渋谷区といえば、ラーメン激戦区として知られた恵比寿や、繁華街の渋谷駅周辺だけでもなく、区内各地に様々なラーメンがあり、常に注目を集めてきた。そんな渋谷区のラーメン店の中から、歴史を持つ老舗店、ラーメン好きなら知っている人気店、そして昨年末に新ブランドを始めた気鋭店3軒をピックアップしました。
詳しくは、今日(4月8日)の14:00-14:30「渋谷のラジオ」(コミュニティFM、87.6MHz)で放送される「渋谷のぐるなび」でもお話しさせていただきます。そちらも是非お聞きください。
渋谷人の舌と胃、そして心を満たし続ける老舗!「喜楽@渋谷」
1952年創業で、渋谷のみならず東京を代表する老舗の一軒。台湾出身の創業者が作った「中華麺」は、澄んだ醤油色のスープにたっぷり入った揚げネギが映え、平たい太麺がモッチリと絡んでいく。近年のラーメン店の多くが半熟味玉を採用する中、完熟で縁に色がついた味付玉子が、喜楽のアイコンになっている。黒い長年通う年配者だけでなく、渋谷の若者が行列に並んでいる姿もしばしばみかける。
一緒に食べたい「餃子」は、やや大きめで5個。綺麗な焼き目に、ヒダも丁寧に折り込まれていて見た目にも美しい。野菜が多めの餡には刻みニンニクも入っていて、スタミナもしっかり。
紹介しているお店はこちら!
ハマグリの旨みを知ったら並ばずにはいられない!「金色不如帰@幡ヶ谷」
幡ヶ谷駅から六号通り商店街に入り、更に横に入る路地という分かりづらい場所にありながら、常に行列を作っている人気店。2006年1月に開店し、今年で10周年。それを機に、3月22日から味を全面リニューアル!早速食べてきました。
様々なラーメンを食べてきても、オンリーワンの魅力を感じさせる基本メニューの「そば(醤油)」。ハマグリ出汁と動物系の旨みをしっかりと合わせ、一口目で驚かせ、最後まで後を引く味わいを残してくれる。セップ茸と黒トリュフソースが味の幅を広げ、九条ネギが引き締めてくれる。
「塩そば」も滋味と個性に溢れた一杯。白トリュフの香りにセップ茸のソースが加わり、ハマグリ出汁が持つ旨みの幅と奥行きが更に広がっている。
現在、土曜日から水曜日がこの「金色不如帰」で営業。木曜日は煮干し出汁の「一汁三煮干 裏不如帰」、金曜日は牛肉出汁の味噌味と鶏肉出汁の中華そばを提供する「金色不如帰 覇」と、一週間で3つのブランドを使い分けている。どのブランドもオススメです!
紹介しているお店はこちら!
店名:金色不如帰
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-47-12
電話番号:03-3373-4508
店舗ツイッター:https://twitter.com/ptwgqjbfwgjw
定休日:木曜(「裏不如帰」として営業)、金曜(「金色不如帰 覇」として営業)
週に2日だけの生姜醤油ラアメンが登場!「角栄@代々木」
代々木駅東口の明治通り沿いに、2014年開店の「角栄」。通常は「Miso noodle spot 角栄」として、白濁した動物系スープに味噌も濃いめに合わせた「濃厚味噌ラーメン」を提供しているが、2015年11月から、水曜日と木曜日に新ブランドの「Ginger noodle spot 角栄」がスタートした。
「濃厚味噌」は新潟市周辺に広がる味噌ラーメンの人気店が持つスタイルに影響を受けているが、新ブランドでは長岡市を中心に広がる「生姜醤油ラーメン」がモチーフ。とはいえ、単なるご当地ラーメンの再現ではなく、メニューでも「ラアメン」と表記している独自のスタイル。
鶏ベースのスープはシャープな口当たりと、じんわりした喉越しを兼ね備えた、流行のスタイル。そこに生姜をしっかり効かせた香味油が加わり、キレのあるスープを楽しめる。もちろんネギの上に乗った「おろし生姜」もスープの味を絶妙に変化させる。細ストレート麺もスープに馴染んだ、全く新しい形の生姜醤油ラーメンを食べてみてほしい。
紹介しているお店はこちら!
- 角栄
- ラーメン JR中央本線(東京-塩尻) 代々木駅 東口 徒歩3分
※このお店のページは現在ご利用いただけません