おつかれ麺です。オゴポコです。
今回の記事の舞台は、九州を離れて「群馬県」です。
というのも、実はラーメンマニア界隈では群馬県は東日本随一の豚骨ラーメン王国というのは有名な話なのです(たぶん)。
わたしも過去数回、群馬県遠征したことがあるのですが、群馬は東京の(ラーメン的な)流行にも敏感な土地柄なので、塩や醤油やつけ麺に浮気をしていました。
常々「いつか、本腰を入れて豚骨ラーメン店を集中して周らねば・・・」との思いを持っていたこともあり、えいや!と1泊2日で10軒豚骨ラーメンのみを食してみました!
結果は、期待を裏切らない濃厚豚骨ばかり!自称・濃厚民族なわたしは飽きることも無く充実感にひたったのであります。というわけで、群馬豚骨を一挙10軒ご紹介!
1.だるま大使(高崎市)
北関東豚骨ラーメン界のトップランナー!
豚骨ラーメンは、ノーマル「だるま」と背脂チャッチャ系「パートツー」の2種類。麺は細麺(硬さは5段階指定)と中太麺(硬さは3段階指定)のどちらかを選べます。
2回目の来店だったので「パートツー」を選択。
骨と脂が十二分に溶け込んだ、どっしりしたスープ。背脂の甘さと醤油辛さのコントラスト。店がおすすめする中太麺は、しっかり脂が絡んできます。
1993年に創業し、既に20年以上。この店の濃厚豚骨が、群馬の豚骨の基準になった。そう思えてなりません。
※ちなみに営業は夜のみなので、泊り覚悟でどうぞ!
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2.だるま大使2号店(高崎市)
「だるま大使」を昼から味わいたいなら2号店へ!
夜専門、かつ、最寄駅から徒歩30分の本店に対し、こちら2号店は昼専門、かつ、最寄駅から徒歩30秒。
豚骨ラーメンはノーマルの「だるまラーメン」のみで、腹にたまるもったりした重厚なスープ、これが「だるま大使」の良さ。
麺は本店同様、博多から直送された細麺を使用。見てのとおり、具が豪華な点も「だるま大使」のいいとこです!
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- だるま大使2号店
- ラーメン 両毛線 高崎問屋町駅 徒歩1分
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3.豚骨ラーメン 新井商店(伊勢崎市)
※[編集部追記]こちらのお店は閉店しました。
[重~い豚骨ラーメンは「だるま大使」同様、細麺と中太麺から選択可能!
十分に骨が溶け込んだ「豚骨ラーメン」のスープは、たっぷり量多めで、やや苦め。他にも「塩豚骨ラーメン」「魚粉豚骨ラーメン」とあり、豚骨バリエーションが楽しめそうです。最初から煮玉子半分が入る点は某店と似ていますが、同じ濃厚豚骨でも某店より骨感強め。セブンイレブンの居抜きと思われる外観を目指してお店を探してください!
営業時間:11:30~14:30、17:30~22:00
定休日:火曜
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5.らーめん 博多屋台(館林市)
いま群馬で最もアツい豚骨ラーメンはココ!
ここまで5軒、群馬における「だるま大使」の影響力をご覧頂いたわけですが、こちら「博多屋台」は別格大本山級の店。車でないと行きづらい立地ですが、開店と同時に満席行列が、その人気を物語っています。
メニューは、麺選択(極細麺と細麺)、ラーメンの種類(豚骨、豚骨醤油、醤油)など「だるま大使」そっくりの構成。しかし、基本の「博多ラーメン」は「だるま大使」の豚骨ラーメンを磨き上げたような一杯。骨粉混じりの、それでいてスイスイ飲める、スマートな博多豚骨ラーメン。本場・博多でもこれほどの博多ラーメンは無いのでは?
ついでに、丁寧な接客やスムーズなオペレーションも好印象で、居心地の良さも折り紙つきです!
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6.上州濃厚中華蕎麦 はたお商店(前橋市)
和歌山の井出系豚骨醤油をほうふつとさせるラーメン!
「井出商店」に端を発する和歌山の豚骨醤油ラーメン「井出系」の一派と言えるこちらのお店。豚骨王国・群馬においても異彩を放つ存在です。
福井県の某店出身だそうですが、個人的には、石川県金沢市の「神仙」をやや軽くしたような、濃厚豚骨醤油スタイルに感じられます。スープは粘性や骨感は低めながらも、濃密でうまみがはっきり。かための麺によく絡みます!
なお「井出系」の特徴的サイドメニュー「早寿司(鯖の押し寿司)」は絶品です。注文時に炙りと生のいずれかを選べる凝りよう。10食限定ですが残っていれば必ず注文されたし。
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- はたお商店 下小出本店
- ラーメン 上毛電気鉄道線 中央前橋駅 徒歩8分
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7.九州ラーメン 博多一番(前橋市)
群馬の豚骨ラーメン史はここから始まった。
先に紹介した「だるま大使」よりも古い創業で、群馬豚骨ラーメンの起りはこの店から、というのが定説のようです。
住宅街の中で、周りの家々に溶け込むかのような外観、それでも引きも切らない客足がこの店の歴史と人気を物語っています。「ラーメン」は、タレが強めで少々酸味を感じ、本場福岡の博多ラーメンのような軽さはなく、むしろ重め。麺はゆるく縮れて硬い糸のようで、替え玉可能な点に博多ラーメンっぽさが感じられます。
群馬の豚骨を語るなら、押さえておきたい「群馬豚骨」のパイオニアです。
8.らぁ~めん ぶぃスリー(館林市)
「なんつッ亭」を思わせる黒マー油の熊本ラーメン
何となく「びっくりドンキー」を思い出す店構えと内装のこちら。豚骨は豚骨でも「熊本ラーメン」、それも関東で名を馳せる「なんつッ亭」を思わせる、黒マー油タイプの熊本ラーメンです。
ねっとりした豚骨スープに、マー油(にんにく油)がよく溶け込んでまして、ストレート麺の歯切れがいい。チャーシューも美味しいし、誤解を恐れずに言うと「良いときのなんつッ亭」みたいにキレてます!
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9.熊本ラーメン 麺屋 双喜(前橋市)
スッキリ美味の熊本ラーメン。トッピングは・・・スライスチーズ!?
かつて神奈川県で名を馳せた「大石家」、この店は「熊本ラーメン+スライスチーズ」が名物でしたが、
そのスタイルを受け継ぐ店が、こちら「双喜」です。麺は自家製麺だそうで、舌触りが滑らか。茶色のマー油とサラッサラの塩豚骨の混ざり具合が絶妙です!もちろん、チーズのアクセントも計算済み。群馬県民がうらやましくなるほどの熊本ラーメンですよ!
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10.豚骨らーめん れん(伊勢崎市)
濃厚系博多ラーメン&京都産の麺
こちらのお店は、東京の某博多豚骨ラーメン店出身だそうで、さすがそちらの店に負けず劣らずの舌触りのよいとろ~り豚骨スープが特徴です。いい意味で豚骨の臭さが香ってきて、豚骨スープの力強さを増幅させます!とはいえ脂っこさは低めなのでスマートさも兼ね備えているのも○。
麺は京都の有名製麺所「棣鄂」製。これまで「棣鄂」の細麺は何度か味わっていますが、ポキポキ感がらしさを保っていて、本場・博多に引けをとらないいい麺ですね!
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店名:豚骨らーめん れん
住所:群馬県伊勢崎市連取町3272-6
電話:080-4205-1052
営業時間:11:30~21:30(スープなくなり次第終了)
定休日:月曜
以上、豚骨王国・群馬のラーメン、いかがだったでしょうか?群馬には、まだまだ紹介したい豚骨ラーメン店がありますが、それはまたの機会に!