マイルドながらメリハリが利いた辛さのスリランカ家庭料理
ここ最近、関西では異常なほど盛りあがりを見せているスリランカカレー。スリランカ料理店やスリランカ料理に影響を受けたカレー店の新規オープンが相次いでいるが、また新たに2016年1月4日、スリランカ人女性シェフによるスリランカ料理店が兵庫県宝塚市にオープンしたという情報を得たのでさっそく訪問してみた。
阪急宝塚線山本駅の北口を降りてバスロータリー側(東側)を線路沿いに少し歩くと左手にスリランカ国旗と赤いテントが目立っている店舗を発見。店の前まで行くとオープン祝いの花やメニューを掲載した看板などが綺麗に飾られていた。
店内に入ってみると全12席というこじんまりとした喫茶店的な印象であった。
席に座らせていただきメニュー表を見てみると、基本的にカレーやおかず数の違いによって3種類あり、セットメニューのAが900円、Bが1,200円、Cが1,500円(限定10食)となっていた。その他、お子様セットやケーキセット、ドリンクメニューなどもあった。
今回は初訪問ということもあり、せっかくなのでCセット(シャンティランカスペシャル)をオーダー。カレーはチキン、ポークなどから選べたのでポークを選択した。
バナナリーフを敷いた丸いお皿の上にイエローライスを中心として各種おかず類が盛りつけられているスリランカの家庭料理ライス&カリーのスタイル。
ココナッツミルクをベースとしたマイルドかつシャープな辛さのポークカレーやパリップ(豆カレー)、ナスのモージュ、アル・テルダーラ、マッルン、ポルサンボル、ビーツの炒め物、カトレット、パパダン、マンゴーチャツネなどをイエローライスに混ぜ込んでいただくと家庭料理らしく油少な目のマイルドな印象であるが辛くすべき料理は辛くするなどメリハリが利いており、とても美味しくいただけた。
またカレーはスリランカの工房へ特別にオーダーして作ってもらったという素焼きの食器で供されるなどビジュアルも美しく、楽しむことができた。
セットのデザートはキリテー(スリランカのミルクティー)と手作りスイーツ(この日はマンゴーソースがけババロア)。スイーツについてもスリランカスイーツであるワタラッパンなどが日替わりで供されるようである。
なおお客さんに料理や店の感想を聞いたりして、さらに良い料理を提供していこうという姿勢が見えたので、今後に期待していいのではないだろうか。
なお営業時間は11:00~15:00。ランチタイムは14:00までの昼営業のみなので訪問する際は要注意。
営業時間:11:00~15:00(ランチは14:00まで)
定休日:水曜日・第3土曜日・第3日曜日
店に駐車場は無いので要注意(山本駅北側にコインパーキングが数台分ある)