより、私たち日本人が大好きなふわもち食感に仕上げています。
ここまでは、企業としても主張しているこだわりポイント。私が個人的に感じるこだわりは、「端まで具がたっぷり」です。
真中だけたっぷりと具を乗せて、切り口はボリューム満点に見えても端っこはスカスカ。がっかりしたことはありませんか?メルヘンのサンドイッチは端まで具だくさん。これも日本人がサンドイッチに求める要素のひとつですよね。
加えて東京駅ナカのお店は特に回転が良いので、よりフレッシュな状態で購入できることと、2種類違う味わいのペアサンドが購入できる事が特徴です。
駅ナカ全体のフェアに合わせた東京駅オリジナルサンドイッチが販売されていることもあるので、新幹線での遠出の際などにはチェックしてみて下さいね!
紹介しているお店はこちら!
店名:サンドイッチハウスメルヘン
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内1Fサウスコート内
電話番号:03-3211-8929
営業時間:8:00~22:00(日・祝 8:00~21:00)
http://www.meruhenk.co.jp/
2&3軒目 昭和レトロに掴まれる、年代独特のツボをつけ?!「みやざわ」「チョウシ屋」
東京駅、といいつつ銀座まで範囲を広げたのは、「これはマツコさん掴まれるだろう」という昭和レトロなサンドイッチをどうしても食べて欲しかったから。
2軒を選びましたが、どちらも外観から昭和の香りが漂う、ちょっと懐かしい雰囲気のお店です。
1軒目が「みやざわ」、その昔お母さんが作ってくれたアノ卵サンドという表現が最もふさわしいであろう手作り感溢れるサンドイッチです。
私の小さい頃は、家庭で食べるサンドイッチといえば卵サンドでした。日本で一番最初の駅弁サンドイッチは大船軒のハムサンドですが、そのヒットを受けて追随したのがハムと卵のサンドイッチ。この2種類はサンドイッチの代表格として家庭にも浸透していったのですが、卵の方が大量に消費しても家計に安心だったことから、卵の方がよく作られたのです。
素朴な見た目に反して、界隈にあるクラブの華やかなお姉さま方からの注文も多く、毎日食パンが3本以上注文だけで消費されてしまう人気者。それぞれに、「あの頃」を思い出すノスタルジックなところがウケているのかもしれません。
マツコさんも、同年代。こういう雰囲気のあるサンドイッチ、引きつけられてしまうところは絶対に同じに違いない!ということで食べていただくことになりました。
もう1軒は「チョウシ屋」、コロッケパンが歌舞伎座の楽屋御用達と有名なお店です。
コッペパンと食パンを選んで、中に挟むものもコロッケ、カツ、ハムカツなどから選択できるようになっています。歌舞伎座からのオーダーの大半はコッペパンのコロッケサンドですが、今回は食パンのハムカツサンドを食べていただきました。
ハムカツ、最近ではあまり見なくなったかもしれません。が、厚い豚肉で作るトンカツが憧れの食べ物だった私達の世代にとっては、その代替品として馴染んだ味、まさにあの頃のノスタルジックな味なのです。
これはきっと…こちらもそんな理由でスタジオに運び込まれることになったのです。
思った通り、これらはマツコさんのストライクゾーンど真ん中に入ったようで、予備にもうひとつ用意されていたものは収録後楽屋に移動したとか、そうでないとか…。
同年代の方、そうでない方、是非一度味わってみて下さい。
「チョウシ屋」の情報はこちら!
https://ippin.gnavi.co.jp/cat-102000000000/cat-111002000000/tag-0300949/
紹介しているお店はこちら!
4軒目 ハード系は外せない!絵的にも…「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション 丸の内店」
「パン好きとしては、やはりハード系のサンドイッチも紹介したい」という私の想いと、「固いのにかぶりつく絵を撮りたい」という製作側の思惑がマッチして登場することとなったのが「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション 丸の内店」のハムとカマンベールのサンドイッチ。
バゲットタイプのパンを使ったサンドイッチでも、本場フランスでよく食べられているようなハムとチーズだけのシンプルなサンドイッチがいい!と考えて推薦させていただいたところ、取材交渉もまとまって採用。
20時間も発酵させた生地は旨みたっぷり。それだけで食べても美味しいバゲットに、こだわりのハムとチーズが挟まっているのですから、美味しくないはずがないサンドイッチです。
まるごとかぶり付く絵は前半から飛ばして食べていたマツコさんに撮らせてもらえなかったものの、手で半分に割るという荒業をカメラに収めることに成功した製作側と、食べて「美味しい」の一言をもらってガッツポーズの私、それぞれ目的を達成することができました。
番組もご紹介したのはハムと「カマンベールチーズ」の組み合わせですが、チーズが「グリュイエールチーズ」のサンドイッチもあります。
また、同じバゲットに板状のチョコとバターを挟んだデザートサンドイッチは、収録前の打合せで試食して大好評だったのですが、他とのバランスでカメラの前に置かれることにはなりませんでした。
お店で見かけたら、是非お試しください。
以上、マツコの知らなかった東京駅サンドイッチの世界でした!
※こちらの記事でも銀座エリアのパン情報がまとめられています!
銀座で大人気のパン屋10記事!行列に並んでも食べたいオススメ店まとめ
https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/7082/?from_article