老舗から新規オープンまで、多くの飲食店が軒を連ねる横浜中華街。
「客引きが呼び込む声に釣られて入ってみたけど何かイマイチ……」
「近所の中華屋の方が安くて美味しいような……」
「せっかくなので横浜中華街でしか食べられない料理を食べてみたい」
そんな経験をした方、いらっしゃいませんか?
そこで今回は横浜中華街ならではの美味しい焼きそばが食べられるお店をまとめてみました。味だけではなく価格も大事、コスパ面も気にしつつ厳選した11店です。中華街を訪れる際は参考にしてみてください。
1.梅蘭新館 - 横浜中華街名物、両面焼きの梅蘭焼きそば
まず紹介したいのは各種メディアでも取り上げられることの多い梅蘭焼きそば。メシコレでも以前一度紹介したことがありますが、やはり外せません。麺の間に具を挟み、両面を焼いてある独特な焼きそばです。
全国各地に系列店が展開していますが発祥の店は中華街の梅蘭新館。中山路と香港路を結ぶ路地にある小さな店舗ですが、焼きそば好きの方はぜひ一度訪れてみてください。
紹介しているお店はこちら!
- 中華街 梅蘭 新館
- 名物 梅蘭焼きそば みなとみらい線 元町・中華街駅 1番出口山下公園口 徒歩5分
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2.萬来亭 - 戦前から続く製麺所、太麺が自慢の上海焼きそば
続いては市場通りの南の外れ、太平道との十字路にある萬来亭。こちらも以前紹介しましたが、うどん並みに太い麺と中国のたまり醤油(老抽)を絡めた上海焼きそばが人気です。
もともと製麺所だったので麺の美味しさは折り紙つき。豚肉と青菜というシンプルな具で、老抽独特のコクと太麺の相性が際立っています。日本ではめったに食べられない本場の味を堪能してください。
3.四五六菜館 - 野菜と魚介をふんだんに使った細麺タイプの上海焼きそば
昭和36年創業の上海料理店。こちらの上海焼きそばは細麺を使ったタイプです。
たっぷりの野菜と魚介を使っていて、味付けは醤油とオイスターソースがベース。旨味が麺に滲みていてボリュームも十分。とても満足度の高い焼きそばでした。
市場通りの本館は、間口は狭いのですが店内は意外に広くなってます。そうそう、店内の壁に飾られているモザイク画は一見の価値ありですよ。
4.龍華楼 本館 - 本場の味を裏路地でいただく、香港風醤油焼きそば
香港・広州を始めとする広東地方ではとてもポピュラーな香港風醤油焼きそば。横浜中華街の広東料理店・龍華楼本館では、かなりリーズナブルな価格で提供されています。
極細の蒸し麺と細切りチャーシュー・ニラ・モヤシを炒めて中華醤油で味付けしたシンプルな焼きそば。このジャンクな味わいが癖になるんですよね。運がよければ日替わりランチでお得なセットもありますよ。
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- 横浜中華街 龍華楼
- TV雑誌で有名信頼の店 JR 石川町駅 北口 徒歩5分
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5.景徳鎮 本店 - たっぷりのラー油で炒めた刺激的な味わいの四川焼きそば
横浜中華街を代表する四川料理店のひとつ、景徳鎮。こちらの四川焼きそばは大量のラー油で炒めた焼きそばです。食べているうちにじんわり効いてくる絶妙な辛さでインパクト満点! 刺激が心地よく、あとを引く美味しさです。
有名店だけあって具材の処理から接客まで仕事が丁寧なのも期待以上でした。たまには麻婆豆腐以外の四川料理を……という方にオススメです。
6.福龍酒家 - 魚介の旨味を生かした塩味が人気、媽祖廟前の福建焼きそば
朱雀門から入った南門シルクロード沿い、媽祖廟の近くにある福建料理店・福龍酒家。こちらのメニューで一番人気なのが福建焼きそばです。
味付けは塩ベースでシンプルなんですが、豚肉やエビ・イカ・野菜など具沢山で、海鮮類の旨味が全体に行き渡った奥深い味わいなのです。水餃子とのお得なセットもありますよ。
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7.杜記 - 刀削麺が焼きそばに!? 超個性派の牛肉焼き麺
市場通りと香港通りを結ぶ台南小路にある刀削麺が名物の店、杜記。麺生地を肩に乗せた職人さんが独特の刃物で注文が入るたびに麺を削り出す一連の動作は、もはや一種のパフォーマンスです。
そしてその刀削麺を使った焼きそばもあり。写真の牛肉炒面(牛肉焼き麺)は角切りの牛肉や各種香辛料を使っていて、具も味付けも刀削麺の個性に負けない絶妙なバランスの一皿でした。
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8.東北人家 - 貴重な東北料理店の人気メニュー、東北人家焼きそば
横浜中華街ではとても珍しい東北料理の専門店、東北人家。中華街のはずれに近い、西門通りと福建路の交差点の角にあるお店です。
こちらの名物の一つが店名を冠した東北人家焼きそば。極太麺でつゆだく、醤油ベースで甘塩っぱくニンニクがガツンと利いた個性的な焼きそばで、価格も手頃なのが嬉しいですね。
ランチタイムは同価格でデザートが付いてお得ですよ。
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9.秀味園 - 焼きそばとは一味違うあっさり風味、台湾風焼ビーフン
広い中国では小麦よりも米食が盛んな地域があります。それらの地域では焼きそば(炒麺)以上に焼ビーフン(炒米粉)が好まれていて、横浜中華街の各料理店にもその傾向が反映されています。
関帝廟通りにある台湾家庭料理店、秀味園もそのひとつ。1番人気はワンコインで食べられる魯肉飯(ルーローハン)。そして2番人気は焼ビーフンだそうです。
米を原料にした極細のビーフンを、薄っすら醤油風味で炒めた台湾風焼ビーフン。ボリュームはやや軽めなので、魯肉飯と一緒に注文して食べ比べてみてはいかがでしょう。
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10.福満園 本店 - 異次元の食感! 超極細の福建焼きビーフン
横浜中華街の北西の外れ、玄武門から伸びる北門通り沿いにある福満園本店は、四川と福建の料理を提供しています。こちらで食べていただきたいのが福建焼きビーフン(福建炒米粉)。
一般的なビーフンや素麺よりずっと細い超極細のビーフンを使っていて、たとえるなら毛蟹の身をほぐしたような食感です。有頭のエビや貝類など具も豪華。一口一口に幸せを感じる逸品なのです。
普通の焼きビーフン(炒米粉)ではなく福建焼きビーフン(福建炒米粉)ですのでご注意を! ランチメニューには載ってないのでグランドメニューをお願いしてみてください。
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11.楽園 - 「中国ヤキキシメン」とは…? 広州名物・炒河粉
平たくて幅広いライスヌードル「河粉(ホーフェン)」を炒めた「炒河粉」。香港や広州などを中心に食べられている麺料理なのですが、日本ではなかなか見かけません。横浜中華街にある楽園は、それを食べられる貴重な店の一つです。
幅は1センチ弱で薄く柔らかい「河粉」は「きしめん」に似ていて、メニューでも「中国ヤキキシメン」という日本語訳が記載されています。塩と醤油のあっさりした味わいで、麺の形状も含めた独特の食味が楽しい一皿です。貴重な本場の味、焼きそば好きは要チェックですよ!
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- 楽園
- 中華料理 みなとみらい線元町・中華街駅 徒歩5分
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