この秋に旅行などで京都を訪れてみようと計画されている方も多いと思います。京都には日本料理など伝統を重んじた格式の高いお店の他、高感度で個性的なお店が多い印象ですが、実は日本料理だけでなく各国料理においても同じような傾向のお店が多くあります。
旅行で京都を訪れた際、夜はさすがに日本料理ということになるかもしれませんので、今回はランチ利用で是非お勧めしたいインド料理店を3店紹介します。
重厚な大人の街、木屋町で京都最高峰のインド料理ランチを
祇園にもほど近い、花街特有の飲食店などが並ぶ先斗町の西側、高瀬川沿い、木屋町のムガール。当店は1987年創業で、京都を国際会議などで訪れるインド要人等の接待などに利用される、非常に重厚なインテリアやテーブルセッティング、落ち着いた照明など格式の高いインド料理店です。
ディナータイムは格式に合った、それなりの価格ですが、ランチではラッキーなことに非常にリーズナブルに納得のランチセットがいただけます。1,000円(税別)のAセットからシークカバブやチキンティッカのついたDセット1,600円(税別)の4種が基本。カレーはマトン・チキン・野菜・ダール(豆)・サンバル(南インドの野菜カレー)から、また主食はナンまたはライス(インドの高級香り米バスマティライス!)から選択することができます。付け合せのスープはインドの酸辣湯であるトマト・ラッサム。またパパドやタンドリーチキン、シークカバブなど数品目の単品を別途追加することができるので、非常に幅広い組み合わせができるというシステムになっています。(写真はAセット)
また最近はインドの香り高い炊き込みご飯、ビリヤニ(イージーでエコノミーなお店に多い、フライパン上でカレーとライスを炒め合わせただけの簡易的なものではなく、本格的な炊き込みタイプ)がランチセット(1,500円税別)として登場しているので、これも大注目です。
特に贅沢な雰囲気でゆったり食事をしたい方にお勧めします。
紹介しているお店はこちら!
サクサクパロタの個性派ランチセット(ナンはありません)
京都市営地下鉄、鞍馬口駅と北大路駅のちょうど中間ぐらいの堀川通り沿いにあるインド料理店ナヤ・インディアヌール。
一般的にインド料理というと「大きなナーン」を想像するかもしれませんが、こちらのお店ではナンを焼く土窯(タンドール)の設置が無く、南インドのインディアンブレッドである「パロタ」が供されます。パロタは精製した小麦粉に水の他、油などを練りこんで鉄板で焼いたデニッシュ的なもので、サクサクな食感が非常に印象的です。ひと手間かけたサラダやグリルした魚の切り身など、このようなスタイルのランチセットは他のインド料理店では滅多に見ることができません。(写真はAランチ1,080円税込)
なおディナータイムは、シェフ独自のアイデアに富んだ個性的で創作的なインド料理をいただくことができます。
紹介しているお店はこちら!
- NAYA INDIA NOOR
- インド料理 京都市営烏丸線 鞍馬口駅 2番口 徒歩4分
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新進気鋭ながら、もはや京都を代表する人気インド料理店。
前述したムガールなどで修業された後、2012年1月に独立開業された日本人シェフによるインド料理店。いま京都で一番予約(ディナー)のとり難いインド料理店とも言われる人気店です。シェフが美味しいと思ったインドの各地方の料理を供しています。ディナータイムの現地の調理法に則りながらシェフ独自の解釈も加えたアラカルト料理が魅力的ですが、ランチタイムでは、比較的あっさりとして食べやすいながら本格的なインド料理ランチがいただけます。
ランチタイムのメニューは、菜食カレー3種とタンドール(窯)で焼かれたロティ(ナンでは無い!)、ノンオイルのカチュンバルサラダ、ライス(日本米とインディカ米のミックス)がいただけるAランチ900円税込の他、Aランチにマトンカレー、チキンカレー、サンバル(南インドの味噌汁的?な豆と野菜のカレー)から1種加えたBランチ1,100円税込、そして全部盛りのスペシャルランチ1,450円税込 がラインナップされています。さらにオプションとして本日のタンドール料理(肉の焼物)やアチャール(漬物)、カレー追加など、好みでバラエティ豊かなランチセットとすることもできます。スペシャルランチはかなり量が多い(笑)ので、女性であればAランチかBランチをお勧めしたいと思います(参考までに私はいつもBランチをいただいています)。
なおランチタイムは店に入って、まず先にオーダーと支払いをするシステムとなっています。ランチタイムでも開店時間(12:00)前から行列となっていたり、オープンしてすぐに満席になることが多いので要注意です。