2016年に入って、話題の新店が続々と登場しているのが千葉県内。しかも、都市部だけでなく各地で注目の味が誕生している状況になっている。2015年から2016年にかけて開店した店で、注目したい7軒をピックアップしました。千葉県でのラーメン食べ歩きの参考にしてください。
1.磨き上げた純正鶏白湯を引き連れて、4年ぶりの復活!「粋や@千葉市都町」
2010年に千葉市中心部で開業したが、2012年に一旦閉店した「粋や(いなせや)」。ご主人はラーメン店で再度修業を重ねていたが、2016年4月、前の場所から東に2kmほど進んだ、東金街道沿いに再開店した。
味は全面的にブラッシュアップしたが、中でも注目は「鶏白湯らぁめん」。スープは野菜や豚骨を使わず、ブランド鶏の「錦爽どり」100%の鶏白湯。滑らかなとろみが非常に印象的。鶏だけの味わいは独特で、すっきりしながらまろやかで食べやすい。平打ちの自家製麺は2種類の太さに切り分けて手揉みも加え、飽きない食感を実現している。
「醤油らぁめん」は「錦爽どり」に鶏節を加えて引き出した澄んだスープに、千葉県が誇る「宮醤油」の濃口醤油と、「ちば醤油」の再仕込醤油をブレンドしてタレに使用。どちらも食べて驚く、渾身のラーメンです。
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店名:らぁめんつけめん 粋や
住所:千葉県千葉市中央区都町3-21-4
2.人気店店主が、思い出の味を伝承!「亀喜屋@千葉市」
千葉市から八街市に抜ける県道沿いに、2016年3月開店。千葉市作草部の人気店「麺処まるわ」の店主が子供の頃から好きだったという、今はなき勝浦の老舗「出雲屋」の味がこの店の原点。
「ワンタン麺」は、鶏ガラと豚骨をベースに、節系を加えた中に生姜が香り立ち、幅広い世代に愛される味。浅草開化楼の中太麺がシコシコしてマッチし、皮が大きく、餡を控えめに入れたワンタンが加わる。
「味噌ラーメン」は濃厚なスープに玉ネギなどの野菜が入り、油分もしっかりと感じるもの。炒められているが塩分は控えめなので飲み干せるスープになっていて、こちらもオススメ。
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店名:中華そば 亀喜屋
住所:千葉県千葉市若葉区上泉町616-4
電話番号:043-312-0081
店舗twitter:https://twitter.com/kamekiya1296
3.独特な空間で滑らかな一杯と出会う!「麺との出会い@八街市」
2016年2月、八街市の県道沿いに開店。子供部屋に入り込んだかのようなカラフルな内装で、家族連れでも楽しめるスペースになっているが、ラーメンは本格派。ご主人は東京都立川市の人気店「太陽堂」で3年間修業して独立した。
「しょうゆとの出会い」は、豚骨と鶏ガラをベースに煮干しや節系のダシをたっぷり加えた滑らかなスープがベースになっている。スープに使う食材だけでなく、特注麺も修業元と同じものを使用している。
「しおとの出会い」は、塩味のスープにバジルも入る事で、独特の香りを丼の上に漂わせている。どちらもスープをグイグイと飲ませてくれて、あっさりしながら奥深いラーメンになっている。
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店名:麺との出会い
住所:千葉県八街市大関240-1
電話番号:043-442-3837
4.ホンビノス貝を使った新しい醤油らーめんが復活!「とものもと@東中山」
県内の人気店で修業し、東中山駅前に2015年「中華そば とものもと」として開店。しかし体調を崩してしまい休業。国指定の難病に侵されて入院したが、それを乗り越えて2016年3月、屋号を「とものもと」に変えて再開した。
「醤油らーめん」は、鶏をベースにした澄んだスープに、船橋で採れる貝として話題の「ホンビノス」の味をプラス。具にもホンビノスを乗せている。チャーシューは豚と鶏の2種類。村上朝日製麺の中細麺がスープに馴染んでいる。
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5.貝の旨みに松茸ペーストが驚きの新味!「中華そば 鷸@茂原」
2016年3月、茂原駅前に開店したこちらは、茂原近辺で店舗展開を続ける「三軒屋」の新ブランド。「中華そば」「味噌ラーメン」の二枚看板の他、「まぜそば」や、茂原の町おこしラーメンである「もばらーめん」もメニューに並べている。
「中華そば」は鶏ベースの澄んだスープに、ハマグリやアサリなどの出汁も加えられていてじんわりと奥深い味わい。インパクトよりもバランスを重視している。しゃっきりと茹でられた低加水の細麺との相性もよい。チャーシューは豚と鶏の二種類。薬味は紫タマネギと三つ葉を使用し香りも立たせている。
中華そば最大の特徴は、赤いレンゲに乗せられた「松茸ペースト」。スープに溶いて、広がる松茸の香りと旨みを楽しめる。少しずつ溶いて、ゆっくりとスープの変化を楽しんでほしい。
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店名:中華そば 鷸
住所:千葉県茂原市千代田町1-7-3
電話番号:0475-22-8885
店舗Facebookページ:https://goo.gl/eJIf09
6.木更津に新たな自家製麺の名所が誕生!「千葉房総 麺のマルタイ」
2016年2月にオープンしたこちらは、木更津市の人気店「ばくばく」を営んできた太田和兄弟の、兄が手掛ける新ブランド。「マルタイ」は店主の名字から取った「太」のロゴに由来していて、福岡の棒ラーメンのメーカーとは無関係です(笑)。自家製麺の太麺を使った3種類のメニューは、店主が感銘を受けた全国のラーメン店から発想を得たもの。
「比内地鶏の煮干らぁめん」は、比内地鶏が持つ濃厚な旨みと、煮干から引き出された味が互いに絡み合っている。醤油ダレがそのスープを受け止めつつ、懐かしさも感じるまろやかさでまとめられている。
「背脂のこく煮干らぁめん」は、煮干を強くきかせたスープに大ぶりの背脂がたっぷりかけられ、太縮れ麺を啜るごとにインパクトを楽しめるもの。その他にも豊富なメニューの他、卓上にも色々な香味油が置かれているので、自分好みの味を探す楽しみもある。
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店名:千葉房総 麺のマルタイ
住所:千葉県木更津市東太田1-9-30
電話番号:0438-98-4404
店舗twitter:https://twitter.com/merakeratera
7.生姜の味がクセになる!「波音食堂@館山市」
2015年6月に開店。ラーメンを食べ歩いてきたご主人が、新潟県長岡市で出会った生姜醤油味のラーメンに感銘を受けて開業。
「ラーメン」は豚骨を使った澄んだスープに、生姜をたっぷりと入れている。生姜の効果で体の奥から温まってくる感じ。ネギの上にも生姜が乗せられ、力強い生姜の風味は懐かしさもあるが現代風に構築されたもの。具に乗った、手裂き細メンマやワカメなどもラーメンを彩っている。トッピングには「天かす」もあり、これを入れるとスープが徐々にこってりする様子を楽しめる。
分厚いチャーシューが更に増え、味玉やワンタンも乗る「特製ラーメン」も人気のメニュー。館山の街から少し離れた国道沿いの店だが、是非訪問してほしい気鋭の新店です。
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店名:波音食堂
住所:千葉県館山市上真倉1584
店舗Facebookページ:https://goo.gl/DHzhbk
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