人気店へのきっかけはスパイシーなラム肉のキーマカレー。
2013年11月にオープンして以来、メディアにも取り上げられたり、SNSでも話題になったりで半年くらいで福岡でも有名な人気カレー店になった「オカノカリー」。
その人気のきっかけとなったのは“スパイシーラム肉のキーマカレー”だった。
僕も最初にこれを食べた時のショックと驚きは今でも忘れない。食べ出して嬉しくてニヤニヤと笑いが止まらなかった。
注文が入ってから一皿一皿、生から炒め始めるぶつ切りミンチのラム肉。肉肉しい脂感と香りはファンにはたまらん味。
それでいて絶妙なスパイス使いでラム肉の臭みは上手にコントロールされていて、ラム肉が苦手の人でも是非挑戦して欲しいカレーに仕上がっている。
季節に応じて、ゴーヤ、タケノコ、ひよこ豆などを取りこんだメニューも人気。
人気の自家製メンチカツがこれまた必食の逸品。
ずべて大きめにブツ切りされたミンチとキャベツとレンコンで作られているメンチカツ。
この大きめのブツ切りというのがポイントなんだが、なんとも言えぬ歯ごたえなのだ。野菜と肉の甘さを残すことなく味わえる。
僕の場合、毎回これは必食なので、カレーの上に絶対載って出てくることになる。
このメンチカツだけでも客をこの店にリピートさせる商品力がある。
刺激的なスパイスカレーから老若男女が楽しめるカレーまで。
スパイシーラム肉のキーマカレー以外にも、野菜がたくさん載った正統派のスパイシーチキンカレーも看板メニューの一つ。
しかし、「オカノカリー」のメニューレパートリーはそれにとどまらない。
欧風カレー、焼きカレー、ハヤシライス、焼きハヤシ、キッズプレートがある。もちろんそれに具材やトッピングの組み合わせによりメニュー数はもっと広がる。さらに人気のデザートの黒蜜きな粉プリンもお勧め。
すべての調理を一人でこなす岡野店主。
そして最大の驚きは、これらのすべてのメニューを店主の岡野さんが一人で仕込んでることだ。フロアを切り盛りするスタッフはいるものの、もちろん調理も岡野店主一人で切り盛りしてる。
「ピーク時にはそこそこお待たせしてますが、ありがたいことに良いお客様ばかりで、待っていただけるんです。」と岡野さん。
その現実だけでも、岡野さんがいかにちゃんとしたものを丁寧に真面目に一生懸命作っているかがわかる。
そしてそれを味わいたいファンがたくさん増えているということだろう。
福岡市内からはちょっと離れた城南区松山にある「オカノカリー」。
頻繁には行けないけど、月に2~3回は行きたくなる。
福岡もちょっとしたカレー店ブームだが、おじいちゃん、おばあちゃんからお子様まで、そして、スパイスカレー好きを自称するマニアックはカレーファンまでを楽しませてくれるカレー店はなかなか少ないと思う。
「オカノカリー」はそういう少ないお店のなかでもずば抜けて通いたくなるお店の一つだ。
まだの方はお試しあれ。