新宿のシネコンに京都発祥のお好み焼き屋さんが現れた
ご当地グルメ研究家の椿です。
実は、今回も地方ではなく都内にいるのだ……
でも東京にいながらにして、地方の味を楽しむことにしよう!
やってきたのは、今年4月に開業した、歌舞伎町の新宿東宝ビルの1階。
そう。
あの有名な怪獣がいる、新宿コマ劇場跡のあそこね。
お邪魔したのは、『京ちゃばな』。
1976(昭和51)年に京都で創業し、現在、京都&大阪で15店舗を展開するお好み焼き屋さんだ。
京都、新大阪、梅田や道頓堀などにもあり、出張や観光で京都や大阪を訪れた人は見かけたことがあるかもしれない。
野菜たっぷりでふんわり軽いお好み焼きを出すということで、女子に抜群の人気を誇る。
まずは生ビールで喉を潤すことにしよう。
サッポロ 黒ラベルの樽生!
お店のロゴ入りのジョッキがキュート♪
ここは、お店の人が焼いたお好み焼きが運ばれてくるスタイルなので、自分でうまく焼けずに悩む必要はないのよ〜。
オーダーしたら、各テーブルの鉄板に置かれるまで、飲みながら待つべし!
とんぺい焼き、んまっ♪
最初はとんぺい焼きをいただいたのだけど、食べてみるとイメージとちょっと違っていた。
なんと西京味噌を使った豚の角煮を卵で包んであるのだ!
西京味噌を使うってのが京都発祥のお店っぽいよね。
甘めの西京味噌とソースの酸味、豚肉の旨味のコラボレーション。
中に角煮が入っているから、食べ応えもあって、これはおつまみにもピッタリ〜!
ネギのシャキシャキ感も心地よい。
看板メニューその1はアボカド黒焼きそば
さて次は、看板メニューその1が登場。
鉄板の上で緑色の汁がじゅうじゅう跳ねている。
これがアボカド黒焼きそばですの。
ざっくり大きくカットされたアボカドが入っているのが特徴で、他にもナス、オクラ、トマト、玉ねぎ、しめじなどの野菜類がたっぷり。
和風出汁とクリーミーなアボカドの向こう側からカラシがふんわりやってくる。
焼きそばの麺が日本蕎麦なのだ。
だから黒焼きそばなのね。
日本蕎麦を使った焼きそばって他のお店でも食べたことがあるが、この味付けは独特。
ハマる人が続出するのも納得できるなぁ。
個人的には、お酒飲みながらだと、もうちょいパンチがあってもいいと思うので、追いカラシというか、黒胡椒なんかをガリガリしたい。
看板メニューのトマトお好みって何だ???
関西で食べたことがある人が口を揃えて「あの衝撃が忘れられなくて……」というほど、ぶっちぎりの大人気メニューがこちら。
トマトお好みです!
※正式名称は「トマトお好み焼き」
鉄板に置かれた生地。
これは豚肉&チーズ入りね。
……どこがトマトやねん!?って思うでしょ。
さ、いくわよ!
じゅわわわわ〜っとな♪
生地の上に、ゴロゴロとカットされた真っ赤なトマト入りのソースがかけられていく。
豚肉もこのソースの中に混ざっている。
刻み大葉も入っていて、ちょっとお好み焼きには見えないよね。
鉄板ではじけるソースの香りが胃を刺激してくれる。
ヨ、ヨダレがぁ……(笑)
さらに!
生地の中から卵がコンニチワ〜。
トマト好きにはもちろんだけど、卵好きにもたまらんですわ。
いただきま〜す!
ぬぉぉ。
やっぱりうまいではないかーーーーー!!
トマトの溢れる旨みと果汁がソースにうまく混ざり合って、お好み焼きとは別の味わいのソースになっている。
これが生地にマッチして美味し〜い。
生地がふわふわして軽い食感なので、ホントにこれ粉もんなのか!?と疑いたくなる。
これならいくらでも食べられそうだ。
農林水産省総合食料局長賞を受賞
お好み焼きって完成された料理だと思ってたけど、こういう新しいカタチもアリだよ!
実はこのトマトお好み、ユニークなアレンジが評価されて、2010年に第18回優良外食産業表彰の商品開発部門で、農林水産省総合食料局長賞を受賞しているのだ。
「野菜を食べるお好み焼き」だけじゃなく、定番のお好み焼きもちゃんとあるので、何人かでワイワイ食べるのをおすすめ!
気になる人は、是非お試しあれ。
トマトソースをかけるときにテンションアゲアゲになるから、心の中で「じゅわわわわ〜」って叫んでみてね♪
紹介しているお店はこちら!
- 京ちゃばな 新宿東宝ビル店
- お好み焼き・創作鉄板 JR 新宿駅 東口 徒歩5分
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