福岡一のターミナル駅である「JR博多駅」には「博多口」「筑紫口」の2つの出入り口があり、夜の繁華街・中洲や、商業地区・天神へ向かうときは「博多口」から出ていきます。
当然、一歩足を踏み出すとラーメン店は百花繚乱でして、さて、博多口近辺でちょっと（ラーメンを）一杯啜ろうか、となったときどこで食べるべきか迷うことがあるかもしれません。
そんなときのために「行ってよかった」と思える店を3軒、いずれも博多駅から徒歩10分以内を条件にして選んでみました！
１．脂泡を武器に世界へ進出！博多ラーメンの雄「博多一幸舎 博多本店」
福岡から全国、いや、世界へ博多豚骨ラーメンを広める「３つの一」といえば
「一風堂」「一蘭」、そして、ここ「一幸舎」
それぞれの特徴を挙げるとすれば
「一風堂」は「白丸と赤丸」
「一蘭」は「赤い秘伝のたれ」
「一幸舎」は「脂泡」でしょう。
その「一幸舎」は、創業は福岡市中央区大名なのですが、博多駅前に「博多本店」を構えています。
スープ水面に浮かぶ「脂泡」は店によると「脂分と空気が混ざり合ったもの」「旨味・甘み・とろみの証」だそうで、その効果か、骨がたっぷり溶け込んだ味のする豚骨スープは、粗野ではあるが雑ではなく、厚み十分。
平たい麺は短めで、クラシカルな博多豚骨ラーメンの伝統を受け継いでいるように思えます。
実は博多駅構内にも「博多デイトス店」があり、そちらも高品質。両方ともちょくちょく利用しますが、まず外した記憶がありません。香り油や辛味ダレが入らない「プレーンな豚骨ラーメンのチェーン店」としては頭ひとつ抜けた存在でしょう！
２．ラーメン居酒屋はラーメンが美味い方がいいに決まっている「博多麺屋台 た組」
博多駅周辺で、飲んだらそのまま美味い博多ラーメンで〆て帰りたい！
そんな我がままなあなたにはココを薦めます。
「博多麺屋台 た組」
ご飯物、酒類も備えた「ラーメン居酒屋」ですが、同じ博多区に店を構える人気店「ラーメンTAIZO」の姉妹店なので、博多ラーメン単体の品質は折り紙付き。
豚骨スープは「一幸舎よりは薄く、屋台の長浜ラーメンよりは濃い」中濃タイプで、
硬さ指定可能な細ストレート麺は、当然、替え玉可能です。
「ラーメンのみ」でもよし
「ラーメンとご飯」のセットもよし
「飲みとラーメン」でもよし
懐の深い全方位型博多ラーメン店ですね！
紹介しているお店はこちら！
- 博多麺屋台 た組
- ラーメン 福岡市営空港線 博多駅 西13口 徒歩3分
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３．七隈経由博多駅前行きの濃厚家系ラーメン「博多 無邪気」
福岡の街は、なぜか横浜家系ラーメンが根付かない街です。
家系ラーメンの雄「六角家」が進出したこともありましたが、博多に合わせて細麺を導入したにも関わらず結果は同じ。
しかし今、その福岡で存在感を増している稀有な家系ラーメン店があります。それが「博多 無邪気」
本店は福岡市城南区七隈、福岡一のマンモス大学「福岡大学」の近くに店を構えて約3年が経過しており、これは修行先の「武道家」が早稲田大学の近くで若者に受け入れられている点と近いような気がします。
濃厚をウリとする系譜なので「スープには一杯あたり400Gの豚骨を使用」と力強い謳い文句が。
実際は、豚骨臭さは抑えめですがとろとろで、博多ラーメンより一段上の濃度粘度で○。
なお、スープは豚骨100パーセントとのこと。平麺でむっちりした弾性強め短めの麺は家系らしさが出ており、関東から空輸しているかと思いきや福岡の製麺所「トリオ製麺」製のようでこれは意外でした。
※でも博多ラーメンではないので「替え玉」はありません
総じて、観光客がわざわざ行くというよりは、博多駅近辺で働く人に選択肢に入れてほしいラーメン店ですね。
以上3軒、博多駅・博多口のラーメン探しでお役に立てれば幸いです。
